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[1]英文の形容詞(限定用法)


Bob is akindman.
 S   V 冠形容詞--->C(名詞)
ボブは です親切な男(人)
ボブは親切な男(人)です。

Abeautifulladycame to see you.
冠詞形容詞----->S(名詞) V    副詞句
1人の美しい女の人が来た あなたに会うために
美しい女の人が、あなたに会いに来たわ。

英語では、【形容詞】は、修飾したい名詞の直前に置かれます。これが基本です。そのとき、〔名詞〕の前に置かれている〔冠詞〕〔所有格〕〔指示形容詞〕は〔形容詞〕の前に飛ばされるんです。

〔名詞〕は、SやO・Cになるし、〔前置詞〕と組み合わせても使われるので、文中のあらゆるところに登場する可能性があるんです。その〔名詞〕の前に〔形容詞〕が置かれていても、何の不思議もないわけです。〔形容詞〕の文中への登場の可能性は、かなり高いんです。

日本語の文法では、「・・・い」と言い切りの形が「い」で終わるものが〔形容詞〕だと習ったかもしれませんが、英語の場合、「〔名詞〕を修飾しているものは〔形容詞〕である」と思ってもらっていいんです。日本語の〔連体〕〔名詞+助詞〕にあたる英単語でも、1語ならば〔形容詞〕です。

1つの〔名詞〕に〔形容詞〕が2つ以上ついてくることもあります。

thesetwosmallbrowneggs.
形容詞形容詞形容詞形容詞名詞
  └―――┴――┴―――┴――↑
これらの2つの小さな茶色の卵

上の表は完成した英文ではありません。2つ以上の〔形容詞〕が1つの〔名詞〕を修飾している部分です。この部分をSとしても使えますし、Oとしても使えます。〔形容詞〕を並べる順も、ある程度決まっているのですが、ここでは触れないことにします。



I   don't believesuchastory.
S 副+助動  V形容詞冠詞名詞
私は 信じませんそんな1つの 話を
私はそんな話は信じません。

〔形容詞〕は修飾したい〔名詞〕の直前に置かれます。そのとき、〔名詞〕の前に置かれている〔冠詞〕〔所有格〕〔指示形容詞〕は〔形容詞〕の前に飛ばされます。
  この基本を無視してくる〔形容詞〕があります。
  本来ならば、“a such story”の語順になっていないとおかしいはずです。でも、such は〔冠詞〕の前から〔名詞〕を説明しています。語の並べかえ問題なんかで、よく狙われます。

Is thereanythinginteresting?
V  副詞S(代名詞)<-------形容詞
ありますか何かのことおもしろい
何かおもしろいことはありますか。

nothing, something, anything, everything など、…thing の〔代名詞〕を修飾する場合、〔形容詞〕は後ろに置かれます。これも原則を無視していますね。
  anything の any は〔形容詞〕で、thing が〔名詞〕。本来は any と thing が離れていたんでしょう。それがいつの間にかくっついて出来上がった語なんでしょう。ですから、interesting という〔形容詞〕を使いたいときは、any interesting thing という語順になったはずです。しかし、現在では any と thing は2語の別の単語ではなく、anything という1語になっています。interesting を割り込ませることができなくなってしまいました。仕方がないので、後ろに置いたというのが私の想像です。「ならば、interesting any thing と置けばいいじゃない」と思うかもしれませんが、先ほどちょっと触れたように、形容詞同士にも優先順位があって、any と interesting では、any の方が先に行きたがるんです。

分かる! 解ける! 英文法!


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