2004年1月7日
今年初めての通院です。本当ならクリスマス後に行かなければ行けなかったのですが、年末の慌しさとアガサの体調も良かった事もあり今日になってしまいました。数日前、頭を振り耳を痒がったので耳掃除をした所、出血がありました。それも見てもらうことにしました。
体重4.8キロ。ステロイドを飲んでいなかったので体重が落ちたものと思われます。先生と相談の上、ステロイドの投与を一時中断することになりました2週間服用しなくても体調不良にならなかったので、このまま様子を見ることにしました。
ただ、服用しない時の血液の状態を知る為に血液検査だけはしました。耳はどうやら自分で掻き壊してしまったようです。耳掃除も出血があったので1回でやめておいたのが良かったようで、もう治りかけていました。1週間後にもう1度耳の状態を見て、治らないようでしたら薬を投与します。
帰宅したアガサはまるで薬を飲まなくてもいい事が分っているようにとてもご機嫌でした。何時もはリビングに来る事も無いのに、日の当たる所でゴロ~ンゴロ~ンと寛ぎ、その後私の膝に手をかけて「お腹すいたぁ、ご飯頂戴」
血液検査の結果は1週間後の通院の時に分ります。
1月14日
先週の検査結果を聞く為と耳の様子を見て貰う為に病院に行きました。耳のほうは大分良くなっていますが、もう1回通院する事になりました。検査結果は白血球数11000、好酸球12%と正常範囲です。ステロイドを服用しなくてもこの結果なので,体調の変化が無い限り半年後の血液検査になります。
先生と好酸球の疾病に関して帰り際にお話をしました。好酸球がからんだ疾病は完治は難しいようです。後はいかに上手に病気と付き合っていくか、と言う事になると思います。特にアガサの様な疾病は例が少ない為、先生もステロイドを飲まない時の好酸球の値が症状が出た時にどのように変化をするか、それを知りたいようです。好酸球自体が分っていない部分が多く、ただアレルギーに関するものと言うデーターがあるのでステロイドが効くだろうぐらいの感じだそうです。
4月4日
3ヶ月ぶりに病院に行きました。アガサの状態はさほど悪くは無いのですが、数日前から嘔吐があり、その回数は少ないのですが何時もと何となく違うのです。甘えるしぐさが多くなり、家族のいる所に居たがる事が多くなり、何時ものアガサとはちょっと違うのです。毛艶も良くありません。その上ここの所3日くらい、誰か分らないのですが下痢をしている子がいる事も気になりました。こうすけとポワロを見ても何処と言って変化は無く、アガサが一番考えられました。
案の定、体重は落ちて4.1キロ。血液検査をしました。病院はお昼までですが午後には結果が出ると言う事で、結果が出てから薬を貰いにもう一度病院に行く事にしました。
血液検査の結果、体重が減る原因になるような数値は見付からず、今回も好酸球によるものと思われます。検査結果は前回より悪くなっていました。
白血球数18500、好酸球数は32%。今回は下痢の症状がある事から、胃よりも腸で炎症が起きているようです。ステロイドの服用を始めます。最初と同じ1日2錠からです。1週間後にもう一度塗沫検査を行いそれによって少しづつ減らせるかも知れません。
4月11日
アガサを連れて病院に行きました。ステロイドを飲み始めてからの1週間、アガサは日に日に元気になり毛艶も良くなっていたので、多分結果はいいだろうと思っていました。下痢もアガサではなくこうすけでした案の定、好酸球数は3%まで落ち、白血球数も13000台になっていました。体重も4.5キロと回復しています。リンパ球が多かったのですがこれは余り心配しなくても良いそうです。ただ、リンパ腫から白血病に移行することもあるので、定期的な血液検査は欠かせないようです。検査結果からステロイドは二日に1錠に減りました。
今回のアガサの状態は前に比べてそんなに悪くはありませんでした。血液検査の結果や体重の減少などの症状が出ていましたが、前に何回か発症した時に比べると嘔吐の回数も少なく、状態が良かったのですが甘え方が酷かったのです。度重なる発症でアガサ自身ちょっと体調が少しでも悪くなると不安になるのではないかと思っています。
1週間分の薬を出して貰いました。来週は状態に変化がなければ、薬だけ取りに行く事にしました。
4月20日
昨日、仕事帰りに病院によって薬を貰ってこようと思ったのですが、残業で会社を出たのが8時。病院は8時までなので当然間に合わず今日取りに行きました。先生にアガサの様子をお話しすると「お薬減らして見ましょうか」。ヽ(^~^*)ノバンザーイ!!1日おきに1錠になりました。1週間後、血液検査をして結果が良ければ少しづつ減らして行けそうです。
アガサは変わりなく元気です。次の検査も良ければいいなぁ。
5月2日
アガサの通院日です。今日の結果が良ければステロイドが減る事になっていたのですが、好酸球数が上がってしまいました。19%です。もう1週間、今と同じ二日に1錠を続けることになりました。
アガサは数値が上昇したにも関わらず、元気です。体重も4.73と増えています。ただ状態が良くても体の中で何らかの変化が起きている可能性があり、薬は止められません。正直言って先の見えない治療は辛い物があります。アガサの元気だけが救いです。
5月10日
昨日アガサを病院に連れて行き、今日その結果を聞きに行きました。好酸球数は2%にまで減っていました。ステロイドをどうするか先生と相談しました。
アガサの病気は好酸球数が減ったからと言って、大丈夫という訳にはいきません。少なくても症状が出る事があるそうです。アガサは症状が出るとたちまち体重が減ります。体重減少もある程度の期間をかけて減る分には問題が無いのですが、アガサのように1週間で500グラムも体重が減るのは色々と問題が出てくるようです。
その一つが脂肪肝。急激に痩せると脂肪が肝臓に付いてしまい脂肪肝となります。
またステロイドを続けた場合のリスクは肝臓病、糖尿病等々ありますが、猫の場合はステロイドの副作用は少ないとされています。今の病院でステロイドを飲み続けている仔は10年以上になるそうです。ただそれも個体差があり果たしてアガサがその仔と同じ様に出来るかは分りません。
アガサが繰り返し症状が出る事、ステロイドで安定している事、諸々の事を考えてしばらく症状が治まっていてもステロイドを続ける事にしました。ただ、肝機能を見るために時々血液検査をしながら、ステロイドの量を見ていく事にしました。もし、肝機能に異常が出た場合はそれなりの薬に変えて行きます。今回はとりあえず前回と同じ二日に1錠です。1週間後に血液の化学検査をし、その結果によってこのままで行くか量を減らすか決める事になります。
5月16日
5月に入って3回目の通院日です。体重4.83キロ。また少し太ってしまいました。今日は肝機能を見る為の血液検査です。結果は異常なし。好酸球数も1%になっていました。ステロイドの量は当分の間二日に1錠にする事にしました。今まで胃薬はステロイドを飲む日に朝晩1錠づつだったのですが、アガサのストレスを考え1錠にして貰う事にしました。今日の薬は2週間分。血液検査は1ヵ月後になります。
帰宅してからのアガサは鳴きっぱなし。アガサの要求が何なのか全く分りません。一緒に2階へ行くと大人しいので、どうやら誰かに傍にいて欲しいようです。娘達はそんなアガサを見て「アガサ、良い子でしょ。だからもう病院に連れて行かないでね。って言っているんだよ。先週も同じ様に鳴いていたよ」と言ってました。アーちゃん、次に病院に行くのは1ヵ月後だからね。少しノンビリしようね。
最近3回の血液検査結果
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4月4日 |
5月9日 |
5月16日 |
平均値 |
赤血球 |
931 |
890 |
895 |
500~1000 |
白血球 |
18500 |
9200 |
8100 |
5000~19500 |
ヘマトクリット値 |
43.7 |
41.7 |
41.9 |
30~45 |
総たんぱく質 |
5.8 |
|
7.4 |
6.8~8.0 |
ヘモグロビン |
14.9 |
13.8 |
13.7 |
9~15 |
アルブミン |
2.4 |
|
3.4 |
2.1~3.3 |
A/G比 |
0.71 |
|
0.85 |
0.8~+1.2 |
MCV |
46.9 |
46.9 |
46.8 |
43~53 |
MCHC |
34.1 |
33.1 |
32.7 |
30~36 |
尿素窒素 |
32.0 |
|
24.6 |
17.4~40.0 |
クレアチニン |
1.3 |
|
1.0 |
0.6~2.0 |
GGT |
|
|
6 |
10以下 |
GOT |
|
|
15 |
18~53 |
GPT/ALT |
34 |
|
40 |
29~84 |
ALP |
108 |
|
129 |
62~212 |
血糖値 |
160 |
|
121 |
69~146 |
アンモニア |
45 |
|
33 |
75~85 |
|