喫茶店「さくらみち」

11月前半


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10月下半期
11月後半


11月の折り返し点


こんにちは。
ご無沙汰している間にも、寒くなっていますね。
今日は、カミさんが車、入用なので、
バイクで出勤しました。
ジャンバー・コートを今冬初めて着るも、
やっぱりそれでも寒い!
昼休みに出かけるときも手放せません。

朝、会社につくと、ストーブを点け、
ティシュで、鼻水をかむ。
それから、朝ドラを見ながら、着替える。
(先週土曜日は、木葉の父一路の容態を心配するカミさんの口から、
「突発性難聴」の言葉が飛び出たのには驚きました)
それから、熱いコーヒーを入れて飲みます。
しかし、これが直ぐに冷めちゃうんだよなぁ〜。
扱う機械の断裁機が鉄製なので、冷たい事この上ない。
何度も手を温めて、仕事が始まり出します。

この三四日、ニール・サイモンの「第二幕」を読んでいました。
人気のある舞台作家の自叙伝第二巻です。
さすがに、書きっぷりは巧く、
読みながら、笑い転げたり、しんみりさせられたり、
驚かされたり、納得したりします。
でも、読後感はあまりいいものではありませんでした。
ずっしりと、重く、お奨めしません。
(この頃、書けなかったのを、この本のせいにしてはいけないのですが、
いくらかは影響があります)
正宗白鳥さんなら、深く頷くでしょうが…。
彼の戯曲作品だけを、楽しめばいいと思います。

市図に予約していたビデオが続々、来ました。
これから、一週間以上見る日々が続きそうです。
(8時過ぎまでの残業が続いているので、一本見るのに、
早くても二日かかる(T_T))
もちろん、ニール・サイモン脚本の「グッバイガール」も借りています。

映画といえば、今晩はテレビでクリント・イーストウッドの「目撃」をやっていました。
これをチラッと見ると、「トゥルーマンショー」を思い出す。
でしょう!(^_-)

では、又。
2001.11.15記
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久々に、邦画の試写会へ、いそいそと

ウェブ上だけの試写会応募があり、
厚情ある方の書き込みで知りました。
これはめったに無いことと、直ぐに応募し、
二日前にメールで招待状が届きました。
カミさんと行くつもりでしたが、
土壇場になって、一人になりました。
見たのは、「冷静と情熱のあいだ」で、
勿論、感想をupして有ります。
一人で見てよかった恋物語です。
連れがいると、素直にセンチメンタルになれません。(笑)
邦画でしたが、静かな場面が多く、
台詞が意外と聞こえました。
恋人が去った事情が分かりませんでしたが、
全体の流れには支障なく、楽しめました。
見終えて、行きたいイタリア、やり直したい人生です。(笑)
「遠い崖」の一巻を読み終えましたが、
続きを読もうとしても、生憎市図がお休み。
で、一時放り出した「第二幕」を又、読み出しました。
明日からの一週間、訪れる冬と共に歩むようです。
2001.11.11
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力いっぱいの、しみったれた話

久々にゆっくりと休めそうな第二土曜日。
前から行こうと思っていた、耳鼻科医へ出かける。

こどもが次第に大きくなるにつれ、
補聴器代も負担になり、
福祉機器の給付を受けようとしての事です。
福祉事務所から、カミさんが受け取ってきた用紙の中に、
耳鼻担当医の診断書がありました。

込んでいるのを見越して、昼前に行きましたが、
それでも、診察室へ入るまで一時間半待たされる。
そうして、問診を受け、耳を診てもらい、
聴力を測って、核心の話題に入ると、
医師が首を傾げ、
身障手帳を持っているのに、診断書がいるのだろうか?
と言います。
補聴器の給付を扱っている補聴器屋さんへ
医師が直々に電話をして、問い合わせたところ、
不要の由。
先生、笑いながら、
「福祉事務所へ月曜の朝一番に私から電話を入れて話しておきます」
との行き届いた言葉に、頭を下げました。
診断書代、ン千円が浮きそうでうれしい反面、
それまでの、二時間半余りは何なんだ!という怒りが…。

脳細胞のごく一部がぶち切れたのかもしれません。
帰宅して、カミさんに八つ当たりしました。(^^ゞ

私も他の福祉事務所に赴いた事あります。
一時間の昼休み、昼食を除けた時間で慌しく訪れたのですが、
イライラさせられる事この上ない。
平日の昼間に、片田舎の福祉施設内の医務室で診断をまず受けてくださいと言われ、
即、それは出来ないと断りました。
皆勤手当と二三時間の時間給とを合わせて、二万円は軽く吹っ飛びますから。
では、と次なる案として、市内の耳鼻科医で検査書を書いていただきたいと言います。
それは、会社の近くの某耳鼻科でいいですか?と、申しますと、
否、こちらの指定医でお願いしますとの事。
これだけの応答に、二三人が首をつき合わせ、更にどこかへ電話で問い合わせました。
ようやく差し出された検査書をひったくるように受け取って、午後の始業に間に合わせるべく、
車を飛ばしました。
もしあの時、事務所の言いなりになっていたら、
新聞に顔写真が載っていたかも…。(笑)

こちらは、自分の一時間の給与だとか、
預かっているパートや部下の時間給などを念頭に置き、
会社に損はさせられんと頑張りますが、
その感覚で、福祉事務所を見ると、本当に怒り心頭に達します。

いつでしたか、
聴覚障害情報提供施設の職員の給与が予算のうちに占める額を聞いた時、
自分の給料よりずーっといいのに愕然としました。

最近問題になっている、
特殊法人でのお金の動きや、
中途退職者の再就職での希望給与額を聞くにつけ、
この国のコスト意識はどうなっているのだろうと、
ねじれをすごく感じます。

今日は、本当に、しみったれた話を読ませてすみません。m(__)m
いい話ありましたら、直ぐに、気合入れて書き、
この埋め合わせをしたいと思います。

では、又。
2001.11.10記
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風邪と暮らす日々

風邪をおして勤めるのも、後一日で、
やっと次の休日にたどり着けるところまで来る。

昨日が、立冬でした。
我が家の玄関先に、葉牡丹があります。
カミさんが、実家から貰い受けたもので、
それを見ると、あらためて、冬だな、と思う。

街の木立の紅葉は、通る度に色が濃くなり、
木枯らしが吹く前の静けさのようなものを感じます。
その中で、写真を撮ったり、スケッチをするような、ゆとりが欲しい。
結局、芸術とは縁遠い今秋でした。

顧みて、米国の大惨事で幕を開けたような秋でしたが、
その後の、大リーグなどのスポーツや、
アフガンからのニュースなどを通して、
次第に心の平静さを取り戻し、送る秋となりました。

米国で被害に遭われた方々の哀しみが癒えないうちに、
アフガニスタンで多くの哀しみが生まれ出ています。

今、「遠い崖」をいう本を読んでいます。
これは、明治維新の前後、日本に滞在していた、
サトウという人の日記を手がかりに、
その時代を描いているものです。

この本を読みながら、
日々のニュースを見ると、
後世の人たちは、この事態をみてどう感じるだろうか、
と考えます。

フランスルネッサンスを見やる渡辺一夫さん、
日中戦争の行方を見据える中江丑吉さん、
この方々が今の様子を見たら、どう思うか?
そんなことを毎日思っています。


先月県立図書館のコーナーで紹介した、
「腕で歩く」の読書感想文を書きました。
著者のボブさんはアメリカ人でした。
彼や、彼の出会った人たち一人一人は、今どんな思いで、
この事件とその後を見ているのでしょう?
2001.11.8記
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時雨の降る、晩秋の午後

風邪をひいてしまう。
頭痛・鼻詰まり・喉の痛み・咳、ひと通り揃っている。
昨夜は、バイクで帰るも、睡魔に襲われ、
「バイクでこれだから、ヤバイ…」って思い、
帰宅後、二十時に直ぐ就床した。
途中で、何度か目覚めるも、起きたのは翌朝十時過ぎです。

今、雨が降っています。
この一週間、天気がよく変わりました。
土曜日が、晴れ時々曇。日曜日が、雨時々曇。
月曜日から、水曜日までが晴れ。
木曜日の夕方には、少し降りました。
そうして、金曜日の朝には、霧が出てきた。
巡ってきた今日、土曜日は「文化の日」で、雨。
 
煌煌たる月の明かりの中を帰る夜もあれば、
冷え冷えとした時雨を見やる午後もあるというわけです。

もう先週になるのでしょうか?
萩原延壽さんが、亡くなられました。

その訃報にふれた時、
もう何年も置き去りにしてきた宿題を突きつけられた思いがしました。
あの「遠い崖」を読もうとして、それっきりになっている。
週末、市図に赴いて、捜すと、書庫に仕舞われたきりで在りました。

茨木のり子訳編「韓国現代詩選」を手にした時と同様、
読まれていない哀しみと、直ぐに読める喜びとを同時に感じる。

読み返すと、若い時よりしっくり胸にしみる。
歴史の中に身を置いて書かれ、読まれる本です。
在野の歴史家というフレーズが、萩原延壽さんについていますが、
今はこういう方がいなくなっています。
思えば、中江丑吉さんもそうでした。

在野ということで、松田道雄さんを思い起こし、
一人の人間を丸ごとくみ上げる歴史家ということで、
大学時代の恩師、新井白石の研究に勤しんでこられた宮崎道生先生をも、
思い出す。

忙しく暮らしている内に、人間らしさを見失っていた自分を恥じながら、
「遠い崖」を数十頁読んでいるうちに、
自分の中にある深く、大事なものをもっと大切にしなくては、
と言い聞かされているような心持ちになる。

そうだとすれば、
この風邪は、神様がひかせてくれたのかな?(笑)

昨日の午後、仕事の合間にふと見やると、
ついこの間まで黄金の輝きを見せた稲田の、
稲刈りがいつの間にか終っていました。

テレビでは、各地の紅葉が紹介されています。
あれは、もう、冬の前触れですよね。

あなたもお体を大事に。

2001.11.3記
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気づけば11月


久々に、パソコンへ向かう時間と意欲とが出来たら、
早、11月になっていた。
相も変わらず、忙しく疲れる日々が続いています。

この一週間、クリスマスケーキとおせち料理との、
予約申込書の伝票を作っていました。
A4(210×297)の大きさで、5枚一組のものが、
約23万セット、という注文で、
納期まで日が無く、
他の仕事を全てストップし、
工場中のパートさんを総動員して、
やっと、今日の夕方納品し終えました。

仕事一筋だったので、他に書くことが無い…。

ともかくも、一言、近況のご報告でした。
明日から、少しづつ、メモを片手に思い出しながら、
書きたいと思います。
では、おやすみなさい。
2001.11.1記
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