ほしたびの旅

奄美空港で皆既日食2009

日食前日やきもき移動編

日食前日7/21の朝、広島は雨模様である。明日7/22奄美の天気予報は、前日7/20の段階では曇時々晴れと言っていて何とかなりそうであったが、今日の段階では曇時々雨といった悪くなる方向に変わってきている。しかし行ってみないと天気はわからない。テレビを見ると、博多方面の新幹線は6:30頃、山口県内の大雨で現在不通との気になるニュースもしていた。家の事でいろいろあって準備が遅くなって昨晩は寝ていないのもしんどい。ともかくも行こうと、機材を詰め込んだ40リットルのリュックを担ぎ、傘をさして出発した。

広島駅前のチケットショップで広島-博多の新幹線回数券を行きと帰り用の2枚(のぞみ指定席用1枚8050円)(自由席の通常価格は8190円)買い、指定席を取るために9:30頃にみどりの窓口へたどり着くと、新岩国-新下関間が未だ不通だと言われた。じきに動くだろうとしばらく待つことにした。しかしいつまで経っても不通のまま。駅員さんに聞いても、雨量が規制値を超えており天候が回復しないことには運行できないとの事。ひとまず博多駅交通センターから乗る予定の高速バスの予約時間を遅らせる連絡をした。


新幹線は動かない

昼時になったので新幹線口名店街にあるお好み焼屋「徳兵衛 新幹線口店」に行って「そば肉玉」(740円)を食べる。ここのそばは細めの生麺を使用している。味は平均よりは上だと思う。昼食後に様子を見るが、博多方面の新幹線は動かないまま。折返し運転になるので大阪方面も都合が難しく 、遅れて混乱している。

15時となり、いつまでも待っているわけにはいかないので、念のために昼過ぎに予約を入れておいた16:35広島西飛行場発、鹿児島空港行きJACの飛行機で行くことに決めた。行きの高速バスのキャンセル連絡をし、チケットショップのおじさんに理由を説明して片道分の新幹線回数券をキャンセルしてそのまま払い戻しをしてもらった。

急いでバスに乗り、広島西飛行場へ到着。飛行機は36人乗りと小さいが、ロビーには割りと人がいて、乗客は結構いるみたいだ。実は飛行機に乗るのは今回が初めて。航空券の購入時、窓側の席を希望したが、窓側で空いているのは床下に荷物を置けない非常口の所と、窓が無い席のみだった。後ろ 向きできついが、外を見れないこともないので窓無しの席を指定した。保安検査を受け、搭乗ゲートを通ってターミナルの外に出て、歩いて飛行機に向かう。乗り込んだ飛行機は小型のプロペラ機で、通路を挟んで片側1列、もう片側2列のシートが並んでいる。


広島西飛行場
JAC、
プロペラ機SF3に乗り込む

定刻時刻を過ぎ、出発。まずは滑走路をゆっくりと北向きに走り、端まで来てUターンし、南へ向けて加速。しばらくして上昇し始めた。体をひねって後ろ向きのしんどい姿勢で、小さめの窓の一部から景色を眺める。おーいい眺めだ。すぐに雲の中に入り、時折、雲の隙間から海や島が見える。ぐんと上まで上がると、もくもくとした雲の眺めがすばらしい。でもプロペラの音がうるさすぎてちょっと興ざめ。

鹿児島空港へは回り込んで南から進入して18時ちょっと前に着陸。預けていた荷物を受け取り、到着ロビーに出た所でやっていた特設「皆既日食展」で出していた焼酎の試飲をして、宿泊の予約をしていたウイークリー溝辺セントラルマンション(1人1泊の場合は4500円)に向かう。管理人さんの受付は18時までなのだが管理さんにお願いして少し待ってもらっている。到着し、手続きを済ませ、中に入ると、広々とした綺麗な部屋だ。自炊も可能だが外食をすることにして、とりあえず荷物を置いて出る。

鹿児島空港にて
皆既日食展

ウイークリー溝辺セントラルマンション

まずは鹿児島空港の様子をじっくり見て回る。それから南に歩き、空港ホテルの所から西へ折れて200m程の所にある小さなスーパーで朝食用のパン等を買った。それから北へ戻り、「馬天」(うまてん)という食堂に入る。常連がやってくる家庭的な食堂といった感じ。サバの味噌煮定食(700円)を注文。ごはんが少しパサパサした感じで味もやや濃い目だが、普通においしかった。


サバの味噌煮定食

食べた食堂「馬天」

食後、ウイークリーマンションに戻り、シャワーを浴び、明日の準備をして22時過ぎに就寝した。