(A) 雲の掛かった白馬岳(標高2933.1m)で、山頂付近のスキー場からの眺め。この写真の中程に見える幾つかの白い箇所は、松川の河川敷。
(B) 長さ480mほどの、がれ場の流れ(水温=7.0〜7.1℃、水のpH=7.1〜7.8)で、ヒダサンショウウオの冬眠とその後の繁殖のためのもの。調査時に、本種のオス11匹、メス5匹、幼生9匹が水中の石の下に隠れていた。オス1匹とメス1匹は、水際にいた。3匹のオスは陸上で、水域から50cm離れた石の下、70cm離れた石の下、70cm離れた落ち葉の中から、それぞれ見つかった。水の中には、ヤマアカガエルの幼体1匹とタゴガエルのオス2匹が見られた。
(C) メスの移動個体で、入水後のもの(麻酔に掛かった状態で、腹側から見たもの)。総排出口周辺部は膨らみ、左右の後肢は4趾であった(体重=8.5g、総排出口後端までの頭胴長=71.42mm)。
同行した調査者(敬称略): 懸川雅市(東京都立小松川高等学校)、岸冨士夫(しろうま自然の会)。