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富田林寺内町の探訪

江戸時代の町並みが残る寺内町(じないまち)をご紹介します

大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。

BOOKS(富田林寺内町に関する書籍)


 富田林市立中央図書館の書棚から
   
 
 
石上露子に関する書籍
書籍名 著者・編者 出版社
石上露子集(中公文庫) 石上露子著 松村緑編 中央公論社, 1959年
論集 石上露子
(左上写真中の書棚左端の書籍)
松本和男編著 中央公論事業出版
石上露子をめぐる青春群像(上)・(下)
(左上写真中の書棚左端から2番目の書籍)
松本和男編集・発行 私家版限定200部
評伝石上露子
(左上写真中の書棚左端から3番目の書籍)
松本和男/著 中央公論新社
菅野スガと石上露子 おおさか人物評伝
(左上写真中の書棚左端から4番目の書籍)
大谷渡/編 東方出版
夕ちどり-忘れられた美貌の歌人・石上露子 碓田のぼる/著 ルック社
石上露子全集 大谷渡/編 東方出版
河内望郷歌 佐々木幹郎/著 五柳書院
鈴木鼓村と石上露子 青園謙三郎編 福井テレビジョン放送、1984年
物語女流文壇史(上)・(下) 巌谷大四著 中央公論社、1977年刊
底のぬけた柄杓 ある女人像 吉屋信子全集11  吉屋信子 朝日新聞社、1975年刊
与謝野鐵幹・与謝野晶子集 附明星派文學集 (石上露子編)  明治文学全集 筑摩書房
『明星』における進歩の思想  碓田のぼる著 青磁社、1980年刊
露の舞~私の石上露子と織田作之助~富田林ゆかりの人  北沢紀味子著 千鳥社、1992年11月初版
富田林市不動ヶ丘町15-9
「小板橋」~「石上露子を語る集い会」月次会報 石上露子を語る集い バックナンバー・ファイル
(書架に常設)
 「花紋」 (山崎豊子著、新潮文庫)

南河内随一の大地主であった葛城家に生まれた総領娘・葛城郁子(歌人 御室みやじ)を主人公にした小説ですが、富田林寺内町にある旧杉山家住宅に生まれた明治の女流歌人・石上露子(本名 杉山タカ)をモデルにした小説化されたと言われています。作品の中では,河内長野の石川沿いに庵を構え、歌人・御室みやじとして歌壇から高い評価を受けながらも、大地主の総領娘としては叶わぬ想いと意にそぐわぬ結婚生活に苦悩し続けた、数奇の運命に翻弄された人生を描いています。

作品の中では富田林の地名は一度も登場しませんが、河内平野を流れる石川や金剛葛城連山、二上山の風景描写は富田林・寺内町から眺める風景をそのまま想起するものです。御室みやじが歌を詠んだ庵から石川を見渡す風景は、さながら勝間家住宅(旧・南杉山家住宅)の庭越しに眺める石川や金剛連山の情景のようです。

(2005年2月19日、管理人
 郷土史に関わる書籍
 書籍名  著者・編者  出版社
とんだばやし歴史散歩 祢酒太郎著・発行 祢酒太郎、1976年
「地域概念の変遷」(第2部文化財保存 富田林・寺内町保全の問題点) 祢酒太郎著・大阪歴史学会・地方史研究協議会編 雄山閣出版、1975年
 「行きつ戻りつ」(乃南アサ著、新潮文庫 )

12短編中の1編「最後の嘘」では富田林・寺内町が小説の舞台になっています。寺内町の歴史的町並み風景が見事に描写されています。(一部を本文から引用させて頂きました。管理人)

・・・・鈍く光る灰色の甍がどこまでも続いている。その下の白壁は、陽の光を受けて目にしみるようだ。さらに腰板の茶色は、年月の重みを感じさせるほどに黒く変色しており、風景全体をどっしりと重みのあるものに見せていた。看板も、電柱もないその町並みは、まるで時代を飛び越えたような錯覚に陥らせるものだった。・・・・・

・・・・寺内町は、今現在の人が暮らす町だった。自転車を押した老人が行きすぎる。日傘の女性が、濃い影を落としてゆっくりと歩く。ティーシャツ姿の少女たちが、サンダル履きで連れ立っていく。軽トラックが通り、郵便配達のスクーターが通る。それでも、道に面した場所には洗濯物などは干されていない。外観はあくまでも整然と美しく、生活臭を漂わせない町だった。・・・

「カラー 歴史の町並」(文・那谷敏郎 写真・橋本治朗、淡交社刊、1975年初版)

既に絶版になっている書籍ですが、富田林市中央図書館の蔵書の中から見つけた1冊です。全国各地の歴史的町並みを著者が訪ねて書かれた紀行文で、富田林にも足を運んでおられます。富田林寺内町の歴史について、エッセー風にわかりやすい文章で記されており、小生のお気に入りです。出版社である淡交社編集部の事前許諾を頂戴しましたので、抜粋・引用の上、紹介させて頂きました。 (2012年9月10日、管理人)
富田林寺内町を舞台にした自伝小説(嶋崎研一著)

昭和25年当時の寺内町の様子が詳しく描かれています。(管理人)
じないまち瓦版 (富田林寺内町をまもりそだてる会会報)

Information

富田林市立中央図書館
住所 : 富田林市本町16-28
電話 : 0721(25)4921

開館日:火~日
(第4火曜日は休館)

開館時間:
火~金 10:00~20:00
土・日 10:00~18:00



芦田書店
石上露子に関する書籍が多く品揃えされている地元書店です。


「石上露子集」(松村緑編、中公文庫版)の復刻印刷版が、2004年8月から石上露子生誕地である地元・富田林市の芦田書店で限定(増刷)販売されています。

中古書店でもこれまでなかなか手に入らなかった方には絶好の機会ですので、芦田書店までお問合せ下さい。

〒584-0094 
住所 富田林市本町14-13
電話 0721 (23) 2816
近鉄長野線富田林駅から本町商店街を徒歩1分


富田林寺内町
(城之門筋)
(富田林市提供、禁無断転載)

富田林寺内町への道順
寺内町へは近鉄長野線富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分です。先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。

散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館散策地図がもらえます。

立ち寄ってみたいお店

休憩所(トイレ)
じないまち交流館寺内町センターじないまち展望広場にあります。

車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。

尚、団体用の大型観光バスでお越しの場合は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力をお願いします。

ボランティア・ガイド


団体でお越しの場合には、地元のボランティア・ガイドによるご案内も可能です。(事前のお申込みが必要)

ガイドのお問い合わせや事前のお申込みは下記のじないまち交流館までお電話ください。


じないまち交流館
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町9-29
TEL.0721-26-0110
FAX.0721-26-0110
(午前10時~午後5時、月曜休館)

 立ち寄ってみたいお店
 寺内町の見どころガイド (1/2)
 寺内町の見どころガイド (2/2)
 寺内町の町割(都市計画)
 城之門筋(日本の道百選)
 壱里山町
 富山町(とみやまちょう)
 北会所町
 南会所町
 堺町(堺筋)
 御坊町
 林町
 寺内町の入り口
 東高野街道
 重要文化財・興正寺別院
 重要文化財・(旧)杉山家住宅
 寺内町の建築様式
 屋根・屋根瓦
 虫籠窓
 格子窓
 土蔵
 煙だしの越屋根
 鐘馗さん(魔除けの瓦人形)
 袖うだつ
 歴史的建造物一覧(寺院・町家)
 歴史的町並み保存の歩み
 歴史的町並み景観の整備・保全
 歴史逸話
 明星派女流歌人・石上露子
 寺内町せんべい
 Art Gallery
 Books(寺内町関連の書籍)
じないまち瓦版(富田林寺内町をまもりそだてる会会報)
 じないまちボランティアガイド
 地域活性化への取り組み
 じないまち探訪記(管理人)
 じないまち随想(管理人)
 参考資料一覧
 Link

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