■2009年1月号

今月の潮流
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今月のできごと


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バイオジャーナル

できごと(11月11日〜12月10日)報道媒体発表時



11月12日・インドネシアの鳥インフルエンザ感染死者113人に。世界の犠牲者245人の約半分。
14日 ・理化学研究所の研究チーム、イエシロアリの腸内に共生する細菌の全遺伝情報(ゲノム)の解読に成功。
17日 ・東北大大学院研究科のグループ、がん抑制遺伝子に結び付き、がん化を防ぐ働きを阻害する特定のタンパク質を発見。
  ・アレルギー性ぜんそくなどの原因となる体内物質を作る細胞を、理化学研究所がマウス実験で突き止めた。
18日 ・近畿大生物理工学部の研究グループ、特別天然記念物アマミノクロウサギのクローン胚作製に成功。
・政府の健康研究推進会議、iPS細胞の応用研究など24件を「先端医療開発特区」に選定。
・科学技術振興機構とカリフォルニア再生医療機構、iPS細胞を中心とする幹細胞研究に関する共同研究や研究者の交流を進める協力覚書に署名。
19日 ・あらゆる細胞に分化できるヒトES細胞を使う研究について、国の総合科学技術会議生命倫理専門調査会は、指針を見直して手続きを簡素化してもいいとの結論をまとめた。
20日 ・アメリカとロシアの研究グループ、マンモスの毛から採取したDNAの解析により、マンモスのゲノム配列8割を解読。
・東海大グループ、くも膜下出血の主原因である脳動脈瘤の原因遺伝子3種類を突き止めた。
・厚労省発表、国内のHIV感染者が累計で1万人を超え、7〜9月の新規感染者、四半期ベースで過去最多。
23日 ・スペインなどの医療チーム、死んだ人から提供を受けた気管支に患者自身の幹細胞を植えて移植し、拒絶反応なしの治療に成功。
・昨年ウガンダで流行し37人が死亡したエボラ出血熱は、新種のエボラウイルスが原因であることが、米疾病対策センターのDNA解析によって判明。
25日 ・産業技術総合研究所などの研究チーム、人の遺伝子からタンパク質を簡単に効率よく作れる技術を開発。
26日 ・諏訪マタニティークリニックの根津八紘院長と患者、着床前診断に関する日本産科婦人科学会の指針の無効確認などを求めた訴訟で、最高裁での敗訴が確定。
28日 ・文科省の作業部会、あらゆる細胞になるヒトES細胞やiPS細胞から精子や卵子などの生殖細胞作製を容認することで合意。
作成した生殖細胞から受精卵を作ることは引き続き禁止。
12月1日 ・京大の研究チーム、欠損すると筋ジストロフィーの原因になると考えられるタンパク質を発見。
4日 ・北京大学などの中国チーム、サルの皮膚からのiPS細胞作製に世界で初めて成功。チームは、アカゲザルの耳から皮膚細胞を取り、京大が開発したのと同じ四つの遺伝子を導入してiPS細胞を作った。
6日 ・バイオベンチャー「アクトジェン」、がんなどの薬になるタンパク質を、遺伝子組み換えカイコから取り出す事業を開始。
9日 ・東大や独フライブルク大などの研究チーム、心臓や肝臓の位置が左右逆転したり、気管支炎を起こしたりする遺伝疾患「カルタゲナー症候群」の原因遺伝子を、突然変異のメダカから発見。