こうすけ発症からの9日間 本文へジャンプ
 

9月27日

こうすけの甲状腺の結果が出ていました。
甲状腺には異常なしとの事でしたが、院長曰く、「甲状腺亢進症があった方がまだ良かったかも知れないね」との事です。こうすけは甲状腺からではなく純粋に心臓からの疾患との判断です。
こうすけの状態は相変わらずで殆どご飯を食べない状態です。昨日は後足のふらつきもありました。
その事をお話しすると院長は苦い顔。思った以上に症状が進んでいるかも知れません。前回、異常がなかった肝機能、腎臓にも影響が出ている事が考えられ、(一昨日くらいから多飲多尿が見られます。これは肝臓、腎臓の機能が衰えている事が考えられるそうです)明日、もう一度血液検査とエコー検査をする事にしました。
が、帰宅途中ずっと考えていました。治る病気ならば検査でも何でも受けさせるけれど、治らない病気でただ状態を見るためだけの検査が果たしてこうすけにとってはどうなのかと。院長も検査に余り積極的ではありませんでした。考えた末、明日の検査はしない事にしました。
こうすけにこれ以上のストレスは与えたくないし、 限られた時間ならば慣れ親しんだ自宅で過ごす方がよほど良いだろうとの判断です。
こうすけの心筋症は突発性のもので本来ならば突然死でもおかしくなくないようです。それが、発症から1週間たちました。この1週間がどれほど私たち家族に大事だったか分りません。 この1週間がなかったら後悔と自責の念にさいなまされたと思います。この先、どの位生きてくれるか分らないけれど、こうすけが私たちにプレゼントしてくれた時間だと思います。
その、大事な時間を大切に過ごしていきたいと思っています。
今日は猫缶を指につけて口に持って行ったら割と食べてくれたんです。

9月29日

昨日、こうすけの薬を貰いに病院に行きました。相変わらず食欲がないこうすけの事を院長と話しました。もしかすると薬が苦いので食欲が出ないのかもとの事で、2種類から1種類に減らしました。帰宅途中、大きなペットショップのある量販店に行き、こうすけが食べられそうな仔猫用の猫缶、流動食などを買い帰宅。ほんの少し食べたけれど相変わらず食欲はなし。
そして今日、主人と相談の上、もう一度だけ検査をして貰う事にしました。 血液検査の結果、前回全く異常がなかった肝臓、腎臓の数値が軒並み 平常値の2倍から5倍に上昇。院長が危惧したとおり内臓器官に異常が出ていました。
これはもう、点滴しかないとこうすけを預けて帰宅しましたが、家にいる間も何時緊急の連絡が病院からあるかと気が気ではありませんでした。
午後7時半過ぎ、病院に迎えに行きました。
こうすけは途中、呼吸が苦しくなり、酸素テントに入っての点滴だったそうです。午前中に採血した血液の塗沫検査をした所、今回は好中球に変わりリンパ球が上昇。これから考えられることはリンパ腫です。白血球の数が50000を超え、測定不能なため確実ではないそうですが、心臓のリンパ腫の可能性がありそうです。
こうすけの症状は進行がかなり早かったようです。院長も「心筋症の発見が早かったのに」と残念そうでした。
今晩の様子を見て明日、もう一度点滴に連れて行くか判断します。