Home>もうすぐ1年生>入学のためのお勉強準備
入学のためのお勉強準備
学校にいけば、ほとんどがお勉強の時間。分数の割り算までできる子も読み書きもまだまだという子も、同じ教室で同じ授業を受けることになります。
(「おけいこ」とはちがって、習熟度別の学校はまだまだ少ないです。)
でも、授業には「スムーズ」についていってもらいたいのが親心。入学前の学習準備を考えてみました。
入学前の学習準備
入学説明会時には「読み書きは「自分の名前の読み書き」程度でOK」といわれることが多いようですが、9割以上の子が入学時に「ひらがな全部の読み書きができる」という調査もあり、親としてはちょっと気になるところです。
また我々親の時代とはちがって、今の子どもたちの学校での学習進度は、授業時間の減少のため速くなっています。「学校で勉強して家で遊ぶ」という生活が送りにくくなっているのも事実。
では「本当はどこまで準備しておけばいいの?」というと、学校や先生の考え方により、「まったくやらなくていい」という先生も、「最低限読み書きと一ケタの計算くらいはできていてほしい」という先生もいます。つきぐまの経験から、こんな準備をしておけば「子どもも親も安心かも(^-^)」という項目をあげてみました。
- 入学前から「幼児教室」で1~2年くらいまでの学習をすでに終えているというなら、入学後しばらくの学力はバッチリ!。でも、授業は知ってることばかりで「つまんない!」なんて言い出す子もいます。
なので、小学校でゆとり生活が送れるか、「そんなの習って知ってるよぉ~」という発言して「授業を妨害する学級崩壊の芽」といわれるかは、あたった担任の好み次第。活発で積極的、自己顕示欲の強い子なら、事前準備はやや控えめの方がいいかも。
- おとなしい子やペースのゆっくり目の子、石橋をたたいても渡らない子、人前で緊張する子などは、「これ知ってる!」「やったことある!」が安心や自信につながることもあるので、念入りに事前の学習準備をしておいても。
- 入学後、最初に習う「数字」も「ひらがな」も一通りは学校でやってくれるけれど、ペースは速いし、復習してくれる時間もまずありません。「できない」→「時間がかかる」→「嫌い!」にならないように、親のフォローは大切かも。
- 入学後、まわりの子どもたちをみて「計算が速い!」「作文が上手!」それに比べて「うちの子は…◎△◇×○□」という気持ちもよくわかるけれども、絶対に焦らないこと。
この時期たとえ出遅れたとしても大丈夫。先はまだまだ長いから、これからの精進で十分取り戻せます。また3歳だと3ヵ月かかることでも、6歳なら1週間でできるようになることも数多くあります。「私はできない」という劣等感を持たさないで、気長にフォローを。
-
たぶん一番大切なのは、しっかり体を使って遊ぶこと。ゲームやTVではなく、自分で創造する遊び経験をたくさん積んでおくことがとても大切。このときの経験が、のちに小学校高学年~中学での学習に生きてくるように思います。
こくご
- 「自分の名前」の読み書きだけでなく、「ひらがな・カタカナ」の大部分が読める、かつ1文字ずつ読める・書けるというより、単語・文章として読める・書けるができるとベター。
- 子どもに多い鏡文字は、「入学までほおっておいたけど大丈夫だった」という子から、「ぜんぜん直らない…」という子までいろいろ。担任の先生によっても、丁寧に訂正してくれる人からそのまんまという人までいます。親が気になるようなら、少しずつ子どものプライドを傷つけない程度に注意していいかな~と思います。
いつかは直るみたいですが…(ちなみにつきぐまは入学後すぐに直ったらしいけど、つきぐまJrは非常に直りにくかったです。)、なかなか直らない子の中にはLD(学習障害)の子もいるようです。その場合は専門機関で相談を。
-
入学後に「ひらがな」を学習し、2学期あたりで「カタカナ」を学習することになりますが、この「カタカナ」、学習期間が短いうえに行事の合間合間で習ったりするので、しっかり定着できないまま終わってしまうカリキュラムの1つとなっています。
中学生になっても、しっかりカタカナが書けない子が現実にいます。
さんすう
- 10までの数がわかって、かつ分解合成(10は3と7にわかれる)ができればベター。特に5までの数なら、反射的に分解できる(5は4と1など)といいかも。この程度なら指で練習できるので、遊びながらやってみれば子どもへの負担は少ないかも。
【戻る】