城下町歩き 鶴岡

山形県鶴岡市

新潟県の村上市から国道7号を北上し、山形県庄内平野の中心地である
鶴岡に向かう。国道7号は山間部のルートが多く携帯電話の圏外がほとん
どで、日本海側の国道345号を選ばなかったことを少し後悔した。やっと
海辺のルートに変わり、念珠関、温海温泉の辺りの日本海はいい景観だっ
た。
 庄内平野は日本有数の穀倉地帯で、鶴岡は近くの湊町酒田とともに繁栄
した町だ。庄内藩酒井家14万石の城下町で、鶴岡の酒井家も姫路(兵庫県)
酒井家と同族で徳川家康時代からの譜代の名門だ。
 穀倉地帯の庄内藩は、後の日本一の大地主本間家(酒田)の後ろ盾もあり
財政は豊かで領民にも人気があった。8代忠器の時代に越後への領地代え
を領民が阻止する農民一揆、嘆願運動がおきている。殿様と領民との美しい
エピソードのある城下町。 
 更に、庄内地方では西郷隆盛(薩摩藩)が人気がある。幕末の戊辰戦争で
庄内藩も会津、仙台などを中心とする旧幕府がわで戦ったが、戦後処理の際
に西郷さんが寛大な処置をしたらしい。庄内地方、鶴岡の人は情にもろいで
すね・・・・・。現在、西郷さんが縁で鶴岡市と鹿児島市は姉妹都市になっている。

庄内藩校 致道館

文化2年(1805)に、藩政の建て
直しの人材育成のために創設。
東北地方で唯一現存の藩校だ。
 日新館(会津藩校)の造りに似て
いる。

水戸藩校 弘道館

歴史と伝統のある城下町には、武士
の教育機関であるしっかりとした藩校
がある。
 鶴岡出身の藤沢周平の時代小説に
致道館が何度も舞台になっている。

薩摩鹿児島の町

鶴ケ岡城の跡

庄内藩酒井家14万石の城跡。現在、
櫻の名所である美しい公園。

レトロな雰囲気の建物も点在

鶴岡駅前の巨大な庄内米倉庫群。
さすがに穀倉地帯らしい風景で、庄
内地方の豊かさが感じられます。

トップのページへ戻る
山形市レトロ歩き
米沢を訪ねてみる

鶴岡は「雪の降る町を」メロディー発想
の地でもある。とても哀愁があり、優しい
メロディーが大好きだ。城跡公園に記念碑
がある。


トップのページへ戻る

この場所で、東京キー局の女子アナウンサー
に偶然会った。彼女は一人旅で東北旅行を
していた。流石に華のある雰囲気でありながら
も、ストレスは大変なものらしい。テレビ局の裏
話も色々聞けて、歴史好きとのことで僕の旅話
も興味深そうに聞いてくれた。
東北局の女子アナに続いて、このホームページ
に新たな女子アナ読者ができました・・・・。