涼しい映画館2008年度バックナンバー

 

ミラクル7号 チャウ・シンチー最新作。ほんとに笑い転げて最後は泣ける。ただ、そのネタがオーソドックスというか使い古されたというか、笑いの場面はドリフを見ているようだった。新鮮味は無いが、文句無く楽しめる。


リボルバー ガイ・リッチー監督作品。部分的に面白いところがあるが、全体としてみるとちょっと退屈。面白いシーンは殺し屋ソーターがらみで、レストランもアパートの場面もかっこいい。アウトキャストのアンドレ3000に似た人が出てるなぁと思って観てたら、ほんとにアンドレだった。


スターシップ・トゥルーパーズ3 パート2はデキが悪いと聞き未見。制作陣を見ると、1がバーホーベン監督で脚本がエド・ニューマイヤー、2がフィル・ティペット監督、エド・ニューマイヤー脚本でボーホーベンはノータッチ、そして3がバーホーベン製作総指揮でエド・ニューマイヤー監督・脚本となる。いやこれはかなり面白かった。1をさらに推し進めたバカさ加減がいい。この映画(このシリーズ)がすごいのは、徹底的に反戦反米で戦争をおちょくっていながら、戦争好きも満足させてしまう謎めいた懐の深さにある。原作は未読だが、今度読んでみようという気になった。Good Day to Die!


うた魂♪ 傑作『タナカヒロシのすべて』の田中誠監督作品。想像どおりの展開だったけど、やっぱり最後は涙涙。教師役の薬師丸ひろ子の役作りが最高。朝礼での登場シーンの演技は器用だなぁと思った。夏帆もいい。特に後半、落ち込んでからの表情が良い。バカにできない人生訓も入っており、同系の『スィングガールズ』よりも数倍面白い。


ケドマ 2002年イスラエル映画。1948年建国当時のイスラエルが舞台。とにかく物語の進行がのろい。内容も特に目新しいものはなく、銃撃戦はやたら古臭い演出だし、長い台詞も演劇ならまだしも映画的には浮いていて退屈だった。


インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 ウィキペディアを見ると、インディシリーズは80年代に3本作られていて、90年代は無し、そして2008年の本作となる。前3作はどれもアイディア満載で「よくいろいろ考えつくもんだなぁ」と思っていたが、今作は「なんかこんなシチュエーションあったあった」みたいな、なつかしい展開で手堅くまとまっている感じだ。どこかのサイト評で「80年代バンドの再結成ライブのようで楽しめる、ただし新曲は無し」というのがあったが、これは言いえて妙、うまい。とはいってもさすがはスピルバーグ、そんじょそこらの演出とはレベルが違う。特にオープニングの運び方はいつもながらに秀逸、「うーん」と唸ってしまう素晴らしいデキ。あと、シリーズ名物の残酷描写も良い加減で健在だ。


僕の彼女はサイボーグ 『猟奇的な彼女』の郭在容監督作品。もう大変な映画です。日本人と韓国人の違い、必然性の意味、いったいいくつのメタファーが隠されているのか(それとも何もないのか)。しかし、この映画を観て確信することは、全ての理屈は美しさの前に屈するということ。綾瀬はるかのカワイさは異常。


風が踊る 候孝賢作品。1981年公開の彼の商業映画第2作目。すげぇいい。’81年の台湾ってこんな近代的だったんだ(失礼)。(旧作)


明日への遺言 特に盛り上げようとはしていないのだが、終盤の法廷シーンはかなり泣けた。丁寧な作り。(準新作)


マリー・アントワネット ソフィア・コッポラ監督作品。何気にサントラを借りて聴いたら良かったので映画を観てみる。まぁそんなに真面目にみる映画ではない。(旧作)


善き人のためのソナタ これは面白かった。ラストのセリフが作り過ぎのような感じを受けたが、まぁ良かったのかな。(旧作)


変態村 ベルギーのファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督作。序盤の老人ホームでのシーンが妙にインパクトあり。ホラーというより不条理劇のような感じ。リアル重視の雰囲気がよい。


楢山節考 ようやく木下版を観ることができた。田中絹代の本当に抜いた前歯が気になっていたが、抜けた後のカットが思いのほか少なかったので、「今だったらCGでできたなぁ」などと思ってしまった。美術的には大道具がすごい。すごいというか、大変。植木の量がハンパない。(旧作)


クローバーフィールド 衝撃的な予告編から、9.11後の映画だとばかり思っていたが、まったくカンケーなかった。人種も政治も全く関係なし。ホームカメラムービーなので劇中BGMは無しで、唯一の音楽がエンディング・スタッフロールのオーバーチューン。聴いていてニヤニヤしてしまった。もう完璧、伊福部調になっているのだ。この映画を作ったひとは、ただただ「ゴジラ」が撮りたかったのだ。



紀元前1万年 つ、つまらん…。完全子供向き映画。


"BLOW THE NIGHT" 夜をぶっとばせ (旧作) ヤンキー映画の傑作ということで観てみた。うーんこの感じ、懐かし過ぎる。オフビートで淡々としているのが良い。不良映画やツッパリ映画ではなく、ヤンキー映画ということばが似合う。


オペラ座の怪人 (旧作) 英国版HD-DVDで観た。字幕はなかったが、まぁ「オペラ座の怪人」ならなんとなくわかるだろうと。おかげで絵と音に集中できた。


ファイト・バック・スクール2 (旧作) チャウ・シンチー初期の作品。アテナ・チュウが出ている(当時新人)!シンチー主演の超名作「チャイニーズ・オデッセイ」のヒロインである。


アメリカン・ギャングスター


ダークナイト (劇場)


ミスター・ロンリー   なんだこの映画は! 全てが美しい…。


口裂け女2   誕生秘話。意外に正統派でよかった。


Mr.ウッドコック -史上最悪の体育教師-


スパイダー (旧作)


スケバン刑事/コードネーム=麻宮サキ (旧作) B級映画の面白さ、ここにあり。


バットマン ゴッサムナイト


仮面ライダーthe NEXT (準新作)


ヒトラーの贋札


28週後…(準新作)  すごい迫力。


Mr.ビーン/カンヌで大迷惑?!  ナチスのコスプレをして喜ぶビーンは必見w


M (準新作)  なんかリアリティがあるような、ないような。


サッドヴァケイション (準新作)  出演陣がめちゃ豪華。


トゥモローワールド (旧作)  傑作。ものすごい映像だ。


バッファロー'66 (旧作)  傑作。


俺たちフィギュアスケーター  北朝鮮のVTRは必見w


エクスクロス -魔境伝説-  B級映画の傑作。


ベクシル 2077日本鎖国 (旧作)  カメラワークに心酔。


ALWAYS 続・三丁目の夕日  オープニングを何度観たことか。


市川崑物語 (旧作)


エクスマキナ (旧作)


アップルシード (旧作)


スペシャル・ユニット GSG-9 対テロ特殊部隊 シーズン1(#1〜#13)


ボーフォート -レバノンからの撤退-


ロンドン・コーリング 


サクゴエ


AVP2 エイリアンVSプレデター2


クローズ ZERO


キングダム・ソルジャーズ−砂漠の敵− 


勇者たちの戦場 


犬神家の一族 (旧作)


キングダム 見えざる敵


ヘイズ 


パンズ・ラビリンス 


バイオハザード3


インランド・エンパイア


プラネット・テラー


ボーン・アルティメイタム


デイズ・オブ・グローリー 


デス・プルーフ 


ホステル2 


さらばベルリン 


ハリウッド・ランド 


パラダイス・ナウ 


フランドル 


狼の街 


サイコ (旧作)


ナイト・ミュージアム 


ドッグ・バイト・ドッグ 


ジョンQ (旧作)


トランスフォーマー 


ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟  (旧作)


アイ・アム・レジェンド 


ドラゴン・スクワッド 


イラク 狼の谷 


 

(ここより2008年)

 

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