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過去最高人数30名の参加者とともに、 第11回しずく会は無事終了しました。 6月1日は、鮎つり解禁日ということもあり、 お料理には親父の釣ってきた天然鮎の塩焼きも登場。
蔵元ゲスト『天鷹酒造』様、『富美川酒造』様とともに、 日本酒について心行くまで語り、味わい、 楽しい時間を過ごしていただけたと思います。
蔵元さま、お客様、ご協力いただいた皆様、 本当にありがとうございました。 第12回も、どうぞお楽しみに! |
宵も深まり、いよいよしずく会開幕。 蔵元をお招きし、30名ものお客様をおもてなしする準備が進みます。 店内では受付も始まった頃です。 |
遠くに開会の挨拶をする利尚の姿。30名並ぶと司会席が遠いです。 |
宴会場の入り口には、一升瓶のコレクション。 大きな芍薬の花も見事に花を添えて・・・。 |
松月堂さん特製の和菓子。 本日のオミヤゲです。おまんじゅうには、酒粕がねりこんであります。 大田原市佐久山の老舗和菓子店「松月堂」さんには、第1回しずく会より、毎回、しずく会のためだけにオリジナル和菓子を作っていただいています。このオミヤゲを楽しみに来る方も大勢いらっしゃいます。酒の会に参加したお父さん方は、迎えに来てくれた奥さんに、このオミヤゲを手渡して・・・。円満です。 |
受付はカウンターで。 受付時に本日の資料をお渡しします。 期待も高まりつつ、階段をのぼって2階宴会場へ。 はじめは少し緊張気味のお客様もいます。お酒が進めばだんだんほぐれて・・・。 お帰りの際には、お見送りと同時にオミヤゲをお渡しします。
事前打ち合わせをする蔵元さん。 左から、富川氏、斉藤氏(富美川酒造)、尾崎氏、竹之内氏(天鷹酒造)。 |
乾杯のお酒。 『天鷹』大吟醸出品酒(平成17年度の金賞受賞酒)。 『富美川』純米大吟醸 無ろ過生原酒 山田錦。 この後も、各蔵3種類ずつ出てきました。お酒の量としては、大満足なくらいです。
お父さんの釣ってきた鮎塩焼き。 大きな声ではいえませんが、右側の小ぶりで姿が美しいほうが今日の釣果・天然鮎です。左は、万が一あまり釣れなかった時のために保険をかけて仕入れておいた鮎です。 |
富美川酒造(忠愛)社長 富川栄子氏
「あまりこういう場にはでてこないものですから・・・」という富川氏に出てきていただいた。今回女性参加者がいなかったので、富川氏は紅一点。営業の斉藤氏と一緒にやさしいお母さんのような雰囲気で周囲を和ませていた。 後ろ姿は斉藤氏。法被の「忠愛」ロゴが撮影したかったので。 |
天鷹酒造社長 尾崎宗範氏
写真で尾崎氏が手にしているのは、非売品(試験的に醸造してみた)という『天鷹 九十純米酒』。高精米の香り高き吟醸酒がもてはやされる中、極めて低精米(90%磨き)の酒を造ってみた。「ステーキを食べながらでも飲める酒」がコンセプトだという。今日は、一般消費者である皆さんの率直な感想を聞きたいと持参していただいた。 実際に試飲してみたが、ものすごいインパクトの酒。まるで穀物を食べているような。さらさら飲むというよりは、モグモグかんで飲み込むような酒質。
尾崎氏いわく「日本酒の種類をYシャツにたとえると、化繊混紡のYシャツは本醸造のお酒。綿100%のYシャツは純米酒だと思えばいい。どちらもYシャツに変わりないし、どちらにもいいところがある。お酒も、どれがいいとは一概には言えない。そのときに飲んで美味しいと思ったほうがいいお酒。」
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富美川酒造 営業の斉藤氏。 一人で何人も相手にしても負けないパワーと人当たりのよさがある。そして、酒にすごく強い。利尚とは、よい飲み仲間でもある。いつもお世話になっています。
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天鷹酒造 竹之内氏。 酒造りでは頭(かしら)を勤める。東京の試飲会に行くと、いつも竹之内氏に出会う。きっと天鷹酒造のなかでも若手エースな存在なのだろう。ご自宅が、私たちの自宅とものすごくご近所らしい。 |
蔵元さんたちの積極的にお客様とお話される姿が印象的でした。 「いつもは酒販店さん、よくて飲食店さんくらいしかお話を聞ける機会がないから、普段飲んでくれている消費者の方とお話ができるこういう機会はとてもありがたい。」尾崎氏がそう言ってくれました。それを聞けただけで、私たちは嬉しいです。お招きしてよかったなぁ、と・・・。 富美川酒造のお二人、母子のような雰囲気が楽しげで温かくて、蔵元のイメージそのままでした。
すっかり蔵元のお話に聞き入り、お料理やお酒の進行状況を気にしているうちに、毎回恒例になっていた「お客さまスナップ」を撮影し忘れてしまいました。楽しみにしていた方、どうもすみません。忘れていたことに気づいたのも、後片付けが終わって帰宅してからです。本当に頭になかったみたい。 お客様個別の笑顔を撮影できなかったけれど、今回も素晴らしい会になったと思います。皆様ありがとうございました。
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「天鷹酒造」の創業は大正3年、現社長で三代目である。 創始者が東京で問屋業をしており、尾崎商店酒造部として始まる。 社名の「天鷹」は創始者が京都の旅館に泊まっていたとき、 天空を悠々と舞う大鷹の姿を夢に見て「天鷹」と名づけた。
創始者の「辛口でなければ酒ではない」というのが口癖で 甘口全盛時代にも頑として辛口一本槍だった。 現在もその言葉通り辛口酒のみを作りつづけている。 現社長は辛口でしかも「つるりと入って飲み飽きしない酒」を目指し、 端麗辛口を造る。そして「よい酒はよい原料から」と 早くから全商品の高精白化をしてきた。 その結果「天鷹」は蔵の歴史は比較的新しいが、 早くから「吟醸」を手掛け、現在の全国新酒鑑評会の前身、 全国清酒品評会において優秀賞受賞をはじめ、 現在の全国新酒鑑評会での金賞受賞や 関東信越国税局酒類鑑評会において第一位入賞などの 数々の輝しい歴史を持つ。
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栃木県矢板市に蔵を構える「富川酒造店」。 地元では、自家消費の一般清酒を「忠愛」という銘柄で醸し抜群の人気を持っていますが、近年現代のニーズに合わせ新ブランド「富美川」として、特定名称の清酒を「無濾過生原酒」で発売しています。積極的に県醸造試験場と共に、新しい酵母や酒米を取り入れ、貯蔵施設も最新の冷蔵機器を導入し、年間を通して安定した素晴らしい清酒を供給しています。ここ十年来、全国新酒鑑評会・関東信越の大会で、抜群の入賞率を誇ります。
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