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最近のへヴィローテーション資産
オリジナルサントラ/LP/夢みるように眠りたい
 正確にいうと、今回のアルバムはヘヴィローテーションにはなり得ない。というのは、LPレコードだからである。

 CDなら簡単に聞けるし、場合によってはパソコンに落として、それこそ毎日ひょいひょいと聞けるが、アナログ盤の場合はそうはいかない。

 しかも、このサントラは更に特別である。

 映画(遠藤賢司資産に掲載)を見て号泣してしまった私は、その映画において格別重要な位置を占めていたその音楽を、サントラ盤を聴きたいとずーっと思っていた。ひたすら捜し求めて入手したのが年末。そして、しっかりとレコードを磨いて、やっと年始に聞いた。

 レコードを聞くというのは、今や結構重労働である。できることならCDで発売して欲しいと思っていたのだが、あまりにも儚い美しいこの音たちは、そう手軽に聴いてはいけない類のように思えた。

 全ての手を止めて、必要最小限のオーディオセットのみの電源を入れて、微かなスクラッチノイズの中からこぼれ出る音として聴くべきような、そんなメロディ。

 次に聴くのはいつになるかな? でも、そんな音楽に出会えるというのは、もちろん素敵なことなのだ。