■2009年7月号

今月の潮流
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今月のできごと


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バイオジャーナル

できごと(5月11日〜6月10日)報道媒体発表時



5月12日・手足が震えたりするパーキンソン病の発症にかかわる新たな遺伝子を、東大と神戸大の研究チームが特定した。
15日 ・世界保健機関(WHO)は、国連食糧農業機関(FAO)や国際獣疫事務局(OIE)と協力して専門家による検討を行った結果、新型インフルエンザは「自然に発生したウイルス」との結論に至る。
16日 ・新型インフルエンザ、神戸で国内感染確認。
18日 ・iPS細胞(人工多能性幹細胞)の実用化に向け、経済産業省所管の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、東京医科歯科大学や武田薬品工業などと新組織を結成。産学官連携により、5年以内の産業応用を目指す。
27日 ・内閣府食品安全委員会、クローン食品への意見募集に、8割が「気持ち悪い」など批判的意見だったことを明らかに。安全性評価について再審議を行うことを検討。
28日 ・慶応大と実験動物中央研究所などの研究チーム、サルの一種コモンマーモセットに緑色蛍光タンパク質(GFP)の遺伝子を導入し、個体内で働かせることに成功。
29日 ・慶応大研究グループ、パーキンソン病患者の細胞からiPS細胞を作り、神経細胞への分化に成功。
30日 ・米韓の研究チーム、ヒトの細胞にタンパク質を導入するだけでiPS細胞を作製。作製効率は遺伝子導入にウイルスを使う方法より10分の1も低い。
6月3日 ・ロシアの研究チーム、マウスのゲノムに人間の遺伝子を挿入し、人間の母乳に含まれるタンパク質「ラクトフェリン」を生成。
4日 ・WHO、新型インフルエンザの感染状況が最高度の「フェーズ6」に接近しているとの見方を示す。2日現在、64カ国1万8965人が感染、117人が死亡。
・中国上海の生物学研究所の研究チーム、iPS細胞を豚の耳や骨髄の細胞から作製。
・無期懲役が確定した「足利事件」で、DNA型が一致しないとする再鑑定結果を受けて東京高検は受刑者の釈放を発表し、午後釈放。
6日 ・京都大学再生医科学研究所チーム、ラットのおなかの脂肪から取り出した幹細胞を脳の中に入れて神経細胞を作製。
10日 ・新型インフルエンザ国内感染者は10日午前0時現在、累計で18都府県475人。成田空港の検疫で見つかった8人を含めると483人。