湿地帯にある繁殖のための溜め池
長野県北安曇郡白馬村北城にある湿地帯の中のハクバサンショウウオが繁殖する溜め池(2005年5月14日調査)。調査時に、ミズバショウが優占する溜め池には、モリアオガエルのオスの繁殖鳴きが多数こだましていた。アズマヒキガエルの卵紐の切れ端が見つかり、12個体のコオイムシも見られた(それらのうちの7匹は数多の卵を背負っているので、オスと判断された)。しかし、ハクバサンショウウオは、個体も卵嚢も見つからなかった。文献では、この溜め池にクロサンショウウオの存在が記録されているようであるが、私たちは誰ひとりとして確認したことがない。
同行した調査者(アルファベット順、敬称略): 懸川雅市(東京都立小松川高等学校)、岸冨士夫、齊川祐子(しろうま自然の会)。
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