■2012年2月号

今月の潮流
News
News2
今月のできごと


今号の目次へ戻る
ジャーナル目次へ戻る












































バイオジャーナル

できごと(1月11日〜2月10日)報道媒体発表時



16日 ・米ハーバード大学などの研究チーム、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、効率よく脂肪細胞に変える技術を開発。
18日 ・東京都医学総合研究所など、鎮痛薬の効きやすさに関係する遺伝子の違いを特定し、個々の患者に合った投薬量予測が可能になったと発表。これを受け、東京歯科大学水道橋病院で「テーラーメード疼痛治療」を実施する。
20日 ・東京大と京都大のチーム、iPS細胞から血小板と呼ばれる血液成分を作り、止血剤として使う臨床試験を米国で計画。2015年に米当局への申請を目指す。
・文科省、遺伝子組み換えマウスの管理が不十分だとして、独立行政法人国立病院機構東京医療センターに対し厳重注意。同センターの研究棟で昨年12月28日、遺伝子組み換えマウス1匹が飼育室から逃げ出し、今月7日に捕獲装置で捕らえられた。
23日 ・中国南部貴州省で、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染した39歳の男性が死亡。2003年以降、H5N1型ウイルスに573人が感染、336人が死亡。
24日 ・京都大の研究グループ、筋肉などが骨になる希少難病の少年から皮膚細胞の提供を受け、iPS細胞をつくり、骨に変化させた。
25日 ・文科省の生命倫理・安全部会専門委員会、米国の研究チームがヒトの卵子を使いクローン技術によって作製した新型の万能細胞について、当面は国内で作製しないことで合意。
・アドバンスト・セル・テクノロジー社と米カリフォルニア大の研究チーム、ヒト胚性幹細胞(ES細胞)を使った、目の網膜を治療する臨床試験で、視力の改善効果があったと発表。
・京都大iPS細胞研究所のグループ、ヒトのiPS細胞から作った神経細胞をパーキンソン病のサルの脳に移植したところ、細胞は半年後も生き残り、神経が機能した。
26日 ・理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの研究グループ、体細胞クローンマウスの成功率が2〜3%と低いのは、核移植直後に細胞分裂異常が起きるためであることを突き止めた。
・米欧の研究チーム、アルツハイマー病の患者の細胞からiPS細胞をつくり、神経細胞に変え、病気の特徴を確認した。
29日 ・茨城県取手市の病院でインフルエンザ集団感染、2人が死亡。
4日 ・京都大のグループ、iPS細胞のがん化を防ぐ方法を見つけた。
7日 ・岐阜県各務原市の介護老人保健施設で、入所者や職員計29人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、このうち女性入所者計3人が死亡。死亡した2人を含む6人からノロウイルスを検出。
8日 ・沖縄科学技術大学院大や真珠養殖大手ミキモト、東京大などの研究チーム、国産アコヤガイの全遺伝情報(ゲノム)を解読。
10日 ・京都大再生医科学研究所のグループ、遺伝病のマウスから作製したiPS細胞から、遺伝異常が自然に修復された細胞だけを選別し、正常なマウスを誕生させた。
・滋賀県多賀町の特別養護老人ホームで、入所者ら5人のノロウイルス感染を確認、1人死亡。