■2012年6月号

今月の潮流
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今月のできごと


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バイオジャーナル

できごと(4月10日〜5月10日)報道媒体発表時



10日 ・ブラジルのポルトアレグレ地区第15民事法廷は4日、モンサント社によるGM大豆のライセンス料(使用料)の徴取を違法として、即刻停止を命じた。さらに本格的に(非合法下に)耕作が始まった2003年からのライセンス料の返却も命じた。
12日 ・理化学研究所、ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した網膜の細胞を使う臨床研究を9月にも厚労省に申請する。iPS細胞による世界初の治療となる見通し。
14日 ・英科学誌ネイチャー、アルツハイマー病や自閉症の症状が改善するという未承認の幹細胞治療に対し「治療効果が期待できないだけでなく、深刻な副作用の恐れもある」と注意を呼びかけた。中国政府は09年に幹細胞治療の事前審査を義務付け、今年に入って実施機関の登録を求めるなど規制を強化したが、未承認の治療は水面下で広がったまま。

・米国の研究用機器メーカー・ライフテクノロジーズ、ヒトゲノム(ヒトの全遺伝情報)の解読を1000ドル(約8万円)でできる装置を10月に発売すると発表。
18日 ・国立成育医療研究センター、高アンモニア血症の新生児の肝臓へ、胚性幹細胞(ES細胞)から作った正常な肝臓細胞を移植する臨床研究を計画。数年後の実施を目指す。
19日 ・米スタンフォード大、iPS細胞を使い、原因不明の難病「拡張型心筋症」の患者の皮膚から心筋細胞を作製。

・アルゼンチンでGM大豆への農薬散布を止めた母親たちの運動のリーダーのSofia Gatica、ゴールドマン環境賞受賞。
25日 ・米国農務省、カリフォルニア州で乳牛1頭のBSE(牛海綿状脳症)感染確認を発表。米国内でのBSE感染牛の発見は4例目、典型的なBSEとは異なる非定型BSEの陽性という。
27日 ・中国の上海生命科学研究院、クローン技術を応用して染色体が通常の2組ではなく1組しかないES細胞を作り、遺伝子操作しやすい「セミクローンマウス」を生み出した。

・文科省、遺伝子組み換え生物の管理が不十分だったとして、協和発酵キリンのバイオ生産技術研究所に対して厳重注意した。同研究所では、2009年から12年にかけて遺伝子組み換え体バキュロウイルス由来の試薬を用いた実験で、使用器具を不活化処理せず廃棄していた。
30日 ・理化学研究所や東京医科歯科大などの日米欧研究チーム、「心房細動」の発症に関連する遺伝子を新たに6個特定。関連遺伝子は過去に判明した3個と合わせ計9個となった。
5月3日 ・東京大医科学研究所、高病原性鳥インフルエンザウイルスは、1つの遺伝子が4カ所変異するだけで哺乳類の間で空気感染するようになることがわかったと発表。1カ所だけ変異したウイルスは日本国内でも見つかっている。
5日 ・大阪大歯学部付属病院、重い歯周病で失われた歯茎などを、患者自らの皮下脂肪から抽出した幹細胞を移植して再生する世界初の臨床研究を始める。
9日 ・京都大の物質―細胞統合システム拠点長中辻憲夫らのグループ、ES細胞を培養し、全身の筋力が衰える難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の症状を再現。

・サントリーと新潟県農業総合研究所、遺伝子組み換え技術を使い「青いユリ」を開発。

・千葉大、遺伝子組み換え技術を使い「青いダリア」を開発。