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富田林寺内町の探訪

江戸時代の町並みが残る寺内町(じないまち)をご紹介します

大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。

歴史的建造物一覧(寺院・神社・町家)

Tourist guide to Jinaimachi town, Tondabayashi, a historic district and heritage site of Japan,Historical buildings Page 3/3
 寺内町の主要な伝統的建造物を建築年代の古い順に並べています。
寺院神社  名称 公開・非公開 建築年代 所在地 (町割 宗派
興正寺別院 国重要文化財・公開 1638年 城之門筋堺町 真宗興正寺派
妙慶寺 公開 1720年 城之門筋堺町 浄土真宗本願寺派
浄谷寺 公開 1830年 西筋・南会所町 融通念仏宗
薬師堂(恋文薬師) 公開 1830年 富筋・南会所町 融通念仏宗
富栄戎神社 公開 明治23年 東筋・山中田坂  
 町家  名称 公開・非公開  建築年代 所在地 (町割  屋号(生業)
(旧)杉山家住宅 国重要文化財・公開 1644年 御坊町・市場筋   わたや(酒造業)
田守家住宅 非公開 18世紀中期 城之門筋堺町 黒山屋(木綿問屋)
木口家住宅 非公開 1753年 城之門筋・(東)林町 木綿庄(木綿問屋)
杉田家住宅 非公開 18世紀後期 城之門筋堺町 樽屋(油屋)
橋本家住宅 非公開 18世紀後期 城之門筋・(東)林町 別井屋(酒造業)
仲村家住宅 府有形文化財非公開 1782-83年 富筋・(西) 林町 佐渡屋(酒造業、紅梅酒)
葛原家住宅 非公開 19世紀初期 富筋・南会所町 十津川屋(酒造業)
奥谷家住宅 非公開 1818-29年 城之門筋富山町  岩瀬屋(材木問屋)
佐藤家住宅 非公開 1820年 亀が坂筋・北会所町 佐渡藤(紅梅味醂醸造)
(東)奥谷家住宅 非公開 1826年 城之門筋富山町 岩瀬屋(油屋)
(南)葛原家住宅 非公開 19世紀中期 富筋・南会所町 十津川屋(酒造業)
上野家住宅 非公開 19世紀中期 富筋・(西)林町 (呉服商)
中井家住宅 非公開 19世紀後期 城之門筋林町 布屋 (呉服商)
武田家住宅 非公開 19世紀後期 城之門筋御坊町
(南)奥谷家住宅 非公開 19世紀後期 城之門筋北会所町 岩瀬屋 (味醂醸造)
勝間家住宅 非公開 江戸末期 富筋・(西)林町  
喜田家住宅 非公開   亀が坂筋・北会所町  
橋本家住宅 非公開   亀が坂筋・富山町 たばき商店
嶋田家住宅 公開(金土) 明治10年(1877年) 本町筋・富山町
石田家住宅 非公開 明治初期 亀が坂筋・南会所町 旧万里春(バンリノハル)酒造
(旧)田中家住宅 国登録文化財公開 明治25年
(1892年)
本町
(寺内町域外)
 
北野家住宅 非公開 明治30年代 西筋・堺町 新堂屋(木綿問屋)
松井家住宅 非公開   西筋・堺町  
越井家住宅 非公開 明治末期 東筋・富山町 平尾屋(材木問屋)
(北)越井家住宅 非公開   亀が坂筋・富山町 平尾屋(材木問屋)
(乾)奥谷家住宅 非公開 本町公園北隣
(寺内町域外)
岩瀬屋(材木問屋)
越井家住宅 非公開 本町公園北西隣
(寺内町域外)
平尾屋(材木問屋)
歴史的建造物(一覧)・建築様式 
歴史的建造物一覧(寺院・町家)
歴史的建造物一覧(寺院・町家)(続き)
歴史的建造物一覧表(寺院・町家)
寺内町の建築様式
寺内町の建築様式(続き) 
寺内町の成立と歴史 
寺内町の成立と歴史 宗教自治都市
寺内町の成立と歴史 在郷町としての発展
寺内町の成立と歴史 繁栄と衰退
寺内町の成立と歴史 繁栄と衰退(昭和40・50年代の頃)
歴史逸話
吉田松陰 仲村家に滞在 - 嘉永六年二月・三月
桜田門外の変と富田林の木綿問屋
大久保利通が杉山邸に来たこと
郡役所新築に対する葛原氏の意見書 明治十八年
富田林開発記念碑 興正寺別院
木沢与平氏の「年代記」
富田林駅前の「楠氏遺跡里程標」
浄谷寺の釣鐘 
寺内町の町割(都市計画)・交通
寺内町の町割(都市計画
東高野街道と石川の舟運
寺内町の入口(街道口)
 歴史的町並み景観の保存・地域コミュニティー活性化 
歴史的町並み景観の保存
歴史的町並み景観の保存(続き)
寺内町の景観(保存・美化・調和)
富田林寺内町をまもりそだてる会
地域活性化への取り組み
 「カラー 歴史の町並」(文・那谷敏郎 写真・橋本治朗、淡交社刊、1975年初版)
既に絶版になっている書籍ですが、富田林市中央図書館の蔵書の中から見つけた1冊です。全国各地の歴史的町並みを著者が訪ねて書かれた紀行文で、富田林にも足を運んでおられます。富田林寺内町の歴史について、エッセー風にわかりやすい文章で記されており、小生のお気に入りです。出版社である淡交社編集部の事前許諾を頂戴しましたので、抜粋・引用の上、紹介させて頂きました。 (2012年9月10日、管理人)


Information



興正寺別院(富田林御坊)
真宗興正寺派、富田林・寺内町の成立と発展の中心となった寺院です。地元の人からは御坊さん(富田林御坊)として親しまれています。

応永年間(1394-1412年)に毛人谷(えびたに)御坊に草創。 永禄3年(1560年)に京都・興正寺第16世証秀上人が現在地に移建。

城之門筋に表門を開き、鐘楼・鼓楼を構え、本堂・客殿・庫裏などを配する。 表門は桃山調の高いもので、もと伏見城門のひとつが興正寺に寄与されたものをここに移建したと伝えられています。

重要文化財・(旧)杉山家住宅
杉山家は富田林寺内町の創設にかかわった旧家の一つであり、江戸時代は造り酒屋として栄えました。現存する家屋は寺内町で最も古く、江戸時代中期の大規模商家の遺構です。明治時代の明星派女流歌人・石上露子(本名 杉山タカ)の生家でもあります。昭和58年(1983年)国の重要文化財に指定され、富田林市が維持・管理しています。


(南)葛原家住宅・三階蔵
酒造業で栄えた商家。三階蔵は日本に少ない貴重なもので、寺内町のランドマーク的存在。各層に庇を廻し本瓦葺き。妻を表に向けて白壁を際立たせている。年貢米を入れる蔵であった。1854年建築

寺内町への道順

寺内町へは近鉄長野線 富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分
先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。

散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館散策地図がもらえます。

立ち寄ってみたいお店

休憩所(トイレ)
じないまち交流館寺内町センターじないまち展望広場にあります。

車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。

尚、団体用の大型観光バスでお越しの際は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力お願いします。

 寺内町の建築様式
 屋根・屋根瓦
 虫籠窓
 格子窓
 土蔵
 煙だしの越屋根
 鐘馗さん(魔除けの瓦人形)
 袖うだつ
 寺内町の町割(都市計画)
 城之門筋(日本の道百選)
 寺内町の入り口
 東高野街道
 歴史的町並み保存の歩み
 歴史的町並み景観の整備・保全
 明星派女流歌人・石上露子
 寺内町せんべい
 Art Gallery
 Books(寺内町関連の書籍)
 じないまちボランティアガイド
 地域活性化への取り組み
 じないまち探訪記(管理人)
 じないまち随想(管理人)
 参考資料一覧

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