10年以上前にNHK大河ドラマ「独眼竜正宗」を見て以来、戦国大名の
中でも伊達政宗が大好きだ。武力だけでなく奇抜なアイディアで秀吉、
家康に立ち向かう姿は痛快だった。今でもドラマ「独眼竜正宗」のオープ
ニング・テーマ曲と正宗を演じる渡辺謙を思い出す・・・・・。
仙台の青葉山
「杜の都仙台」は、江戸時代初期に正宗が城下町を造ったことにより
発展し今でも仙台のスパースターだ。
青葉通りから広瀬川を渡り広大な青葉城跡を登ると高く堅牢な石垣
が目に入る。城の建造物はほとんど残っていないが、さすがに全国トッ
プクラスの大名であった伊達家の城跡だけあり規模が大きい。天守閣
が無いのも幕府に遠慮する必要のあった外様大名らしい。
本丸跡からは、馬に乗った甲冑姿の独眼竜正宗が100万人都市仙
台の発展振りを見守っている。広瀬川が流れる街を見下ろしていると、
ついヒット曲「青葉城恋唄」を口ずさみたくなる。
七夕祭りや年末の「光のページェント」の頃に仙台を訪れ、牛タンと
「萩の月」を思いっきり食べたい。
磐梯山 摺上原
正宗が奥州を制覇する上で重要な合戦と
なった摺上原(すりあげはら)の戦いは、会津
の芦名氏との間で両軍4万人が激闘した。正
にとって奥州制覇に向けて記念すべき合戦で
あった。
摺上原は会津磐梯山と猪苗代湖の間に位
置し、磐梯山を仰ぎ見ることができて気持ち
よく田園と原野が広がる。20代のスキーに
燃えていた頃は、近くのアルツ磐梯や猪苗代
リゾートで喜多方ラーメンを食べてスキー三昧
だった。
青葉城 大手門
米沢(山形県)
米沢は上杉家と米沢牛のイメージがありますが、独眼竜正宗の生誕の地でもある。
現在は公園、神社になっている米沢城跡へ足を運んでみると、正宗生誕の碑が建って
いる。城下には旧上杉家の邸宅や、立派な博物館もあり米沢城下散策も面白い。
政宗の発想のユニークさと、度胸の良さは戦国大名の
中でも抜群だ。様々な意見もあるが、歴史の「もしも」
が許されるなら、もう少し早く京の都に近い土地の大名
に生まれていたら信長、秀吉のライバルになり天下も
取れていたのかも・・・・・と、言ったら信玄、謙信、毛利
とキリがないですね。これが人の運命(さだめ)ですか。
伊達家の居城、青葉城の表門口。ここには政宗が
秀吉からもらった京都伏見城の壮大な城門があった。
残念ながら仙台大空襲で燃えてしまいました。写真を
みても立派な櫓門です。