おすすめ海外ドラマ

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紹介ドラマ

（１）Downton Abbey
    日本での番組名１：ダウントン・アビー～貴族とメイドと相続人～（スター・チャンネル）
    日本での番組名２：ダウントン・アビー華麗なる英国貴族の館（ＮＨＫ総合）
（２）Revenge
    日本の番組名：リベンジ

Downton Abbey

１９世紀前半のイギリス貴族の館を舞台に、嫉妬・忠節・羨望・希望・打算・友情・利己・憐憫・我儘・節度・卑下・自尊・高潔・逃避・努力・愛情など、人間のさまざまな面が見え隠れするドラマ。華麗な衣装も見どころの一つ。

Season One

2010年9月26日に、イギリスとアイルランドのＩＴＶで放映が始まった。合衆国では2011年の1月9日にＰＢＳで始まっている。全７話。

タイタニック号の沈没を知らせるモールス信号音で番組が始まる。1912年の4月の設定だ。舞台となるのはヨークシャーにあるダウントン・アビーと呼ばれる伯爵家の屋敷とその所領。第１次世界大戦勃発までの２年あまりの出来事が描かれる。

限嗣相続制と呼ばれる法律があり、多くの場合、爵位の称号と共にその所領・財産は男子一人に受け継がれる。タイタニック号には、このダウントン・アビーの相続権を持つ上位２人が乗船していて、２人とも亡くなってしまう。

ダウントン・アビーの主のグランサム伯爵には、３人の娘がいる。グランサム伯爵は、次の相続権者に当たる遠縁の青年弁護士に全所領を引き継がせるつもりのようだ。しかし、夫人や母親は、伯爵の長女メアリーと青年弁護士マシューとの結婚を画策し、所領を守ろうとする。当のメアリーは、財産を受け継ぐ気があるのか、それとも奔放な愛に走るのか。

使用人の数も多く、それぞれの事情や思惑も丁寧に描かれ、こちらの方の人間模様もおもしろい。下流の私には、むしろこちらの方が身近で共感できる。ちなみに、当時のイギリスでは、貴族から見れば、弁護士や医者などは中流なのだそうだ。

日本にも明治時代に爵位が授けられた。公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵の5爵位があった。イングランドの爵位は、日本とは同一ではないのだが、便宜上訳語があてられている。イングランドの場合、Duke（公爵）・Marquess（侯爵；辺境伯）・Earl（伯爵；Count）・Viscount（子爵；副伯）・Baron（男爵）が貴族と呼ばれる階級だ。Knight（騎士）は Sir の称号が付くが貴族ではないようだ。爵位の名前には地名が用いられ、その土地の領有権もセットになっているのが普通。

ダウントン・アビーの当主は Earl なので、グランサム伯爵領を領有しているということだろう。江戸時代の大名家のようなものだ。藩を所有しているのだ。

ドラマ内の英語表現を少し紹介している。『ダウントン・アビーに学ぶ英語表現』
シーズン２　第１話　　第２話　　第３話

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