美しい豊能町の自然を紹介しましょう


Part-52 : 自然特捜課が開設

特別捜査官の捜査報告

(Update:2001年01月09日)



2000年 10月

  ホシミスジの幼虫、マユ蛾、ルリタテハのさなぎ、
  シンジュサン、食い逃げ事件
  などについてのやりとり




宛先 : yoshimi-k@wombat.or.jp
日時 : 2000年10月9日 20:08
件名 : お久しぶりです。


こんばんわ、悠です。

ずいぶんとお久しぶりなので、お忘れかもしれませんが
以前、ホシミスジとルリタテハの幼虫のあまりのかわいらしさに
メールさせていただいたものです。
ついでに青虫事件についても少し触れてました。

で、あの青虫事件の犯人らしき蛾を見つけましたので、お知らせします。
日本ヴォーグ社発行「完璧版−蝶と蛾の写真図鑑」で見たのですが
オオクジャクヤママユという蛾の幼虫が、あの青虫事件の犯人青虫に
そっくりなんです。
多少、違う所もあるのですが、あの青虫がマユ蛾の幼虫だと言う事を
確信しました。
オオクジャクヤママユは、本来ならばヨーロッパの中部〜南部に生息する
大型の蛾です。
ただ、色々な事情で幼虫が日本に入り、気候の似ている山間部で繁殖した
のかもしれません。
もし、興味がおありでしたら、上記の本を探して見てください。

はぁ..昆虫って奥が深い。

では、また。


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差出人 : Yoshimi Kobayashi
日時 : 2000年10月9日 21:15
件名 : RE: お久しぶりです。

悠さん、メールありがとう!
忘れるどころか、とても印象深くていつも頭の一部に
存在しています。

ついに青虫事件の犯人が挙ったというわけですね。
ワクワク、興奮しますね〜。ありがとう、ありがとう、ありがとう!
ヨーロッパの大型蛾とは驚きですね。
今年は幼虫に気が付かないうちに、夏、また新しい繭が
いくつかぶら下がったのですが、蛾を見かけることは
ありませんでした。(24時間待機してはいないから・・・。)
図鑑をさがしてみますね。

今回教えてもらった情報をホームページに掲載していいですか?
悠さんには、特捜刑事を引き受けてもらった上で、
「私のホームページ”自然の部特捜刑事”悠さんの犯人検挙」と
したいのですが・・・。良い御返事を待ってます。

ところで、私からもお知らせしたいことがあるのです。
ルリタテハの幼虫がサナギになったのを確認しました。
サナギの写真、これ今夜中にアップしますね(アップがずっと
遅れています。)これがなんとも魅力的なんです。

その撮影中に、なんとシンジュサンがやってきたのです。
御隣との境、金網の柵の向こうでマキの木に止まりました。
地面に近いところで、視野がさえぎられていましたが何とか
写しました。これもおまけでご披露しましょう。

では、

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差出人 : 悠
宛先 : Yoshimi Kobayashi
日時 : 2000年10月9日 22:07
件名 : は○れ刑事純情派....


こんばんわ、悠です。

早速のお返事ありがとうございます。

いも虫は犯人検挙までは至らず、容疑者という段階になってます。
それと、日本原産のマユ蛾にも容疑がかかっておりますので....(笑) (ごめんなさい。) 図書館で大きな図鑑を見れば、ひょっとしたら詳しくわかるかも。
あと、以前紹介させていただきました、幼虫図鑑とかですね。

> 今回教えてもらった情報をホームページに掲載していいですか?
> 悠さんには、特捜刑事を引き受けてもらった上で、
> 「私のホームページ”自然の部特捜刑事”悠さんの犯人検挙」と
> したいのですが・・・。良い御返事を待ってます。

あははは、刑事。しかも特捜。
とりあえず、確実な情報ではありませんので、容疑者という事なら
載せていただいてかまいません。
(私の捜査がまだまだ手ぬるいので。)
ひきつづき、捜査は続行します。 いも虫くんが、自供してくれればいいんですけどね。
繭の中に入った以上、むりやりしょっぴくわけにも......

あ、そうそう。
それから、芍薬つぼみ食い逃げ事件の犯人も現在捜査中です。
容疑者があがりしだい、報告いたしますね。

ルリタテハがさなぎに!
ということは、来年にはチョウチョになるんですねー
おめでとーーーー
シンジュサンってキレイですよね。
私も子供の頃に一度見たきりですが、あの三日月模様の神秘的な姿は
いまだに忘れられません。

以上、よろしくお願いします。

ではでは.....


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差出人 : 悠
宛先 : yoshimi-k@wombat.or.jp
日時 : 2000年10月9日 22:49
件名 : 追加!

こんばんわ、特捜課の悠です。

以前、8月27日に撮影されたシジミチョウの事が
ありましたが、あのシジミチョウの名前がわかりました。

名前:ヤマトシジミ

写真のはおそらく夏型の♂かと思われます。
オスとメスとでは羽の色が違うので、意外にわかりやすかったです。
ただ、例外としてメスでもオスのような色が出る場合があります。
よく見ると、きれいで可愛いので来年の春〜夏にかけてもう一度観察
してみるのもいいかもしれませんね。

それでは、報告でした!


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差出人 : Yoshimi Kobayashi
宛先 : 特別捜査官 悠
日時 : 2000年10月16日 23:06
件名 : RE: 依頼


「しんじゅさん」、見てくれました?
自然関係の更新(特捜刑事からの情報の追加)が遅れています。
ヤマトシジミについても”検挙”ありがとう。早速付け加えますね。

ルリタテハですが、サナギの次にはチョウと、トントン拍子に
行くかどうかは判らないんです。ある図鑑には、成虫で冬越しを
する、とあったので、是非蝶を見たいと思い、台所とお風呂場に
枝ごと取りこんでおいたのです。楽しみに待っていたのに、2週
間ほどして、よく見ると!!!なんと穴があいていて、中味は
空っぽではありませんか!これってどういうこと?
来年、もしサナギが今年みたいにゲットできたら、どのように
すれば蝶が見られるのか?・・・やはり特捜刑事さんに調べて
もらいたいのです。

庭のホトトギスの枝についたサナギもほとんど全滅。ただ1つ
だけ中味がまだ存在しているようですが・・・、色は沈んでほぼ
黒といってもいいほどです。

では、


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差出人 : 特別捜査官 悠
宛先 : Yoshimi Kobayashi
日時 : 2000年10月16日 23:49
件名 : ルリタテハのさなぎ


こんばんわ、特捜課の悠です。

しんじゅさん、見ました。キレイです。
あれが本当に蛾なのかと、私も思いましたね。
三日月の模様がなんとも言えず神秘的。
幼虫も真っ白なんですよ。はぁ..親子そろって美人さん。

その後、ヤマトシジミは自供しましたか?
黙秘は通用しないので、たぶん大丈夫でしょう。

> ルリタテハですが、サナギの次にはチョウと、トントン拍子に
> 行くかどうかは判らないんです。ある図鑑には、成虫で冬越しを
> する、とあったので、是非蝶を見たいと思い、台所とお風呂場に
> 枝ごと取りこんでおいたのです。楽しみに待っていたのに、2週
> 間ほどして、よく見ると!!!なんと穴があいていて、中味は
> 空っぽではありませんか!これってどういうこと?
> 来年、もしサナギが今年みたいにゲットできたら、どのように
> すれば蝶が見られるのか?・・・やはり特捜刑事さんに調べて
> もらいたいのです。

えーっと、穴はどんな穴だったのでしょうか?
針で突いたような穴ならば、残念ですが他の昆虫にさなぎを
食われてしまったという事です。
さなぎが破れたような後があるなら、それは羽化したのでしょう。
私も以前、アオスジアゲハの幼虫を暖房の効いた部屋で飼育してしまい
2月というとんでもなく寒い時期に成虫をかえしてしまいました。
ルリタテハは成虫で越冬はしますが、まわりの気温には敏感なので
室内では飼育は難しいかも知れません。
なるべく、自然に近い環境を作って観察する事をオススメします。
それから害虫よけに、枝のまわりをネットで囲むといいですよ?

> 庭のホトトギスの枝についたサナギもほとんど全滅。ただ1つ
> だけ中味がまだ存在しているようですが・・・、色は沈んでほぼ
> 黒といってもいいほどです。

うーーーーむ。
それは鳥の仕業かもしれません。
鳥でなければ、やっぱり他の昆虫に食われてしまったのかも...
しぼんでいるのは、たぶん中で幼虫が死んでいる可能性が高いです。
もし、出来るなら、中を開けるかよく観察するかで調べて見るのも
いいかも知れません。
やっぱり、日本では羽化が難しいのかな?

もし、来年アオムシさんが来たら、今度は捕獲してルリタテハの
幼虫同様、別にネットかなにかでゲージを作って、食草をいっぱい
入れてあげて、自然環境に近い所で飼育してはどうでしょうか?
ただ、これが正しい方法とは限りませんので、なるべく専門の本を
買うか、図書館で調べる事をオススメします。
私の方でも、上記2件とあおむしについて引き続き捜査を続けます。

それでは、また。


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  いもむし事件、ルリタテハ、ヤママユ、図鑑、ホシミスジ
 

 
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