月曜日の夜8時から、
「F・B・EYE!!相棒犬リーと女性捜査官スーの感動!事件簿」
という米TVドラマが放送されています。
聴覚障害を持つ女性が、聴導犬と一緒にFBIの捜査活動に加わって活躍する刑事モノ。
聞こえないが為に長けている読唇術で捜査に貢献しています。
ストーリーの合間に、聞こえないことがどういうことかを説明するような挿話を挟みながら、話が進行する。
聴覚障害に対する理解を進めるドラマ、ですね。
ちょっと、ガッカリ…。
説明みたいなところはもっと、こなれた感じで自然な台詞やしぐさに落とし込んで欲しいというのが、見ての第一印象でした。
13日の回で、私の心に残ったのは、
「必要とされていない痛み」というフレーズと、
お菓子屋さんでの比喩とです。
小中学生だった頃、難聴学級の一員でした。
幾つかの授業と校内行事とで普通学級の人たちと一緒に過ごすのですが、
気後れし、人の後についていくだけ。
そんなもんだと思っていた。
でも、何度かそうでない時がありました。
クラブ活動の時や、プールの大掃除の時など、
何かの拍子に要のポジションに居合わせてしまい、
皆の前で先生から大声でそのままそこを頼むと言われる。
恥ずかしいけど、とてもうれしく誇らしい気分になった。(笑)
高校生になったら、難聴学級の枠は無し。
一つのクラス、40数人の一人に成れた気分も思い出した。
聞こえない事で浮いてしまうのは、
多くの聴覚障害者が家族の中でも感じてしまう。
難聴者の中でも、特に聞こえの悪い人も感じてしまう。
聞こえない人と、聞こえる人とがそれぞれに,
気遣ったり、積極的に働きかけたりして、皆が仲間でいられたらいい。
急ぐのが一番禁物かな?
イライラしたり、端折ったりして、
コミュニケーションはますますうまくいかなくなる。
さて、ドラマのお話に戻って、(^^ゞ
人気シリーズ「ダークエンジェル」のシーズン間を埋める感じだし、
比べて、キャスティングの華やかさや演出のけれんみで、見劣りするし、
う〜ん、ちょっと癪、というか、気の毒というか、残念というか…。
放送局のサイトを見ると、無視同然の扱いで、驚きました。
このドラマの直ぐ後に、NHKで、
「野沢尚サスペンス 緋色の記憶・美しき愛の秘密」を、見る。
鈴木京香さん、市原隼人君を始め、すてきなキャスティングです。
そして、原作が世評名高いミステリー作品で、
スッタフが、玄人としての腕を振るっています。
こういうしっかりした上質な作品を見るのは、久しぶり。
息子にCDレンタルを頼まれて借りた序でに見回すと、
TVドラマ「恋ノチカラ1」があって、即借り出す。(笑)
(これ目当てに行った時はなかなか無かった…)
自分の中にあるテーマと響き合って、好きな俳優さんの出る作品は本当に少ない。
夫々の年頃の自分を振り返り、あの頃は本当のところどうだったんだろう?
そんな事を思いながら、不器用だけど精一杯生きていくキャラクターに感情移入する。
25の頃、30の頃、…の頃のそれぞれを、思い出しても、意外におぼろ。
自分でも良くやったな!と思う反面、又違った選択もあったなと思ってしまう。
甘い想い出、苦い想い出、いろいろ掌に乗せてみる。
あ〜、なんてセンチメンタル!
寒くて何も出来やしないから、
本を読む合間はこうやってぼんやり過ごすのもいいんじゃない?(^_-) |