■2008年7月号

今月の潮流
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バイオジャーナル

今月の潮流●異常が多い体細胞クローン牛・豚・山羊


 現在、食品安全委員会新開発商品専門調査会作業部会で、体細胞クローン家畜食品についての安全性に関する議論が進められている。6月4日、農水省は今年3月末現在の「家畜クローン研究の現状」を発表した。それによると、体細胞クローン牛は、これまで551頭が誕生したものの、現在、研究機関で育成・試験中は86頭とわずかで、死産、生後直後の死亡、病死等で過半数の303頭を占めている。相変わらず異常の多さが目立つ。
 クローン豚と山羊についても、別途、リスク・コミュニケーションの会合で提出された資料の中に、昨年9月末現在の詳細が報告され、牛よりも惨澹たる状況にあることが判明した。原因に関して、この報告では、まったく触れられていない。


表1 家畜クローン研究の現状(体細胞クローン)
(農水省)
体細胞クローン牛出生頭数 551
死産 78
生後直後の死亡 91
病死等 134
事故死 8
廃用 11
試験屠殺 143
研究機関で育成・試験中 86
受胎中の体細胞クローン 16
(単位:頭、2008年3月末現在)


体細胞クローン豚出生頭数 256
死産 88
病死等 59
事故死 10
試験屠殺 47
研究機関で育成・試験中 52
(単位:頭、2007年9月末現在)


体細胞クローン山羊出生頭数 9
死産 4
病死等 3
研究機関で育成・試験中 2
(単位:頭、2007年9月末現在)