アーニーの戦争
デービッド・ニコルズ編/著 宝島社

シンプルで力強く、がっちりとしたつくりの本の装
幀ができて素直にうれしい。あまり、デザイナーが
作り過ぎてはいけないと改めて思う。
Cの福音
楡周平・著 宝島社

楡周平さんのデビュー作。ハイテクで、コカインの
かおりのするエンターテインメント文芸に仕上げて
みたかった。
ノックへの愛の手紙
山田絵似子・著 主婦と生活社

いまどうしていらっしゃるのでしょう横山ノックさ
ん 抱擁を書き続けるというナムーラミチヨさんのイ
ラストが素敵。手触感を大切にしてみた。
クーデター
楡周平・著 宝島社

Cの福音に続き、山下セイジさんのカバー・イラス
が迫力を出す。あとは、血のにおいのするタイトル
をどぅ〜んとおくだけ。
スピカ
高嶋哲夫・著 宝島社

写真に色をつけてみる。原発が無気味に燃え、天空
のスピカが希望になって輝いてほしいという思いを
こめる。
猛禽の宴
楡周平・著 宝島社

ニューヨークの写真を使いたいと思っていた。ただ
し、風景ではなく、危険な戦いを予感させるものを、
と。
小さな劇場
中島葵・著 兼六館出版

中島葵さんの作品集1。彼女が描きのこした絵の、ほ
んの片隅にかかれた人物を切り取り、カバーにもって
くる。からまってくるのは、葵さんみずからの文字。

河口の町へ
飯田辰彦・著 宝島社

シンプルなレイアウトだけど、ワープロ文字をさら
ににじませたり、写真をダブルトーンで印刷したり、
さりげなく、こってみた。

もう片方の運動靴は・・
中島葵・著 兼六館出版

編者の芥さんには黙っていたが、手掛けた3冊のどこ
かしらに、葵さんに感じた僕なりのかわいさを出して
おきたいと思っていた。葵さん本人が見たら何といっ
ただろう。
男たちの大リーグ
デヴィッド・ハルバースタム・著 宝島文庫

なんでもないような作品だけど、気に入ってる一冊。
本屋でみると、よい地味さ加減にちょっとにんまり。