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自信をもつこと
いじめられた経験のある子や気のやさしい子は、自分の意見を言って、「何か言われたら…」「笑い者にされたら…」とこわがって「言いたいんだけど言えない…」という場合も多いかも。
そこで、自分を守るために自信をもって意見を言える方法を考えてみました。
「NO!」と言ってみよう
相手に「できない」「やめてほしい」などの「NO!」ということは、勇気がいりますね。理不尽にイヤなことをされた場合の「NO!」「イヤ!」は、まだ言いやすいかもしれませんが、人にモノを頼まれた時は、できるだけいい顔をしたいから、ついイヤでも「いいよ」と答えたくなりますね。
わがままで、人の言うこと何でもかんでも「NO!」というのは感心できませんが、でも自分を守るために、どうしても「NO!」と言わなければいけないときもあります。
人に要求を伝えたい
- 相手に「何をしてほしいのか」はっきり言うために、自分の要求をはっきりさせる。
- 私の本を返してほしい。
- 大切なCDだから人に貸したくない。
- 用があって早く帰りたい。など
- 伝えたい要求は、具体的に、シンプルに、毅然と言おう。
- 「私の本だから返して」
- 「大切なCDだから貸せない」
- 「用があるから、今日は先に帰るね」
-
相手に無視されたり、応じてもらえないこともあります。そんな時は、もう一度、堂々と胸をはって、はっきりとそして落ちついて言いましょう。
- うまく言えそうにないときは、家で何度か練習してみよう。
《これだけは厳禁!》
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要求するのは、今解決したいことだけ。過去の話(「お前はこの前のときも…」ふうの話)を持ち出すのはルール違反。相手の人格を否定するような言い方もNG。
(「お前のようなバカがいるから困るんだ」など)
- 中途半端な笑みや態度では真剣さが伝わりません。だからといって「ケンカ口調」もNG。
- 相手が応じてくれなかったからといって、怒ったり怒鳴ったりしない。あくまでも冷静に。
はっきり「NO!」と言いたい
-
NO!」というときは毅然と言おう。甲高い声ではなく、なるべく低い声で、はっきりと、堂々と言う。落ちついて、相手の目をしっかりと見つめること。
- 悪い誘いやされてイヤなことに「NO!」というなら、「NO!」と言ったことに謝罪や言い訳はいらない。
-
相手に無視されたり、応じてもらえないことも。そんな時は、もう一度堂々と胸をはってはっきりとそして落ちついて言いましょう。
- うまく言えそうにないときは、家で何度か練習してみよう
《これだけは厳禁!》
- 「NO!」というのは、今納得できない行為に対してだけです。これまでの不満や過去の話をついでに持ち出す(「お前はこの前も××だったから…」など)、相手の人格を否定するような言い方もやめます。
(「お前みたいなバカがいるから困るんだ」など)
- 中途半端な笑みや態度では真剣さが伝わりません。だからといって「ケンカ口調」もNG。
- 相手が応じてくれなかったからといって、怒ったり怒鳴ったりしない。あくまでも冷静に。
やんわり「NO!」と言いたい
何か頼まれたときは、なかなか断りにくいもの。でも、どうしてもその要求が自分の意に添わないときは、はっきり断ってもOK。ホントはイヤなのに、いつもいつもいい顔をして「いいよ」と言っていると辛くなります。
「断ったら嫌われないかしら…」と気になっても、きちんと誠実に対応すれば、相手もわかってくれるはず。それで気まずくなるような関係ならば「それまでの関係だった」と諦めることも必要です。
本当の友だちなら、相手の困ることをいつもいつも要求してくることはないはずですよ。
もちろん、「お互いさま」と思えることや「これくらいはやってあげてもいいかな」と思うときは、「OK!」と快く引き受けてあげよう。(ただし引き受けたことを「やってあげた」と恩着せがましい態度はとらないこと。)
- 断るときは、軽く、明るく、さわやかに。謝罪や言い訳も短く軽めに。
- 「今日、遊びに来ない?」→「ごめんね、今日は用があるから行けないんだ」
- 「ゲームソフトを交換しない?」→「まだ最後までやってないから、今日は無理だよ」
- 断るだけでなく新しく別の提案を出す。
- 「今日、遊びに来ない?」→「今日はむりだけど、明日ならOKだよ。」
- 「ゲームソフトを交換しない?」
→「このゲームは貸せないけど、前にやったゲームならいいよ」
- どうしても断りにくいというときは、適当な口実を作ってもかまわない。
といっても、バレないようにそれなりのアリバイ作りは必要。
- 迷っているとき、決めかねているときは、そのことをはっきり言って即答を避ける。
- 「返事は少し待って」
- 「今考えているところだから、少し時間をちょうだい。」など
- なんども同じ要求されてイヤなときは、毅然と「NO!」と言おう。
《これだけは厳禁!》
- 断るのに何度もひつこく「ごめんね」と謝罪したり、くどくどと言い訳をならべない。断ることに理由はいりません。
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自信をもとう(*^^)v
たとえ自分自身に自信がなくても、周りの人から見て、自信があると見えるようにふるまうことも大切。最初は演技でも、だんだんとホントに自信がでてきますよ。。
姿勢・立ち方
- 胸をはって真っ直ぐ前を見つめます。腰が引けたり、前かがみになる、うつむき気味の姿勢は、自信なげに見えるのでオススメできません。
- ポケットに手をいれると、前かがみになりやすいので気をつけましょう。
- 歩幅は大きく、少し早足くらいで歩きましょう。内股に歩くのも自信なさ気に見えますよ。
話し方
- 聞き取れないような小さい声だと、自信なさそうに聞えてしまいます。かといって、大きすぎる声も耳障りになるのでほどほどに。語尾をはっきり言うと、聞えやすくなります。
- 話すときは相手の目をしっかりと見ます、といっても本当にじ~っと見つめられると日本人はどぎまぎしてしまうので、視線は相手の口~鼻あたりにおくといいようです。(相手からは、ちゃんと視線が合っているようにみえます。)
- 自信があるように見せるために、といっても怒ったようなケンカ口調はNG。ゆっくり、はっきり落ちついて話すだけでずいぶん印象が変わります。
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