こうすけ発症からの9日間 本文へジャンプ
 

9月25日

今朝、主人と朝食をとっていると 、傍にいたこうすけがいきなり起き上がりました。起き上がったと同時に呼吸が早くなり心臓も早鐘のよう。 口で呼吸をはじめ、口の端からは涎が出ていました。数秒で収まったものの、どうやら発作のようです。相変わらずご飯も食べず動かないので病院に連れて行く事にしました。
今日は院長の診察です。K先生からこうすけの状態について話があったようです。体重はまた減って4.84キロになっていました。ただ、熱は下がっており38.5度でした。ここ数日の状態と今朝の事をお話しその結果、今日は皮下補液のみをして貰う事にしました。
こうすけは「肥大型心筋症」と言われるもので治癒できるものではない事、幸いにもまだ心臓に血栓は出来ていないものの、何時出来るか分らない状態であること、突然死の可能性も高い事、治療としては投薬により心筋が厚くなるのを遅らせる事など説明を受けました。
本当ならば心臓に負担をかけないために皮下補液ではなく、 時間を掛けて体の中に入れて行く点滴の方が良いのですが点滴の最中にも心臓が止まることがあると言われ、皮下補液をお願いしました。
家族が誰もいない病院でもしもの事があったらと思うと、病院において行く事は出来ませんでした。
肥大型心筋症は人間の場合も心臓移植しか道がないそうで、 ましてや猫の場合は延命処置しか道はないそうです。
こうすけには年単位の命は残されていないだろうとの院長の判断でした。