喫茶店「けやき通り」

2003年3月

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お彼岸を挟んで展覧会へ


3月16日の日曜日に、天満屋へ
「安野光雅展」を見に行った時、
商店街に、チューリップの鉢植えが並んでいました。


23日の日曜日に、県立美術館へ
「印象派からマティスまで」を見に行った時、
さくら道の下に、提灯や行灯が並んでいました。


あちらもこちらも、春の演出が準備完了という雰囲気で、
見ているだけでも、心が弾みます♪


お彼岸が過ぎたら、風がはっきりと、少し(笑)
暖かくなって、ちょっと吹かれてもいい気分でした。
あなたの街は如何ですか?


二週続けての展覧会鑑賞で、
普段の景色を見る眼が、洗われる。


ただ漫然とものを見るのではなく、
見ているそのものの中、若しくはその向こうに、
世界を見る心の持ち様ですね。


その世界に、あなたは何を見るのでしょう?


今日のupは、読書感想文です。


2003.3.24 記




アクターズ・スタジオのお話


今月の中旬、深夜にNHK総合で、アクターズ・スタジオが三回放送されました。


今年のアカデミー賞を前に衛星放送で、新しいシリーズが放送されていますが、
そちらの様子を、伝言板でばやっちさんが書いて下さいました。
ばやっちさん、ありがとう♪


こちら地上派、いや、地上波は、残念ながら再放送です。
でも、ハリソン・フォードを除く、
シャロン・ストーンとシガニー・ウィーバーとの回があって、
見逃していた私は大喜び。


見ている最中、ニヤリとさせられました。
そう、何故今この二人の回を放送するのかが見え見えなので…。


シャロン・ストーンの時は、
アカデミー賞受賞会場でトム・ハンクスが彼女に囁いた台詞が、とても印象的。
「背筋を伸ばして」「この賞は君にふさわしい」「良いスピーチを」。
あれほどの大舞台で、あの一瞬に、このフレーズが交わされているのだ…と、感に耐えませんでした。
多くの俳優達の間で受け継がれてきたのだと、思わせられるに足る十分な重みがある。
この一瞬を通過して、一人の俳優がスターの座に立つ。


シガニーは、ポランスキー監督への言及があったのですね。
他の話題で、70年代学生の頃とあって、「ウソーォ!」。
同世代といおうか同じ年代だなんて…。(^^ゞ


さてさて、次回、地上波ではどのような企みの元で見せてくれるのでしょうか?(笑)


映画で熱くなっているききみみずきん、
今日も、又、映画のお話をup致しております。
後、2作分書く予定があるのですが、
私の紹介を楽しんでいる方は、乞うご期待!
(ヘタなくせに、一度はこう書いてみたかったんです(笑))


2003.3.22 記




酔いの覚めた映画感想


三月も月末が近づいてきました。
もう少し、もう少しと言いながら、なかなか…(笑)
屋内にいるより外で日向ぼっこが暖かい、日が続いています。
でも、街の此処彼処で、ちらほら、咲いている桜が見え出しました。
行楽地のは、まだまだですけれど、ね。


お彼岸です。(^_^)v
大きく背伸びをして、淡い空の青さとぽっかり浮かんだ雲を見上げていると、
知らず笑みがこぼれてくる。
やっぱり、冬より春がいい。
来月に入ったら、このコートも脱いで、街を走れるだろうな。


日曜日、我慢できずに、「猟奇的な彼女」見ました。良かった〜。
火曜日、試写会で「デアデビル」を見ました。
作品としては、イマイチだけど、映画を楽しめます。


「沢田マンション物語」を読み終えました。
世をあげて、マンション・リフォーム…と語られるけれど、
ここに、黙々と夫婦二人で、志ある人の助けを得ながらも、
5階建ての手作りマンションを作り上げた人がいる!
時代を先取りしたマンションの紹介も驚いたが、
これを作ったご夫婦の物語もそれに劣らない凄まじさです。
こういう生き方もあったんだ…。


先に伝言板でもお知らせしましたが、
字幕のページを設けました。
お役に立てば、いいのですけれど…。


いろいろ拙HPの見直しをして、いじってはいますが、
今使っているホームページビルダーは、
個々のページの管理などで、使いづらく感ぜられるようになりました。
ドリーム何とかが、いいのかなぁ〜?


今日は、
映画「酔っぱらった馬の時間」の紹介と一緒のupになりました。
時間を隔てての感想は、ゆっくり言葉を選べていいのですが、
随分覚めたものになります。(^^ゞ


2003.3.21 記



早春の終わりへ


県下の公立高校入試が今週済み、受験シーズンも終わりに近づく。
早春の終わりでもあります。
市内南方の三叉路を出勤時に東方面へ回る時、
冬の間、いつも車のバイザーを下げるのですが、
先日、下げずとも陽が射さず、高くなったのを実感しました。


京橋上の街灯が、ユニークな柱の上にあるのに、最近気付く。
カモメをイメージしたデザインが組み込まれているのです。
概ね面白みの少ない拙街ですが、時折こういう風なものを目にすると、
頑張っている誰かに声援を送りたくなる。
気持ちに余裕があると、街のあちらこちらで、
私もいろいろ手を加えたくなります。(笑)
悪戯書きは、もっての他ですが。


この頃の二ユーズ・ウィーク日本語版から、目に留まった幾つかの記事を紹介します。


映画「ギャング・オブ・ニューヨーク」での快演もまだ生々しい、
ダニエル・デイ・ルイスを紹介した、
「デイ・ルイスよ お帰りなさい」が、
2003.1.29号に載っています。
見開き左ページに、彼の素顔がバーンと載ってあり、
それを見た私は、椅子から転げ落ちそうになる。
あの素顔がこれ?!

読みながら納得納得の記事です。


音楽業界をルポした「ヒットの法則は霧の中」で、
あちらの様変わりを知る。
2003.2.12号のこの記事を読みながら思ったのは、
こちら日本でのエイベックの凋落。
文化が消耗品化している趨勢が嘆かわしい。


映画の試写会が当たった「デアデビル」の向こう側を、
2003.2.26号掲載の、
「アメコミの老舗 崖っぷちの大復活」で知る。
「Xーメン」の第二弾が間もなく公開される?
アンナ・パキンに会いたい〜!(笑)


韓国映画の勢いもさりながら、
ヨーロッパ製作の映画作品もよく見られるようになったこの頃です。
その中の地殻変動を紹介した、
「主役で輝く「よそ者」たち 映画:移民に冷たかったヨーロッパで、彼らの姿を伝える作品が増えてきた」は、
2003.3.5号で読む事が出来ます。


その次ぎの記事も見逃せない。
「「タダ読み」は許さない」というタイトルで、
公共図書館の問題が示されています。
一面的な見方では捉えきれない図書館のあり方が、
これを機会に論議されてほしいけれど、
公貸権を中心とした利害絡みだけではしらけてしまう。
全ての関係者の距離・節度が不足しているのだと思う。


2003.3.14 記




早春の日々


3月に入って、天気がこまめに変わる日が続いています。


そんな中、今週の火曜日は、概ね晴れの日でした。
でも、昼休みの間、急変し、粉雪がひとしきり降り舞ったのです。
もっと寒い頃であれば、屋内に駆け込んだものですが、
その時は、しばしその中で佇んでしまいました。(笑)
今の時期ともなれば、「なごり雪」という言葉がぴったり!


先日曜日に、市図の傍の公園で、和気藹々と日向ぼっこをしながら立ち話をしている学生たちを見かけ、
そこには、後はただ卒業式を待つだけという、あの気分を思い出させるものが感じられました。
市図へ向う道すがら、西川緑道公園を歩いて、道行人たちの服も変わってきているのも気づく。
春一番のニュースも報じられていましたね。


こうして、次第に春めいていくのを感じながら、これまで迎え送ってきたいくつもの春を思い出す。
一番印象が強いのは、なんといっても受験!
何度も落ちてつらい思い出があり、大学に受かった後でも落ちた夢を見たぐらいです。
大変は大変だけど、あの時期を過ごして今の自分があると、確かに言える。
受験生の皆さん、後もう少し、ちょっとだけ頑張ってね!
今持っている学力を精一杯出し切ることに、専念してください。
自分の学力は、これだけある!
さあ、入れてくれますか?駄目ですか?
その気持ちで進むしかありません。
後は、グッド・ラック。


金曜日の朝、霧雨。
「春雨じゃ、濡れていこう〜」の雨ですね。
えっ?何のこと?いや〜、古すぎるよなぁ〜(笑)
小椋桂風に「春の雨は優しいはずなのに」って、口ずさむのは、見逃してよね。


翌土曜日の午前中、息子の受験勉強の相手をしていたら、
突然顔を上げて、「霙だ!」という。
いや〜、ありがたい。こちらは、耳鳴りで補聴器は勘弁させてもらっていたのだ…。
急いで、一緒に洗濯物を取り込む。
しばらくして、又、早朝の様な快晴に戻る。
でも、遠い北の空には、又、次の不穏な雲が見えるので、油断ならない一日です。


話し変わって、
以前、伝言板で教えていただいた、
テレビ番組『F.B.EYE !!』についてのお知らせです。
3月21日から、日曜日を除く毎日、昼前に、
第5話から、第10話まで放送される予定です。

これまでとは違う放送パターンなので、ご注意ください!


結局、月曜の夜に、4回あったのですね。
貴乃花関の引退等で、見逃し、2回しか見られませんでした。
見逃した方に、朗報。
全22話が、4月からビデオ・DVD化されるそうです。
もっとも、貧乏な私は、レンタル屋さんに並ぶかどうか、固唾をのんで待つだけです。(^^ゞ



西区の仕事場を、久々に更新しました。
「えっ、そんなのあったの?」なんて、言わないでよぉ〜(笑)


2003.3.8 記



耳の日の集い


3月に入り、
最初の日曜日の2日、
「耳の日の集い」に行ってきました。


まず、県聴覚障害者福祉協議会名誉会長のお話がありました。
これまでの県下の聴覚障害者の運動を振り返り、
思うところを語って下さいました。


先達の話を聞く事の大事さを感じました。
今、自分らが受けている障害者へ向けられた恩恵・福祉が、
どのように獲得されたのかを知る必要があります。
そこには、これから自分たちの権利を更に獲得していく上での智慧があるのです。


そうして、自分たちの団体への会員費の問題にも触れていきました。
難聴者に比べてろう者の方が、何倍も多く払っています。
そのお金があるから、できる事が多いことを強調されていました。
金銭的にも、時間的にもさして貢献していないのに、
いっぱしの事を、こうして書いている自分が恥ずかしくて、消えてしまいたくなる。(-_-;)


その会長さんの明るく自信に支えられた態度から、後進へ向ける信頼が窺え、
聞き終えた後、とてもすがしい気分になりました。


引き続いて、耳鼻咽喉科医師や言語治療士等の先生方による質疑応答が行なわれ、
時間をオーバーして熱心なやりとりが、会場の参加者と交わされました。


人工内耳をすると泳げないという、
私がどこかから聞いた話もはっきり否定されて、専門家にじかに聞く事の重要さを再確認しました。
誤った憶測や話が流布されている例が他にもあって、驚く。


先生方も日頃多忙で、なかなか聴覚障害者の話を聞く機会がなく、
実情を知らない事もある事が分かりました。
こちら障害者も積極的に行動して、声を上げる必要をあらためて感じ入る。


午後からアトラクションがあって、伝言ゲームをします。
身振りで5人伝言をして、
最後まで間違いなく話が伝わるか、
又、どう話が変わっていくかを楽しむものです。
問題次第ですね♪
身振りで、聴覚障害者が得意だって?
いえいえ、手話は禁止なので、そうでもないですよ。(笑)


最後にハワイアンの演技がありました。
意外に手話に近い振り付けというか、そのままじゃないかと思えるところもあって、楽しめました。


今年は、
市の中途失聴者・難聴者協会と、
聴覚障害者協会と、
日本耳鼻咽喉科学会県地方支部の、
三者の共催で行なわれ、小ホール満員でした。
でも、若い参加者が少なくて、残念です。



映写室に「戦場のピアニスト」の感想を、
わが街の図書館へ新データーを加えて、
upしました。


2003.3.2 記