http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃_┌───┐ 中学英単語 第481回 winter ┃ ┃_│\☆/│ ┃ ┃ └───┘ 20140407 毎週月曜日発行 Chick Tack ┃ ┗━━┳┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳┳━━┛ ┃┃ ┃┃ ┗┛ ┗┛ ∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩ 481.winter(win・ter) <発音>―――――――――――――――――――――――――――――――― ★[wI'nt∂r ウィンター(米)][wI'nt∂ ウィンタ(英)] <品詞と意味>――――――――――――――――――――――――――――― ★[名詞] {複数形:winters[-z ウィンターズ]} 同種語 ・spring http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/401-450/407spring.html ・summer ・fall http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/151-200/194fall.html ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ☆(1)冬、冬期、冬季 We go skiing every winter.《中2〜3》 「私たちは毎年冬になるとスキーに出かけます」 ←「私たちは冬ごとにスキーのために行く」 “go -ing”については、第226号の go の回をご覧ください。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/201-250/226go.html I don't have a chance to come home, but I'm going to try to come this winter.(“Rolling Stones” by O. Henry) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer03.html#ohenry 「私には家に帰る機会がない。でも今年の冬は帰れるように努力するつも りです」 winter の使い方については、spring や fall の回をご覧ください。 I remember the night you were born. It was a terribly cold winter. (“The Voyages of Doctor Dolittle”by Hugh Lofting)《高校》 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer04.html#dolit 「私はあなたが生まれた夜を覚えている。恐ろしく寒い冬だった」 night と you の間には、〔関係副詞〕という種類の語が省略されています。 ここでは説明しません。 She wore a heavy winter coat.《中2》 (“Macmillan English Dictionary: For Advanced Learners of American English”Palgrave Macmillan) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#meda 「彼女は、重たい冬のコートを着ていた」 winter が coat を修飾する〔形容詞〕のように働いています。 wore は wear の〔過去形〕で、「着る」「着用する」という〔動作〕では なく、「着ている」「着用している」という〔状態〕を表しています。 「着る」「着用する」という〔動作〕は、put on などを使います。 It was impossible to walk the route in midwinter.《中3》 (“Oxford Collocations Dictionary for Students of English”Diana Lea) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#ocdse 「真冬に、そのルートを歩くことは不可能でした」 “it〜to...”の構文です。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/infis.html 「真冬」は、midwinter または mid-winter が使われます。 「初冬」は early winter、「晩冬」は late winter です。 <教科書採用状況>――――――――――――――――――――――――――― ★★★★★★ 6/6 6社全てで1年初出です。 <語源>―――――――――――――――――――――――――――――――― winter はゲルマン語起源の言葉で、古英語期から winter でした。 古フリースランド語と現代オランダ語は winter、古サクソン語と古高地ド イツ語が wintar、現代ドイツ語は Winter です。 デンマーク語とスウェーデン語・ノルウェー語は vinter で、古北欧語は vetr でした。 ゴート語は wintrus でした。 インド・ヨーロッパ祖語は、「水」「湿った」「濡れている」という意味の 語だったようです。winter は wet season という意味から始まった語とさ れています。 冬には雪や氷で一面白くなるので white と同語源とする説もあります。ち なみに、ケルト語では vindo が「白」を表します。 古来、アングロ・サクソン族は、「冬」を使って年齢を表していました。 5歳は「5冬」と言ったようです。5つの冬を通りこしてきたということで しょう。「日数」のことも night を使って数えていた民族ですから。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ 「冬」という漢字の下の2つの点は「冫」の形で書かれていたことがあり、 もともとは上下に2つ「人」のような形を積んでいました。「氷」を表して います。 上の部分は本来「攵」で、編み糸の両端を結びつけた形という説や、「聚」 という漢字を簡略化したもので、集めるという意味だという説もあります。 「氷が集まる季節」→「冬」という考え方と「結び目を作って終わりにする」 →「氷ができる1年の終わりの季節」→「冬」という流れが考えられます。 「終」も「冬」で「糸」の結び目を作り、1年の「終わり」とするというこ とです。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ 大和言葉「ふゆ」の語源説も複数ありますが、有力なのは「冷」「寒」をい ずれも「ひゆ」と読ませ、この「ひゆ」の音が変わり「冬」となったとする ものです。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 次回は woman です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― このメールマガジンは、“まぐまぐ!”を利用して配信されています。 http://www.mag2.com/ 当メールマガジンは、無料でお読みいただけます。 このメールマガジンの登録・解除は、下記のページからお願いします。 http://www.mag2.com/m/0000139181.html バックナンバーは、下記のページのリンクからご覧ください。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html もっと難しいものをお読みになりたい方は、『英語の文法と語法』の配信を申 し込んでください。 http://www.mag2.com/m/0000190027.html ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ <(` ) Chick Tack ( ) E-Mail Address : mit_desde1994@ hotmail.com / | 魔笛を観に行こう: http://tatsuku.web.fc2.com/ ∋ ∈ Chick Tack 英語5文型: http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/ 愛知哲仁 の ギリシア哲学への招待状:http://philos.fc2web.com/ ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ メール・アドレスは、コピーして、あて先欄に貼り付けてから、@ と hotmail の間の半角スペースを削除してください。面倒かけます。 ┛ おすすめ英会話・英語教材や無料サービスなどの紹介ページ ┛ http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/recommend.html ┛ ┛ ◆あとがき◆ 桜も散り始め、春のはずなのですが、編集人の住む地の西方に横たわる山では、 昨日、一昨日と雪が積もりました。標高900m辺りに色の変わり目がきれいに出 ています。 金曜日の強風は異常でした。北東の方角に虹が出たのですが、分厚いペシャン コの虹でした。虹を作る水滴が、高速で横に流れたからでしょうか。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ◆ブログ『丹生川郷下村通信』:http://sobey.at.webry.info/ ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ (c) Matsumiya Institute of Thinking 2014 ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ |
|