薩摩鹿児島の町

南国薩摩とは想像できない、寒い冬の早朝に鹿児島に到着した。カーラジオか
ら「今日の桜島は降灰も多い見込み」と、桜島情報が流れていた。
 鹿児島のシンボル桜島。噴煙がたなびく桜島を目にしたとき、遠く薩摩まで
来たことを実感した。ドライブ旅行の鹿児島は気が遠くなるほど遠かった。まるで
外国に到着した気分。
 鹿児島の繁華街である天文館を過ぎ、官庁街の中心に西郷隆盛の銅像が立っ
ていた。言うまでも無く薩摩鹿児島からは明治の政治を動かした多くの人物が
でたが、西郷隆盛の人気は絶大。「判官びいき」の気持ちで、赤穂浪士、白虎隊、
西郷隆盛・・・・と悲劇の結末に庶民は弱いですね。
 鹿児島は温泉天国。50以上の源泉と銭湯が温泉で、300円前後の料金で気軽
に温泉を楽しめます。温泉銭湯に入っていたほんの一時間の間に、自動車のボン
ネットの上には桜島の降灰が薄っすらと積もっていた。
 錦江湾(鹿児島湾)を臨む天保山に佇んだ。横浜鶴見の生麦事件に端を発した
薩英戦争(1863年)のおり、沖合いのイギリス艦隊から砲撃を受け、1941年の
日本海軍の真珠湾攻撃の時には海軍攻撃隊が錦江湾で激しい訓練をした。桜島
は日本の歴史を静かに見守ってきた。
 鹿児島郊外の日当山温泉に入った。東京上野の西郷さんは、お馴染みの犬を
連れた格好でこの温泉でくつろいだ。明治政府から命を狙われつつ、西郷さんは
温泉で何を考えていたのだろうか?鄙びた日当山温泉が西郷さんの面影を感じ
させてくれた。
 

錦江湾と桜島

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開門岳と知覧
九州の温泉情報

日当山温泉 西郷どん湯

日当山温泉の元湯で、西郷隆盛の
湯治場の一つとして有名。
 この温泉にも歌人与謝野晶子の
歌碑があった。与謝野さんは本当に
温泉好きだったんですね。

全国の山の中でも美しい山容で
す。噴煙たなびく活動的な山。

※薩英戦争に、若き東郷平八郎も活躍。日露戦争の東郷元帥。

記念艦「三笠」(横須賀)
三陸海岸ドライブ
赤レンガの港町 京都舞鶴

坂本竜馬も西郷どんの勧めで、
お龍さんと湯治。

桂浜 坂本竜馬

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