Bob is a | kind | man | . |
S V 冠 | 形容詞-- | ->C(名詞) | |
ボブは です | 親切な | 男(人) | |
ボブは親切な男(人)です。 |
A | beautiful | lady | came to see you | . |
冠詞 | 形容詞--- | -->S(名詞) | V 副詞句 | |
1人の | 美しい | 女の人が | 来た あなたに会うために | |
美しい女の人が、あなたに会いに来たわ。 |
英語では、【形容詞】は、修飾したい名詞の直前に置かれます。これが基本です。そのとき、〔名詞〕の前に置かれている〔冠詞〕〔所有格〕〔指示形容詞〕は〔形容詞〕の前に飛ばされるんです。
〔名詞〕は、SやO・Cになるし、〔前置詞〕と組み合わせても使われるので、文中のあらゆるところに登場する可能性があるんです。その〔名詞〕の前に〔形容詞〕が置かれていても、何の不思議もないわけです。〔形容詞〕の文中への登場の可能性は、かなり高いんです。
日本語の文法では、「・・・い」と言い切りの形が「い」で終わるものが〔形容詞〕だと習ったかもしれませんが、英語の場合、「〔名詞〕を修飾しているものは〔形容詞〕である」と思ってもらっていいんです。日本語の〔連体〕〔名詞+助詞〕にあたる英単語でも、1語ならば〔形容詞〕です。
1つの〔名詞〕に〔形容詞〕が2つ以上ついてくることもあります。
these | two | small | brown | eggs | . |
形容詞 | 形容詞 | 形容詞 | 形容詞 | 名詞 | |
└―――┴――┴―――┴――↑ | |||||
これらの2つの小さな茶色の卵 |
上の表は完成した英文ではありません。2つ以上の〔形容詞〕が1つの〔名詞〕を修飾している部分です。この部分をSとしても使えますし、Oとしても使えます。〔形容詞〕を並べる順も、ある程度決まっているのですが、ここでは触れないことにします。
I don't believe | such | a | story | . |
S 副+助動 V | 形容詞 | 冠詞 | 名詞 | |
私は 信じません | そんな | 1つの | 話を | |
私はそんな話は信じません。 |
〔形容詞〕は修飾したい〔名詞〕の直前に置かれます。そのとき、〔名詞〕の前に置かれている〔冠詞〕〔所有格〕〔指示形容詞〕は〔形容詞〕の前に飛ばされます。
この基本を無視してくる〔形容詞〕があります。
本来ならば、“a such story”の語順になっていないとおかしいはずです。でも、such は〔冠詞〕の前から〔名詞〕を説明しています。語の並べかえ問題なんかで、よく狙われます。
Is there | anything | interesting | ? |
V 副詞 | S(代名詞)<- | ------形容詞 | |
ありますか | 何かのこと | おもしろい | |
何かおもしろいことはありますか。 |
nothing, something, anything, everything など、…thing の〔代名詞〕を修飾する場合、〔形容詞〕は後ろに置かれます。これも原則を無視していますね。
anything の any は〔形容詞〕で、thing が〔名詞〕。本来は any と thing が離れていたんでしょう。それがいつの間にかくっついて出来上がった語なんでしょう。ですから、interesting という〔形容詞〕を使いたいときは、any interesting thing という語順になったはずです。しかし、現在では any と thing は2語の別の単語ではなく、anything という1語になっています。interesting を割り込ませることができなくなってしまいました。仕方がないので、後ろに置いたというのが私の想像です。「ならば、interesting any thing と置けばいいじゃない」と思うかもしれませんが、先ほどちょっと触れたように、形容詞同士にも優先順位があって、any と interesting では、any の方が先に行きたがるんです。
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