心の教室

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わたしの活動 PART.W (平成16年度)
明るい学校づくり支援員として

 明るい学校づくり支援員とは…

 市か独自に実施している事業の一つです。
 不登校やいじめ、暴力行為や学級崩壊など、小・中学生を取り巻く様々な問題に緊急に対応するために、専門性の高い人材を学校に派遣し、問題の原因やその対応を探ったり、学級づくりを支援することを目的とし、学校長からの養成により市教委が学校に支援員を派遣します。
 今年は、以前心の教室相談員やスクールアシスタントとして勤務経験のある中学校に、養護教諭の補助として派遣されました。主な支援は、保健室登校している生徒や頻繁に保健室に来室する生徒たちに関わることが中心となっています。

 明るい学校づくり支援員として…

 この度は時間数がとても限られていたので、週1日で5時間くらいになりました。特定の生徒に関わることが主な支援だったので、多くもなく少なくもなくと言った感じでした。とは言え…充分とはとても言えなかったと思います。そんな中でも保健室に度々来室してくる生徒達には丁寧に関わるようにしました。先生ではなく「カウンセラー」として意識して関わりました。
 今まで数年過ごしたことのある学校だったので、幾人の先生達とはすでに面識があり、わりとスムーズに関わることが出来ました。特に主に関わっていた生徒の担任とは打ち解けた話も出来て、とてもよい関係でいられたことが嬉しかったです。
 生徒達とは「今」の話をするようにしました。どんな気持ちなのか、どうしたいのか…ありのままを受け入れるのはもちろんのことですが、少しでも芽がでかかっていることについては、認めて、励まして、勇気付けるようにしました。学校の中で少しでも安心できる時間を過ごしてもらいたいと思って一緒に過ごしました。
 私と過ごした時間の後、教室に戻っていった生徒の顔がいい顔になっていたと担任の先生から教えていただきました。また、私が来る日を心待ちにしている生徒がいると養護教諭から教えていただきました。居てくれてよかったと何人かの先生から言葉をいただきました。少しのお世辞もあるかもしれませんが、そのように思っていただけたことをこの度は嬉しく思いました。
 最後の日…親しく関わった生徒に「さようなら」と声をかけました。逃げるようにその子は後姿を見せながら「そんなこと言わないで!寂しくなるから!」と走り去っていきました。今もその姿が目に焼きついています。

わたしの活動PART.Xにつづく

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