■2008年8月号

今月の潮流
News
News2
今月のできごと


今号の目次へ戻る
ジャーナル目次へ戻る

























バイオジャーナル

今月の潮流●米国でのGM作物作付け面積、微増にとどまる


 6月30日、米国農務省は今年のGM作物栽培予測を発表した。それによると、GM作物の作付け面積は全体で約6000万ha(2007年は5770万ha)で前年よりわずかながら増加した。GMトウモロコシの割合は、全トウモロコシの80% (2007年は73%)を占めた。その半分が、除草剤耐性と殺虫性の性質を合わせ持った品種になったとしている。作付け面積は、2770万ha(2007年は2740万ha)でほとんど増加していない。
 GM大豆の割合は、全大豆の92 %(2007年は91%)を占めた。作付け面積は、2770万ha(2007年は2360万ha)で少し増加した。GM綿は、全綿の86%(2007年は87%)を占めた。作付け面積は、320万ha(2007年は390万ha)で減少した。
 2007年はバイオ燃料ブームに乗って、トウモロコシの価格が高騰し、GMトウモロコシの作付けが広がり、連作障害が広がった。今年は、再び大豆の栽培が盛り返している。 〔USDA 2008/6/30〕