 

厚生労働省は「長時間労働が疑われる事業場に対する監督指導結果」を発表した。
2016年4月から2017年3月に2万3,915事業所に対し監督指導を実施した
結果、全体の66%の事業場で労働基準関係法令違反が認められた。
(主な法違反の状況)※是正勧告書を交付したもの

(重点監督により把握した実態)
①時間外・休日労働時間が最長の者の実績
10,272事業場において、時間外・休日労働が最長の者を確認したところ、7,8
90事業場で月80時間を、うち5,559事業場で月100時間を、うち1,168事
業場で月150時間を、うち236事業場で月200時間を超えていた。
(労働時間の管理状況)
労働時間の管理方法を確認したところ、次のとおりであった。
使用者が自ら現認することにより確認 ・・・ 2,547事業場
タイムカードを基礎に確認 ・・・ 6,509事業場
ICカード、IDカードを基礎に確認 ・・・ 3,671事業場
自己申告制により確認 ・・・ 8,880事業場
その他(出勤簿等)により確認 ・・・ 5,603事業場
(重点監督実施事業場数)

(過重労働による健康障害防止のための指導状況)
①年説指導等の実施 ・・・ 2,403事業場
②衛生委員会等における調査審議の実施 ・・・ 3,796事業場
③月45時間以内への削減 ・・・ 6,436事業場
④月80時間以内への削減 ・・・ 14,012事業場
⑤面接指導等ができる仕組みの整備等 ・・・ 955事業場
 


厚生労働省が発表した簡易生命表によると、男性の平均寿命は80.98年、女性は8
7.14年で、共に過去最高を更新し、香港に次いで男女ともに世界第2位となった。

65歳まで生存する人の割合は男性89.1%、女性94.3%、75歳までは男性8
9.1%、女性87.8%、90歳までは男性25.6%、女性49.9%となっている

人は、いずれ何らかの死因で亡くなる。65歳男性では悪性新生物、心疾患、肺炎、脳
血管疾患の順、女性では悪性新生物、心疾患、脳血管疾患と肺炎の順であった。

平均寿命 ・・・ 0歳の平均余命で、すべての年齢の死亡状況を集約したもの。
平均余命 ・・・ 各年齢の人が平均して何年生きられるか示した数字。
今年65歳の人の平均余命は19.55年、84.55歳ということになる。
 

9月分(10月納付分)より、18.182%から18.300%に改定されます。

「算定基礎届」により決定した標準報酬月額が、9月分(10月納付分)保険料から反
映されます。
年金事務所から届いた、健康保険・厚生年金保険の「標準報酬月額決定通知書」を確認
して下さい
(社会保険労務士・後藤田慶子)
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