食事は「囲炉裏ダイニング」にて。
囲炉裏というと床に切られたものを想像しがちだが、この宿のはテーブルタイプ。
「足の痺れを気にせず、ゆっくりお食事を楽しんで頂きたい」そんな宿の配慮から。
この宿の料理は「地産地消」がベースになっているらしいが、
聞けば、炭も地元の炭焼き小屋から分けてもらっているというから筋金入りだ。
そうこう思う今も「パチン!」と小さく炭がはぜる。
さて、前菜やら何やらを頂きながらメニューに目を落とす。
日本酒だけでも30銘柄はあるだろうか品揃え…。
まずは「生ビール」で喉を潤すことにした。
ほどなく「前沢牛と地場野菜の盛り合わせ」が運ばれてくる。
これを目の前の炭火でジュージュー焼く訳だからなんとも楽しい♪
料理は総体的につとめてシンプル。
「茹でただけ」「焼いただけ」の手抜き料理が並ぶので覚悟した方がいい
(笑)
素材がよいから成立している…そんな料理である。
「あつあつ厚焼き玉子」
卵の甘みと、甘めの出汁とが相まっていい塩梅。
この玉子焼きが「板ごと運ばれて」きたのには、少々戸惑う。
『○枚ずつどうぞ』とオーナー夫人。
どうやら、この日の宿泊客でシェアするシステムらしい♪
食後はオーナーの淹れてくれるコーヒーを楽しみながら暫しの雑談。
こういった時間も小さな宿ならではの距離感。