http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃_┌───┐ 中学英単語 第480回 window ┃ ┃_│\☆/│ ┃ ┃ └───┘ 20140331 毎週月曜日発行 Chick Tack ┃ ┗━━┳┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳┳━━┛ ┃┃ ┃┃ ┗┛ ┗┛ ∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩ 480.window(win・dow) <発音>―――――――――――――――――――――――――――――――― ★[wI'ndoU ウィンドウ] <品詞と意味>――――――――――――――――――――――――――――― ★[名詞] {複数形:windows[-z ウィンドウズ]} ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ☆(1)窓、窓ガラス Please open the window.「窓を開けてください」《中1》 window は通常、壁に埋め込まれている枠を含め、全体を指します。時に、 はめ込まれているガラスだけを言っていることもあります。 Look out of the window in about ten minutes and you'll see.《中2》 (“The Secret Garden” by Frances Hodgson Burnett) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer02.html#secret 「約10分したら、窓の外をごらんなさい。そうすれば分かるわよ」 「窓から外を見る」「窓の外を見る」は look out of the window というの を使います。アメリカ英語は of を省略することがあります。次の例文の 出典本でも look out the window と使っています。 in は「〜の時間が経ったら」という意味で、about は「約」「だいたい」 という意味です。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/044in.html http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/002about.html Scarlett sat in the window of her bedroom that midsummer morning and.... (“Gone With The Wind” by Margaret Mitchell)《中2》 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer04.html#gww 「スカーレットはその真夏の日の朝、寝室の窓(ぎわ)に座って……」 窓には次のような働きがあります。 ・室内に光や明かりを採(と)り入れる。 ・室内と戸外の空気を入れ替える。 ・室内から戸外の状態を確認する。また、その逆。 このように英英辞典に載っていました。 The woman at the ticket window told me that the admission fee was $17.50.《高校》 (“Collins コウビルド英英辞典 改訂第5版”トムソンコーポレーション) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english01.html#cobuild 「切符売り場の女性は、入場料は17ドル50セントだと私に言った」 tell は、“主語+tell+人+that節”の構文が取れます。「主語は人に that節の内容を言う」という意味になります。 「窓口」や「ショーウィンドウ」の意味で window を使う場合もあります。 The windows along 5th Avenue were all decorated for Christmas.《中2》 (Merriam-Webster's English Learner's Online Dictionary) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/onlineeed.html#mwl 「5番街沿いのショーウィンドウは、全てクリスマス用に装飾されていた」 along は、103号。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/101-150/103along.html I rolled down the window to get more information.《中2》 「私はさらに情報を得るために、ウィンドウをロールダウンした」 roll down は、コンピュータ・ソフトやアプリケーションの表示窓を、表示 されていない下の部分を見るために操作する動作です。巻物の書類を開けて 読んでいくような感覚から使われる表現です。 window は、「コンピュータ・ソフトやアプリケーションの表示窓」という 意味でも使います。 <教科書採用状況>――――――――――――――――――――――――――― ★★★★★☆ 5/6 Sunshine には掲載がありません。残りの5社は1年か2年時に初出させて います。 <語源>―――――――――――――――――――――――――――――――― window は古北欧語起源の言葉です。中英語期に入って来て windo3e の形で 用いられました。( 3 は擬似表記) 基になった古北欧語は、vindauga で、vindr「風」「空気」と auga「目」 の合成語です。「空気を通すための目」→「空気穴」→「窓」となったので しょう。 ガラス窓というのは近代英語期にならないと普及しないので、中英語期の windo3e, windoge は、壁や屋根に穴をあけて、普段は板でふさいだり、 カーテンで閉じたりしていたようです。windowe の使用例もあります。 windo3e の語が入ってきた当初、wind door の意味と勘違いして、 wind-door や windore と使う人もいました。 古英語期は別語源の eagpyrl(pはthを表す)や eagduru が「窓」の意味で 使われていました。前者は「目の穴」、後者は「目のドア」という意味です。 ノルウェー語の「窓」は、vindu です。 window の wind の部分は「風」と同語源です。ow の部分は、先ほど出てき たように、現代英語の eye と同語源です。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ 漢字「窓」は冠が「穴」です。「ああ、確かに家に空けられた穴だな」と思 ったのですが、象形文字を見てみると、どうもこの部分は家の屋根と上部を 表しているのです。 「ム」または「ハ+ム」の部分は、本来別の形で書かれています。「囗」の 中に「キ」が書かれています。この部分が窓に見えます。 もとは「心」はなかったようですが、あとから付け加えられたようです。 「心」のない「窓」が「明るい」という意味を表し、「心まで明るくなる」 と説明する辞書もありました。 また、人類はもともと「穴」を住まいとして住んでいたため「穴」は家を表 すと説明する辞書もありました。 思いつくまま、色々なことを言うものです。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ 大和言葉の「まど」は「目(ま)門(ど)」説と「間(ま)戸(と)」説が 有力です。 「目」は、英語の語源と一致しますね。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 次回は winter です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― このメールマガジンは、“まぐまぐ!”を利用して配信されています。 http://www.mag2.com/ 当メールマガジンは、無料でお読みいただけます。 このメールマガジンの登録・解除は、下記のページからお願いします。 http://www.mag2.com/m/0000139181.html バックナンバーは、下記のページのリンクからご覧ください。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html もっと難しいものをお読みになりたい方は、『英語の文法と語法』の配信を申 し込んでください。 http://www.mag2.com/m/0000190027.html ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ <(` ) Chick Tack ( ) E-Mail Address : mit_desde1994@ hotmail.com / | 魔笛を観に行こう: http://tatsuku.web.fc2.com/ ∋ ∈ Chick Tack 英語5文型: http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/ 愛知哲仁 の ギリシア哲学への招待状:http://philos.fc2web.com/ ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ メール・アドレスは、コピーして、あて先欄に貼り付けてから、@ と hotmail の間の半角スペースを削除してください。面倒かけます。 ┛ おすすめ英会話・英語教材や無料サービスなどの紹介ページ ┛ http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/recommend.html ┛ ┛ ◆あとがき◆ 私が小学校の高学年のとき『ジョニィへの伝言』という歌が流行りました。ペ ドロ&カプリシャスというグループのヒット曲です。 この次に出した曲が『五番街のマリーへ』。かなり長い間、この2曲を混同し、 1つの歌だと思いこんでいました。題名も『五番街のジョニーへ』と勝手に合 成していました。小学生や中学生の編集人の心にグッとくる歌詞ではなかった のですが、悲しげな曲調は耳に残りました。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ◆ブログ『丹生川郷下村通信』:http://sobey.at.webry.info/ 『万葉集』鑑賞中。 ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ (c) Matsumiya Institute of Thinking 2014 ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ |
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