■2007年5月号

今月の潮流
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今月のできごと


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バイオジャーナル

できごと(3月11日〜4月10日)報道媒体発表時



 
3月19日・京大グループ、大腸がん転移に骨髄が関与し、それを促進する2種のタンパク質を確認。
・理研、ヌタウナギを水槽内で産卵させ、卵を胚まで成長させて遺伝子を解析することに世界で初めて成功。
21日・厚労相、10歳以上の未成年へのタミフル処方中止の「緊急安全情報」を出し、中外製薬に配布を指示。
22日・京大グループ、免疫細胞が自分の細胞を攻撃するのを抑えるリンパ球「制御性T細胞」の働きの鍵となるタンパク質を発見。
24日・東京地裁、薬害C型肝炎訴訟で初めて第9因子製造会社(三菱ウエルファーマ(旧ミドリ十字)と日本製薬)に賠償責任を認める。
26日・ライオン生物科学研究所、男性の「抜け毛」を加速させるタンパク質を発見と発表。
・ソウル大学、チョウセンオオカミのクローン2頭誕生に成功。オオカミのクローン誕生は世界初。
・1つの卵子に2つの精子が受精して生まれたとみられる「準一卵性双生児」の存在を米英の研究者が確認。世界で初の報告。
29日・インフルエンザ治療薬「タミフル」の服用と「異常行動」の因果関係を巡る問題で、厚生労働省事務次官が死亡例以外を調査しなかったことを初めて認める。
31日・農水省、国際獣疫事務局(OIE)より法定伝染病豚コレラ清浄国に認められることを明らかに。
4月1日・中国福建省福州市でDNA鑑定数が昨年1000件超。1996年からの累計で約4000件の親子鑑定実績。3割以上が他人の子。
・米国で新たにGM米の混入発覚。混入は未承認のLLライス604。
2日・米ハーバード大他国際研究チーム、AとB、AB型の赤血球をO型の赤血球に変える酵素を開発。
・京都大、ヘリコバクター・ピロリ菌が胃がんを発症させる仕組みを、人やマウスの細胞実験などで明らかに。
4日・東大医科研ら、インフルエンザ治療薬の「タミフル」が効きにくいB型インフルエンザウイルスが発見され、うち一部は人から人へ感染したとみられる。耐性ウイルスの人から人への感染が確認されたのは初めて。
・農業生物資源研、花粉症緩和米の動物実験で安全性を確認と正式発表。
・厚労省、2007年3月20日までの6年間に、タミフルの「異常行動」128人、うち8人死亡、1465件の副作用報告。
5日・農水省、厚労省の判断を受け、花粉症緩和米の食品用育種を断念、医薬品として開発する方針。
7日・環境省と熊本県、熊本県内で1月に死んだ野生のクマタカから、鳥インフルエンザウイルスH5N1型が検出されたため、10キロ圏内の野鳥調査を実施したが、すべて陰性。
8日・インドネシア、鳥インフルエンザ感染死者74人に。ベトナムを上回り世界最多に。
9日・ソウル大学のクローンオオカミ、論文データ捏造の疑い、ソウル大調査開始。