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PTA広報紙のレイアウト
最低限の労力で「とりあえず発行」用の「広報紙」を作るためのマニュアルの第３段として「紙面のレイアウト」について考えたいと思います。
基本的にはレイアウトなんて毎回一緒でもOK。写真やイラストが違えば印象も違います（笑）新聞らしいレイアウトにこだわると作成するのがホントに大変になりますよ(T_T)
広報紙の割り付け
新聞を作るというと、記事を並べて…写真やイラストを貼って…それでできるかな？と思ってしまいますが、実は記事の並べ方や写真の配置の仕方などにもいろいろなルールがあります。PTA広報紙もそのルールに基づいて「立派な新聞を作れ！」などと市Ｐのお偉方などは簡単におっしゃいますし、各学校を競わせてコンクールを開催しているところも多いと思いますが、正直言って１回研修を受けた人間が１人２人とあとは全くの新人さんのグループにはどだい無理な話。
新聞らしいレイアウトは「流し組み」と呼ばれますが、コレ作るのホンマに大変(>_<)
この「流し組み」はＸ型とも言われているようで、紙面のそれぞれ対角線上に「見出し」や「写真」を置くのが基本。そこから読者の視線がきれいに流れるようにすべての記事の割り付けを考えて、すべての写真の配置を考えて、そこから記事の文字数を割り出して…という段取りで作成します。
記事を書くだけでも大変なのに、レイアウトまで考えていたら、それだけで何日も活動日を消費してしまいます。
なので手っ取り早く仕上げたいなら、こっちのレイアウトのほうがお勧め！
区画組み
紙面を区画に分割する割り付け。
一番上に紙面全体の統一テーマを掲げて、ど真ん中に写真やイラストを置きます。紙面は４分割などいくつかの区画に分けてそれぞれに見出しをつければ、「とりあえず広報紙」が完成です！
内容例
- 総会
総会議題 ： 総会での議題についての説明
総会当日の様子 ： 出席者の人数や雰囲気など
新役員紹介 ： 新役員を写真入りで紹介
予算の紹介 ： 新年度の予算紹介
- 専門委員会
保健体育委員会 ： 今年度の予定と委員長紹介
安全委員会 ： 今年度の予定と委員長紹介
広報委員会 ： 今年度の予定と委員長紹介
文化委員会 ： 今年度の予定と委員長紹介
- 学校行事
運動会 ： 子どもたちの様子やPTA競技など
遠足 ： 遠足の行先や子どもたちの感想など
音楽会 ： 音楽会での演目や保護者の感想など
- PTA行事
通学路清掃：清掃の様子や見つかった問題点など
運動会支援：PTAの運動会支援の様子やPTA競技など
PTA講演会：演題についての簡単な内容と参加者の感想
学級保護者会：学級保護者会で取り上げたテーマなど
- 対外活動
市Ｐ
指導委員会
福祉協議会
PTA地域連絡会など
二分法
紙面を縦長に左右対称に記事を並べる割り付け。
一番上に紙面全体の統一テーマを掲げて、紙面は２分割にしてそれぞれに見出しをつけます。「○○vs△△」のような内容で使えます。文字ばかりでは読む気が失せるので、ところどころに写真やイラストを入れれば「とりあえず広報紙」が完成です！
内容例
- あいさつ
校長あいさつ vs PTA会長あいさつ
- PTA行事
PTA講演会 vs PTA文化講習会など
- 対外活動
市Ｐ vs 青少年指導委員会など
- 学校行事
運動会 vs 音楽会など
絵画法
イラストや写真を中心に組み込む割り付け。
一番上に紙面全体の統一テーマを掲げて、紙面はイラストや写真を中止にデザインします。特に「先生紹介」などの写真をたくさん使う場合は、普通の割り付けで整然と並べるよりも、このパターンのほうが作りやすいでしょう。
内容例
- 運動会など学校行事
- 先生紹介
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見出しの作り方
見出しのつけ方
「読者の目を引きつける」という役目があるのが「見出し」だそうです。いくら「ひきつける」といっても、できればストレートな文言のほうが無難。（無理に凝る必要はありません。）
- 一目で読めるものにします。ダラダラと２行にわたった見出しは×
- ひらがなを必ず混ぜましょう。（漢字ばかりの見出しは「戒名見出し」と呼ばれて嫌われる）
- 同じ漢字・同じことばを繰り返さないようにします。
- 「てにをは」を無理に省略しないで、素直な文章にしましょう。
（やたらと迫力を出そう！と意気込んで滑ってる「見出し」もあります^_^;）
見出しのレイアウト
- 上下左右には余白を取り、ケイ線には重ねない。
- 重要な記事の見出しは大きくします。
- 紙面の下ほど見出しを小さくしていきます。
《こんなところに気をつけよう》
「流し組み」の場合には、見出しのレイアウトにもいろいろなルールがあります。
- 同じ段に同じ段見出しを置かない。（①）
- ２つの見出しを上下に重ねない。（②）
- ２段以上の大きな見出しを一番下の段には置かない。（③）
- 長い記事では途中に本文よりやや大きい文字サイズで小見出しを入れる。
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写真のレイアウト
- 撮影した写真をそのまま使うのではなく、必要な部分だけトリミングします。
- できるだけ紙面の上の位置に置きます。
- 写真内の人物の顔の向きは新聞の中心を向くようにおきます。
- 写真の下には簡単な説明文をつけます。
- 人物の写真で背景がない場合は○型に、背景がある場合は□型に。
《こんなところに気をつけよう》
- 紙面に写真を置けば、それだけ記事の文章量は減りますが、写真の枚数によって印刷料金が変わる場合もあるので注意が必要です。
- 印刷業者に出す場合、写真はデジタルデータで渡したほうが仕上がりは若干きれいかも。
-
レイアウトと考えるときに、撮影した写真をすべて出力しない。デジカメで撮影したのなら、ある程度候補を絞って写真サイズを小さくして普通紙に白黒で印刷し、最終段階でカラーで出力すればOK（それもあくまで普通紙で！）。広報に載せる程度のサイズならわざわざ印画紙に出力する必要はありません。
（撮影した写真のすべてをカラーで印画紙にプリントしていたら、インク代も用紙代もたまりませんよ！たいていは個人の経費持ち出しですから…(-_-;)） -
写真をフィルムで撮影した場合もできれば同時プリントにはせずに、現像とインデックスプリントをもらえばOK。いったんプリントしてしまうと処分も困りますよ、写真ですから…。
ほんとはベタ焼きができればいいのですが、手作業なので同時プリントよりも高くつく場合も多くなっている模様。プリンターによってはフィルムのスキャンができるものもあります。
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