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検索分類「星ノハナシ」  HIT数:33件

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☆暗い恋人達のハナシ 2007年3月26日(月)
分類:星ノハナシ
 惑星から外された冥王星は『矮惑星』と仮に呼ばれていましたが、正式な日本語表記が『準惑星』に決まりそうです。
 冥王星を惑星としないことを決定付けているのは、先頃定められた「惑星の定義」の“自分の軌道周囲から他の天体を一掃している”という項目です。つまり、冥王星の軌道付近には多くの他の天体が点在しているため惑星とならないわけです。
 「惑星の定義」には“衛星ではない”という項目もありますが、実は「衛星の定義」は定められていません。“共通重心が主星の外にあるものは衛星としない”という案が出されましたが最終的に

☆継承の話 2006年1月11日(水)
分類:星ノハナシ
 北の空に輝く北極星は、昔から航海の道標として、船乗り達を導いてきました。

 今の北極星は『こぐま座α星』です。

 “今の”と前置きしているのには訳があります。

 地球の地軸は、円を描くように、例えるなら“すりこぎ”を擦るように、少しだけブレています。

 これを『歳差(さいさ)』と云い、周期は約2万5800年です。

 つまり、地軸が指し示す「北極星」と呼ばれる星は、『歳差』によって数千年単位で移り変わっているのです。

 計算によって、かつて「北極星」であった歴代の星が判ります。

 紀元前1100年の「北極星」は『こぐま座α星(小熊のしっぽ)』のすぐ近くにある『こぐま座β星(小熊の背中辺り)』でした。

 さらに、これから「北極星」となるであろう星も判っています。

 西暦4100年頃には、ケフェウス座 γ星。

 西暦1万200年頃には、はくちょう座 α星(デネブ)。

 西暦1万3700年頃には、こと座 α星(ベガ)。

 このように、「北極星」は代を重ねていきます。

 果たして人類は、あと何代、北極星を見届けることが出来るでしょうか。




☆隣の美女の話 2005年7月10日(日)
分類:星ノハナシ
 太陽系の惑星達には解明されていない謎が数多くあります。
 『金星』の謎は『スーパーローテーション』と呼ばれる大気の流れです。
 地球では、両極と赤道付近の寒暖差による大気の流れと、地球の自転によって、大気の対流『大気大循環』が複雑に地球を循環しています。
 金星は地球とは逆方向にゆっくりと自転しています。
 長い昼と夜の寒暖差と遅い自転の為に、地球とは違った大気大循環があるだろうと想像されていましたが、実際はその想像以上に不可思議なものでした。
 探査機の調査によると、大気はどの経度でも自転方向に、しかも自転周期の約60倍もの速度で循環していたのです。金星の自転周期は243日(地球の243日が金星の1日)ですが、大気はたったの4日で金星を一周してしまうのです。
 この超高速の風を起こしているものは何なのでしょうか。大気圧90気圧、地表温度470℃以上の地獄のような環境が関係しているのでしょうか。
 美しい女神というものは、かくも恐ろしく謎に満ちています。お気を付け下さい。

☆明けない夜の話 2005年7月9日(土)
分類:星ノハナシ
 『月』の自転軸は約1.5度しか傾いていません。月の極地域では太陽は一年中地平線近くで見え隠れしているわけです。科学者達は北極にあるクレーター群に注目しています。一年中太陽光が差し込まないクレーターの底に氷となった『水』があるかも知れないからです。また、高く盛り上がったクレーターの縁は常に太陽光を浴びているはずです。そこに太陽光発電施設を造れば、将来建設される月面基地のエネルギー源となるでしょう。月世界には永遠の夜があり、永遠の昼もあるのです。

☆鳴かず飛ばずの話 2005年7月7日(木)
分類:星ノハナシ
 探査機ボイジャーに異星文明宛てのレコードが載せられていることはよく知られています。
 この『ボイジャーレコード』には、太陽系の位置や地球上の生物の様々なデータや映像とともに、音楽が記録されています。
 さて、土星の衛星タイタンに着陸した探査機ホイヘンスにも音楽が乗せられていたことをご存じでしょうか。
 その名も『MUSIC 2 TITAN』プロジェクト。もちろん、タイタン探査を計画した欧州宇宙機関公認です。
 地球以外の星に音楽を届けようと云うこの計画。フランスの音楽家が作曲した4曲のオリジナル・ロック・ミュージックは、無事タイタンに届けられ大成功しました。
 しかし、このプロジェクト。あまり知られていないようです。やはりメジャーなミュージシャンの曲ではないからでしょうか。このプロジェクトにはミック・ジャガーも参加しているんですけどねぇ。
 まあ、打ち上げから7年も経った後じゃ、ヒットは無理ですね?

☆古い卵の話 2005年7月5日(火)
分類:星ノハナシ
 彗星に400s近い物体を衝突させるという、宇宙探査史上最も過激な調査が行われました。
 標的になった可愛そうな星は『テンペル第1彗星』君。
 火星と木星の間の楕円軌道を約5年半で回っている大きな尾を引かない彗星です。
 表面は長い間に太陽の熱で焦げて固い殻のようになっています。
 この殻を突き破り中身を吹き出させようという計画です。
 2005年7月4日、彗星探査機『ディープインパクト』から切り離された衝突機がテンペルに命中。強烈な閃光が発せられ、太陽系創生期に閉じ込められた物質が殻の中から吹き出しました。
 衝突による数千度もの熱で、温泉タマゴにはならなかったようです。

☆働き者の話 2005年7月3日(日)
分類:星ノハナシ
 すでに1年以上火星で動き回っている2台の探査機「スピリット」君と「オポチョニティ」さん。
 計画当初、彼らの動力源である太陽電池は3ヶ月ほどで砂や埃にまみれて発電出来なくなるだろうと考えられていました。
 予想通り、危機的な電力低下が「オポチョニティ」を襲いました。しかし、ある時を境に発電量がそれまでの2倍にも跳ね上がったのです。
 お陰で「オポチョニティ」は今も活発に火星を走り廻っています。
 科学者達は火星のつむじ風が太陽電池に積もった砂を吹き飛ばしたのだろうと言っていますが…。
 あちらにもあるんですね。『こびとの靴屋』火星支店。

☆冷たい雨の話 2005年7月2日(土)
分類:星ノハナシ
 土星の衛星タイタンは、太陽系の衛星の中で唯一濃密な大気で覆われ、可視光線による観測を拒む謎多き星でした。2005年1月14日、史上最大の惑星探査機カッシーニに搭載された小型探査機ホイヘンスは、タイタンの謎を解明するため分厚い大気に突入し、2時間以上にわたって様々なデータを地球へ送ってきました。タイタンの素顔は、太陽系の星々の中で最も地球に似たものであり、そして全く違っていました。タイタンには川があり、海岸線や島まであったのです。同じ大気を持つ星「火星」の荒涼たる風景に比べれば、タイタンには親しみさえ感じます。しかし、その地形を形づくっているものは地球のそれとは違っていました。大地は氷と上空から降ってきた有機物で出来ており、川を流れているのは液体のメタンでした。地球から遥か12億キロの彼方で、地球とそっくりな地形が全く違う要素によって作り出されていたのです。
 驚くべき光景を我々に見せてくれたホイヘンスは、その大役を終え、今タイタンに眠っています。液体メタンが凍る寸前、摂氏-180度の冷た過ぎる雨に打たれながら。

☆隔たる誕生の話 2005年7月1日(金)
分類:星ノハナシ
 古代の人々は夜空に突如現れた星の輝きを新しい星の誕生と考えました。超新星爆発と呼ぶその輝きは、実際には恒星がその生涯の最後に起こす大爆発なのです。ガス状に飛び散った星の残骸は、やがて生まれてくる新たな星の材料となります。そう考えると古代の人々が新たな星の誕生と考えたのは間違いではないのかも知れません。数十億光年の彼方で起こった超新星爆発の光は、数十億年の時間を経て私たちに届きます。もしかしたら、たった今、その超新星爆発から生まれた惑星の上で、生まれたばかりの私たちの太陽の様子を眺めている知的生命体がいるかも知れません。

☆長い旅路の話 2005年6月30日(木)
分類:星ノハナシ
 太陽系に新しい星が発見されました。名前はセドナ。大きさは冥王星より少し小さい位といわれています。冥王星が発見されたのは1930年ですが、なぜそれ程の大きさの星が今まで発見されなかったのでしょうか。セドナまでの距離は太陽に最も接近したときで太陽・地球間の76倍。最も離れた時には1000倍にもなります。冥王星までの距離が40倍ですから、観測機器が発達した現代だからこそ発見できたといえるでしょう。超楕円軌道を旅してきたセドナは2076年頃に太陽に最も近づきます。次に太陽に接近するのは、なんと一万年後です。前回セドナが近づいた一万年前の地球では、ユーラシア大陸の東端にまで進出した人類がベーリング海峡を越え北米大陸に到達していました。この一万年で人類は地球上のあらゆる場所に広がり月にも足跡を残しました。一万年後、セドナが戻ってきたとき、人類は一体どこへ到達しているのでしょうか。

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nik4.71