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子どもが小学校に入学すると、アフター小学校はママの付き添いはなくなり「子どもだけ」の訪問になります。幼稚園時代のママ+子ども1セットでのお付き合いの煩わしさはなくなりますが、子どものお友だちとのお付き合いも、結構面倒な部分もあります。
そこで、子どものお友だちとのお付き合いについて考えてみました。
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子どもだけが家に遊びに来るようになると、うまくベビーシッター代わりに使われることもあります(笑)。
日曜の朝から来る、毎日来て夜の7時になっても「ママまだ帰ってこないから」と強引に居座る子もいます。夏休みなど長期の休暇になると、毎日のように入りびたがる子もいます。
たぶんどの家でも、たま~に、例えば週1だとか、その頻度であればそれほど困ると思わないのでしょうが、それがなかなかにやっかいな子もいて、毎日毎日毎日毎日それもアポなしで来たり、日曜日や長期の休暇中に午前8時や9時からインターフォンを鳴らされるということが続くと、つい「いい加減にしろ!」となってしまうような…(-_-;)
「親御さんは知っているのかしら?」とクレームの1つも言いたくなるかもしれませんが、たいていは付き合いのない家庭の子であったりします。
そこで対策を考えてみましょう。
つきぐまが遭遇した毎土曜・日曜日に来る子は、そんじょそこらのセールスマンよりもツワモノで、ドアの隙間に必ず足を突っ込んできて、ドアを閉められないようにしてたもんなぁ~(笑)そのワザどこで覚えたん?って感じ。
子どもが対応すると、その迫力に負けてか必ず相手を招き入れることになる(-_-;)おまけに、親が「断れ」と言っても、「ちょっと…(もごもご)」とハッキリ言わんのよなぁ~。そんなでは、強力なセールスマンは撃退できない。
なので、対応は親がすること!そして、子ども相手だからといって、不用意にドアを開けないこと。応対は必ずインターフォン越しで。正直いって、うるうるお目目で「どうしてダメなの?」と見つめられたら、断るのに罪悪感がわいてくる。
断るときはビシっとでOK。断る理由も言い訳も必要ない。というか、家に入れる気がないのならビシっと断っていい。
お子によっては「また来てね」という言葉を、「さようなら」の言い換えと捉えないで、マジに「また来てね」と捉える子もいる。その際には「また来てね」は必要ない。
でも「また来ないでね」はホンネであるとしても、そこまで言ってしまうのは大人げないかもしれない。(本当に言いたくなる子もいる…のも事実なんだけど。)
世間一般で、常識的なマナーはあるけれど、それ以外にもその家庭ごとに「おうちルール」(ローカルルール)はあるはず。ゲームは1日30分とか、どのおもちゃは家から持ち出さないとか、いろいろ。
家に子どものお友だちが遊びに来ると、子どもはここぞとばかりにルールをないがしろにしがち。お友だちも一緒だからテンション上がるし、お友だちがいるとなると、ママだって鬼になりにくいしね。
(あれはとても不思議なのだが、おうちルールを守らないと、お友だちがいない間は叱られないとしても、お友だちが帰宅したとたんに吊るし上げられるのは常なのに。学習能力がないからなのか…、ハタマタ、未来の予測ができないからなのか…。)
という感じで、お友だちがお家に来ると、ど~してもなあなあになってしまう「おうちルール」だけど、お友だちがいるときも同じように適用していい。というか、厳格に適用したほうがいい。
というのは…、ルールについてこられない子は脱落するから。正直言って、ルールにのっとって行動してくれる子であるなら、家に来ても、長時間滞在されても(まずしないけど)ジャマにならない。
たとえば、つきぐま家ルールなら
など。
やはり、ルールを守らない子、飲食しながら立ち歩く子や飲食物への注文の多い子、○○のジュースが飲みたいとかお腹がすいたからもっと欲しいとか、そういう子もいたけれど、基本、全部無視だけど、あんまりひつこく言ってくる子には、「一度家に帰って、おやつを食べてから来てくれる?」と言って追い出したこともある(←それぐらいじゃあ、帰りませんけど)。あと冷蔵庫を勝手にあける子とか。やっぱりいるんだなぁ~、それが…。
(一番ひどかったのが、ピアノにチョコレートを塗りたくられたこと。ふたの部分だから何とかなったけど、鍵盤だったらアウトだったかもしれない…。まあ、つきぐまJrがやったのなら、地球のハテまで吹っ飛ばされたよな(笑)
他にはこちらが気が付いたときには、時すでに遅く、TDLのクッキー缶まるごと平らげた子もいた(笑)それ…2000円したんですけど…。次から出入り禁止な!(怒))
でも、いちいちと厳しく注意しているうちに、「うるさい家」というか「居心地の悪い家」になるのか、いずれ来なくなる。
お友だちに最初は甘いいい顔していて、途中から厳しく!というのは、なかなか難しいので、あくまで最初の段階からルールのハードルをあげて、厳しく適用するのも手だと思う。
毎日来る、朝から来る…めっちゃ迷惑だけど、子どもの友だちだから断れない…と悩むママも結構多いみたい。最初は「まあいいか」と思っていたけれど、子どもも喜んでいるしね。でもさすがに毎日朝から来て、夜まで居座られるのはちょっと困る。
長期休暇の期間中はどうしてもメリハリがなくて、時間もなあなあになりやすいのだけど、でも、結局は途中でしんどくなって、訪問を断るために外出するようになるとか、いやな顔をしながら応対するとか、そんなことになるのなら、最初から線引きはしておきたい。
基本的には、「ごはんの時間は帰ってもらう」このあたりでどうでしょうか。子どもは一緒にご飯食べたがりますけど、一緒していいのは親同士が約束したときだけ。
朝から来ても、昼食の時間になれば「おしまい」。昼から来ても、夕食の時間になれば「おしまい」。時間になれば毅然とした対応で帰ってもらう、それでいいと思います。
でないと、ハッキリ言っているんですって。朝ご飯食べてない(家で準備がされないらしい)し、昼飯代はお金をもらっているけれど、わざわざ買いに行くのも面倒で…という子に昼食を出したら、そりゃ~食べる食べるって。たま~になら別にいいんだけどね^_^;
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これは本当は悲しいことなのですが、地域にいわゆるちょっとneglectぎみ?という子がいます。その中の一部に、家に親御さんがいるのかいないのかわかりませんが、土日の休日や長期休暇になると朝の8時9時から、お友だちの家にやってくる子がいます。
最初はよくわからなくて対応していた家も、さすがにそれが続くと疲れてくるのか、理由をつけて断りだし、そうするとその子はまた別の家へ…。そうやってジプシー化する子がいます。
先方に一言言ってやろうか…と思っても、先方と接点もないし、さすがに「おたくの子、朝早くからうちにやって来て迷惑なんですけど!」なんてとても言えない。学校での出来事でもないので、学校に言うことも難しい。
そこで親の間で「どこそこの子、とにかく入り浸るから要注意!」メールが出回ります。ママたちのガードがぐっと高くなります。
そうすると、やはり入り浸りやすい家というのは決まってきて、それが親の不在の家だったり…スーパーの一角やコンビニ前だったりするのでしょうか。その後は…まあそれぞれですので言及しませんが、そういうことです。
たぶん「地域で子育て」というのは、こういう場合のsafety netがあるということだろうと思います。例えば、子育て力の弱い家があったとして、ある1軒の家がその子をずっと土日も長期休暇の間も面倒を見るのは、現実的に不可能としても、もし10軒でもあれば、土日なら3カ月に1度くらい、長期休暇、特に夏休みなら10日に1度くらいの割合で済みます。本当なら、その程度ならさほどの負担感はないのですが…。
でも、感情的にどうでしょう。自分だってしんどい思いしながら子どもの面倒見ているのに、それをできないからって他の家に頼るのはど~よ。それってズルくない?そういうことなんだろうと思います。ってか、その気持ちは十分によくわかります。だって我が子だけでも大変だもん。。。保護者コミュでのフリーライダーは許さないわよって感じでしょうか。
こんな「私はベビーシッターじゃない!」コーナーを作った人間が言うのは、本当に矛盾しているのですが、今思うのは、休日や長期休暇でよその家に入り浸ろうとするのは、本当は何かのSOSだったんだろうなと。でも、それを受け入れ支えるだけの余力(時間的にも体力的にも精神的にも)がなくて、どうしても排除の方向に向かってしまうのです。
それについての解決策を、私は持ち合わせません、今でも。
思い出話を1つだけ。
つきぐまJrが小学生のころです。クラスでいわゆるトラブルメーカーの子がいまして…。もう毎日のように学校で何か問題が起こっていて、つきぐまJrも色鉛筆を取られただの、ランドセルにゴミを入れられただの、引っかかれただの…いろいろありました。
保護者からは「うちの子が○○ちゃんからこんなことされたんですけど!」という学校への怒鳴りこみも多かったでしょう。学校でも厳しく叱責され、担任は、いつもトラぶった相手の保護者に、「○○ちゃんの家は…」とかなりディープなプライベートな家庭事情を暴露し、その上での受容を求めていました。
あるときからですが、その子は休日のたびに、朝早くから我が家のインターフォンを鳴らすようになりました。土日はさすがにつきぐまパパも在宅するし、何よりもいつもつきぐまJrとトラぶっている子です。つきぐまJrは怖がっています。家に入れることは難しいです。
毎回「今日は遊べないよ」と断るのですが、その子はいつもドアの隙間に足を入れてきてまで「お願い、入れて」と言っていました。やがてインターフォンは押さなくなりましたが、今度はマンションの駐車場で、うちの家族が外出するのを待つようになりました。
いつも声をかけてほしそうに待っていました。「土日はお父さんがいるお家が多いから遊べないのよ。家に帰りなさい」と言っても、ぐずぐずと帰らず、そこで我が家の3人をいつも見送っていました。
それが学期の間続いたかな。その子はぱたっと来なくなりました。別の家をターゲットにしたらしいとママ友さんから聞きました。
今から考えれば、あれはきっと何かのSOSだったと思うのです。学校ではお話したことはあるのですが、「あの家は…」という感じで、相手にされませんでした。児童に関連する行政機関か…とも思いましたが、ただ単に土日に放浪するだけで連絡してもよいものか…と悩んでいるうちに、うちのお引越しが決まり、結局そのまま引っ越してしまいました。
我が家では、この話は未だに話題に出ます。「あの子、どうしてるんだろうね」と。つきぐまJrはそのころに住んでいた家のことは、ほとんど覚えていないし、その頃のクラスメイトについてももうほとんど覚えていないようですが、彼女のことは覚えています。
本当はこんな時期になって「あの子、どうしてるんだろうね」と語るのではなく、その時にきちんと関わったほうがきっとよかったのだろうと思います。でも、毎日のように、今日はこんなことがあって、昨日はこんなことがあって…とトラブル続きで、はっきり言ってもうウンザリでした。「いい加減にしろよな」という気分です。
そして、心のどこかで「この子を受け入れるような態度をとると、きっと全エネルギーをかけてこちらに依存してくるな」というのも感じていました。結局関わる勇気はありませんでした。
ママ友さん同士でも、その当時は今のようなケータイメールというものはなくて、電話だとか井戸端会議だとかですが、その子の話はよく話題に上っていました。ときどきは「うちの子が水筒壊されて、ぶち切れて突き飛ばしたらケガさせちゃってね…、わざわざ謝りに行ってきたわよ!でも、あっちもタイガイだと思う。これまでうちの子も散々我慢させられてきたのよ!納得いかない!」などという話もありました。
何かこう注目されたいみたいな気持ちが、少し歪んで表現されていたのか、本当はもっと違う意図があるのだけれど、結果としてトラブルを招いてしまうのか…それはわかりません。
だけど、子ども同士がモメる。学校でうまく解決できない。他の保護者に負担がかかっているのに、親同士のつながりもない。
そうなると一気にコミュニティーからの「排除」の方向へ進んでしまう気がします。
子ども心に、教師の冷たい目に地域の大人の冷たい目は感じとっていたのかもしれません。あの子は何を思って、あそこでずっと待っていたのだろう。それを思うと少し胸が疼きます。わかっていたのに、見て見ぬふりをしたと…。
そういう子がいると、結構地域の住民は気にはしているのだと思います。だけど、関わることで、それをきっかけに雪崩的に関わりを求めてきてしまう子だったら…。どうせ最後まで面倒みるわけにはいかない。中途半端に関わって、途中でバンザイすることになって見捨てるのも罪な気もする。だから止めておこうか…そんな躊躇があるのも事実なんです。
それで失敗をしたことがある家は、やはり次からはハードルがあがってしまうと思うのです。1軒の家だけで何とかしようとする限界なのだと思います。
じゃあみんなで協力すれば?それはもっと難しいことかもしれません。
・子どもを預かるとなると、それなりの責任が発生する。善意だけではできない。
・困っているので助けてくれと言われない以上、手出しはできない。
・子育ては自分の家庭で責任もってするべき。
たぶん、このあたりの意見が錯綜するんでしょうね。そしてそれは全てもっともなことなのです。
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