タイトルそのまま、イエスが祈るシーンです。「杯」は、これからイエスが受ける苦難を指します。「本当は嫌だけど、神の意思なら従おう」というわけですね。
No.21 MIDI (2.1KB、0分53秒)
そして少し進み入り、ひれ伏し祈って言われた。
我が父よ、もし出来る事なら、この杯を私から取り去って下さい。しかし私の思うようにではなく、あなたの御心のままになさって下さい。
心のモヤモヤを表すかのような伴奏。最後はちょっとだけ晴れて明るくなります。
No.22 MIDI (3.6KB、1分11秒)
救い主は御父の前にひれ伏している。
こうして彼は私と全ての人を我々の堕落から神の恵みへ引き上げて下さる。
彼は覚悟を決め、苦い死の杯を飲む。この世のあらゆる罪が注がれ、悪臭を放つその杯を。
それが愛する神の御心にかなうものだから。
これは、曲を聴く人の強い意志を代弁したアリアですね。でも「イエスにならって喜んで飲もう」と歌ってるのに、音楽は暗めです。顔で笑って心で泣いて……なんて状態なんでしょうか?
No.23 MIDI (16.5KB、4分45秒)
喜んで私は覚悟を決め、十字架と杯を受け入れ、
救い主にならって飲もう。
なぜならその御口、乳と蜜の滴りで、
苦難の源とその辛い恥を最初に飲んで甘くして下さったのだから。