頑張れアーちゃん2章 脂肪肝・膵炎 本文へジャンプ
 
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10月28日
一時体調を崩していたアガサ、その後家族から「前より元気じゃないの」と言われていましたが。。。
今週木曜日に最初の嘔吐。でも元気もあり嘔吐も1回だけ。今は毛の抜け変わりの季節で、毛玉のせいかな?と思ってました。ただちょっとおかしいな?と思ったのは猫缶を食べたがった事。アガサは普段、ドライしか食べないけれど体調が悪くなると猫缶を食べたがります。それでも猫缶を1缶ほど食べ嘔吐もなく元気でした。
金曜日、2回目の嘔吐。この時も嘔吐は1回だけ。でも、また食べなくなりました。しかも嘔吐を見た娘によると胃液を吐いたらしい。先週土曜日に1週間後に来るようにと先生から言われていましたので午前中病院に行きました。木、金の様子を話すと血液検査をしておきましょうかと。言われなくても心配だったので血液検査はしていただくつもりでした。触診では異常なし、体温も普通。白血球は直ぐにでて9100で問題なし。
所がその後に出た検査結果で肝臓の数値を示す物が軒並み高い。肝臓に何らかの異常が起きているということで急遽レントゲンを撮りました。結果、肝臓がかなり肥大しており胃の位置が変わっているほどでした。1週間前は全く肝臓には異常がなかったのに、余りの事に先生も首を傾げるばかりです。
肝臓は分らない臓器で、症状が出て病院に連れて行ったときは手の施しようが無いと言う事が殆どだそうです。アガサの場合、1週間前は血液検査に異常がなかったので、まだ間に合うかも知れない。とりあえず今日から3日間、輸液をして症状が改善されなければ火曜日にエコーをかけ、肝臓に針を刺して細胞を採取、検査に出します。

10月29日
今朝、アガサを輸液に連れて行きました。相変わらずご飯は食べないけど昨日よりは少し元気かな?
昨日はやはり黄疸がかなり酷いようでした。今の輸液が効かないと静脈点滴をします。それで効かないと・・・ちょっと大変かも。アガサの状態を見ると大丈夫とは思うんですけどね。

10月30日
病院にアガサを連れて行きました。
昨日、午後に数回吐いた事、食事を相変わらず食べない事があり、もう1回血液検査をして頂きました。結果は悪くなっていました。体重も落ちて4キロを割っています。
今の状態だと検査結果を待ってからでは間に合わなくなるかも知れないと言う事で、とりあえず今日から静脈点滴で抗生剤を入れます。肝臓に何がおきているかによってステロイドが効く場合もあり、反対に使う事によって悪化をさせてしまう事もある。ただ、アガサの状態によっては結果を待たずにステロイド投与をしなくてはいけない場合もありそうです。これから数日間、静脈点滴に通います。
今日、預けている間にエコー検査がありました。その時に肝臓の細胞を採取、検査センターにだしてあります。エコーで見た所、胆泥(胆汁が泥のようになってしまう事)はなく、肝臓にも腫瘍らしき物は見当たりませんでした。
今週中には全ての検査結果が出ると思うので、それから治療方針が決まりますが、対処療法として今日は点滴に抗生剤の他、吐き気止めなど病状を悪化させないようなものを入れています。そのお陰か、帰宅後、猫缶を4分の1程度食べました。
検査結果が出てみないと何とも言えない事なのですが、先生の考えとしては前回の白血球増加の際に膵臓に炎症を起こし、それが肝臓ないしは胆嚢、胆管に移行したのではないかと言う事でした。後は脂肪肝の可能性もあります。これだと食べられなくてもとにかく食べさせなくてはダメだそうです。
他にも免疫不全による物とか色々とありすぎて難しい判断になりそうです

10月31日
今日も朝9時に病院に連れて行き夕方6時に迎えに行きました。病院では緊張のあまり全く食べなかったのですが帰宅後、猫缶を三分の一くらい食べました。病院でオシッコはしていたのですが、家に入った途端トイレに直行、またしてました。先生も昨日よりも今日のほうが動きが良いと仰ってましたが、声も大きくなり顔の表情も大分良くなって来ました。今の点滴が効果が出ているようなので次の血液検査が良いといいなぁ。
迎えに行った時に副院長と今日も話をしました。
今はまだ全く症状の原因が特定できず今の点滴&注射は対処療法のみです。今回の事がアガサの持病に関係しているかどうかは分りませんが、アガサの持病自体が全く分らない病気なので、この先どうなっていくのか先生の方も見当が付かないようです。
今の病院は割合と規模の大きな方で院長は毎年夏に、動物医療の先進国アメリカに研修に行っており、また2ヶ月に1回、大学の先生を招いての研究会をやっていたりします。病院に来る患畜も1時間もかけてやってくる飼い主さんや、他の病院でどうにもならなくてセカンドオピニオンで来る飼い主さんもいます。
その病院でもアガサの「好酸球増多症」は初めての症例。その為、多分こんな病気になるかも知れないと予想は付いても、実際には症例が無い為に全く判らないのが実情のようです。
最初の白血球の急激な増加は骨髄に何か炎症が起こったかもしれないし今回の症状も検査結果が出ても果たして病名が突き止められるかどうか分かりません。肝炎、胆肝炎、脂肪肝などは猫にはよく見られる病気なのですが、1匹の猫に発症するのは1つの病気が通常で、アガサのような症例はありません。今回、白血球が正常値なのは急激な発症ではなく、体の中で徐々に変化をしている慢性的なもののようです。
2年前に亡くなったホームズも猫には殆ど症例がない「耳垢腺腫瘍」と言う癌、アガサも症例なしの病気、ホトホトついてないなぁと思うけれど、でもね、そのお陰で病気の事髄分と知りました。犬や猫の病気は人間と殆ど一緒。だから授業料はかなりお高いけれど、いい勉強をさせて貰っていると思ってます。
って言うかそうでも思わないとやってらんないよ~。
アガサ、今、完全にお姫様状態です。娘その1は心配して電話をしてくるし、娘その2と旦那さんはアガサ用の猫缶(普通じゃ絶対買いません。高いんだもん)をせっせと買って来てます。
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