Home>PTAとのお付き合い>選考委員がやってきた!
選考時期が近づくと、電話がつながらなくなるお宅も多い?選考委員と会わないように買物だって遠くに出かけるってホント(^_^;)?
というわけで、ここでは選考委員さん向けに「ターゲットを落とすためのセールス術」を考えてみました。
PTA役員(主に本部役員)の選出が正しく行われてるか監督するのが選考委員。選考委員以外にも、推薦委員や指名委員、選出委員など学校によっていろんな名称があります。(サイト内では「選考委員」を使います。)
役員の選出が「大抽選大会」なら辞退者の免除申請を受付したり、又は立会いだけというものが多いのに比べて、推薦・投票形式を取るところではターゲットへの根回しから情報収集はもちろん、手土産作戦、電話作戦、夜討ち・朝駆けまでのミッションをこなして、口説き落とすなどというすさまじいお仕事が待っているところもあり。
選考委員は、役員選考時期だけの期間限定のお仕事なので、ラクそうに見えるけれども、推薦方式の学校では、はっきり言って精神的にキツイお仕事。それに結果的に「イヤなこと」を人に押しつけることになるため、みんなの視線が冷たいのもツライところ。
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選考委員の選出方法は、学校にもよりますが次のパターンが多いようです。
年度始めに、学級委員や広報委員を選出するのと同じように選考委員を選びます。また各クラスから学級委員として選出し、その後各学年でいずれの委員会に所属するかを決めるところでは、選考委員会(指名委員会など)に所属すれば、選考委員ということになります。いずれも他の専門委員と同じ扱いで、役員経験にカウントされます。
本部役員などが推薦で選ぶ場合は、年度途中に過去役員経験のある人など数名に打診し、内諾を得られれば本部役員会や運営委員会で承認することになります。
もちろん指名されての選考委員の場合、「口が堅く人を見る目がある」という人格も申し分なく、そして「調整役としての手腕もある」という人が選ばれることも多いようです。
しかし過去の役員経験者に打診しても、「役員は子ども1人につき1回」などとしていると、選考委員の話を持ってこられても「おつとめは済ませてます」という人が多く、選考委員を決めるだけで何ヶ月もかかる場合もあります。(こうなると最終的には「誰でもいいから…」になってくるようですね。)
年度途中に本部役員や専門委員の中から数名選出するところもあります。期間限定の活動なので、他の役員・委員と兼務をすることになります。しかし選考時期が年度末と重なるためにダブルの活動は非常にしんどいところもあります。
また学校によっては選考委員は非常に不人気のため、委員会を欠席しがちな人に無理やりに委員を押し付けるなど、押し付け合い・なすりあいが起こることも。
選考時期の前に各クラスや学年の名簿が配られ選考委員にふさわしい人と思う人に投票します。投票数の多い人が選考委員として選ばれます。
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投票方式
1.投票
全家庭に推薦・立候補用紙が配布され(名簿がついてくるところも)、「役員になって欲しい人!」と思う人を記名し投票します。(無記名か記名かは学校によって違う。)
2.開票作業
みんなの前で開票する公開方式と、選考委員だけで開票する非公開方式があります。ただし非公開のやり方は、このご時世「隠蔽工作」「偽装工作」が蔓延し世間全体が疑心暗鬼になっているので、できれば公開にしたほうが無難かも。
3.ターゲット決定!
開票後、得票の多い人がターゲットになります。主に、地方議会議員さん、地元の名士、有名人、大学の教授、おけいこの先生、地域で活動している人、幼稚園などで役員経験のある人などの名前が上がることが多い。市議会議員さんがいると、票につながる可能性もあるので気安く引きうけてくれるという話も。(国会議員さんは、地元にいる日が少ないので難しい。)
4.情報収集
ターゲットにあがった人の家庭の事情(介護や経済状況等)などの情報収集を行い、絞り込みを行います。またターゲット選びのポイントは「活動の熱心さ」より「みんなと仲良くやっていけるか」。
いくら名前があがっていても「過去に物議をかもした人」「保護者会で変わった発言をする人」はこの時点で落選です。
5.組閣
ターゲットの中から絞り込みを行います。そして会長・副会長と組閣を行って行きます。会長候補からおとす、副会長や書記あたりからおとして会長候補へというケースが考えられます。
6.TEL攻撃開始!
知り合いなら、最初の電話は「世間バナシ」から。途中でさりげなく「来年度の役員なんだけど…」と切り出すものの、たいてい最初はあっさり断られるもの。拝み倒したほうがいいのが、短期決戦で落とすかは相手の性格によるかも。
7.訪問攻撃!
贈り物攻撃や接待攻勢があるかどうかは知らないけど、夜討ち・朝駆けは当たり前!?交渉もだんだんディープになってきます。
8.決定!
全役員が決まれば選考委員はお役御免となります。ただし甘言で釣ったときは後に「アイツのせいで…」と恨みを買うことも。
推薦方式
1.ターゲット決定!
主に、地方議会議員さん、地元の名士、大学の教授、おけいこの先生、有名人、地域で活動している人、幼稚園などで役員経験のある人などの名前が上がることが多い。市議会議員さんなんかがいると、票につながる可能性もあるので、気安く引きうけてくれるという話も。(国会議員さんは、地元にいる日が少ないので難しい。)
2.情報収集
ターゲットにあがった人の家庭の事情(介護や経済状況等)などの情報収集を行い、絞り込みを行います。また、ターゲット選びのポイントは「活動の熱心さ」より「みんなと仲良くやっていけるか」。
いくら名前があがっていても「過去に物議をかもした人」「保護者会で変わった発言をする人」はこの時点で落選です。
3.組閣
ターゲットの中から絞り込みを行います。そして会長・副会長と組閣を行って行きます。会長候補からおとす、副会長や書記あたりからおとして会長候補へというケースが考えられます。
4.TEL攻撃開始!
知り合いなら、最初の電話は「世間バナシ」から。途中でさりげなく「来年度の役員なんだけど…」と切り出すものの、たいてい最初はあっさり断られるもの。拝み倒したほうがいいのが、短期決戦で落とすかは相手の性格によるかも。
5.訪問攻撃!
贈り物攻撃や接待攻勢があるかどうかは知らないけど、夜討ち・朝駆けは当たり前!?交渉もだんだんディープになってきます。
6.決定!
全役員が決まれば選考委員はお役御免となります。ただし甘言で釣ったときは後に「アイツのせいで…」と恨みを買うことも。
役員を選ぶなら…
絶対必要なのはこの3タイプ。同じタイプばかり集めたらうまく回っていかない可能性が高いかも。
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(ターゲットは女性、主に主婦層を想定しています。)
選考委員は営業マン
選考委員はハッキリ言って「来期の役員という役割(仕事)」を売り込む営業マンだと思って間違いなし!。だから委員に当ってしまった人は「伸びる営業マン」「TOPセールスマンの10のポイント」みたいなハウツー本を読んでみましょう(笑)。
セールスは断られるのが当たり前。冷たくあしらわれたり、追い返される日が続くとガクッとくるけど、そこは気持ちの持ちようで乗り切ろう。何度も顔を会わせるうちにターゲットと打ち解けてきて、態度が軟化してきたら��気にクロージングへ。
営業のテクを駆使して新たな役員を発掘しよう(*^^)v
基本的な営業のながれ
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ターゲットへのTELは、まず世間バナシから。そこから「来年度の役員の件なんだけど…」と切り出すことが多いようです。友達や知り合いであるほど選考委員自身も言い出しにくい!たいていは「そっかぁ~今年選考委員当ってたよね。うぁ~大変そう」と言われたのちに、「そういうの困るなぁ。別の人にあたってよ~」とあっさり撃沈されるはず。
もしターゲットが全然知らない人なら、「なんで私が?」と言ってくれるならまだマシ。いきなりガチャンと切られることもありと覚悟しておこう。
相手にとって、知らない人から電話がかかってきて、いきなり「来年度の役員」と言われても、「はぁ?」になるのが当たり前。断られても仕方がないとあきらめましょう。
《こんなことに気を付けよう》
夕方の忙しい時間、TVに見入っているとき、こんなときにTELがあればたいていはきちんと対応してくれません。それだけでなく「あの選考委員のおかげで一番いいセリフを聞き逃したではないかっ!」は大きなマイナスポイントに。TELする前に流行りのTVの時間も要チェック!。
イラついているときにややこしい電話をすれば、火に油を注ぐようなもの。休日最終日の夜なんかも疲れている主婦も多くイラついている可能性が高いし、学期末の懇談会シーズンは「この成績は何なの!△×★!▽!」っていう家庭も多いから気を付けよう(笑)。
特に中学・高校受験をむかえる家庭は、秋口くらいから「とにかく受験以外のことは考えられない」という状態になっているはず。そんな家庭はできるだけ避けておいたほうが無難。失敗したら「選考委員がややこしいことを言ってくるから…」と逆恨みされかねない。
知らない人へのアプローチは、いきなり「来年度の役員やってくれませんか?」より「選考委員のです。来年度の役員対象者にあなたの名前がでているのでご挨拶の電話をさせていただきました。今後ともよろしく」という内容程度に留めておいてもいいかも。
もっとも、わぁ~っとおだてに乗りやすい人なら、「皆さん、あなががいいと思っているんですよ~」という一言があってもOKかも。気の弱そうな人なら「役員、役員」というと雲隠れされちゃうかも。
「役員売り込み」の態度が強すぎると相手の警戒度がぐっとあがってしまいます。1度のTELで落とそうとは思わず、じっくり時間をかけてみよう。
たいていの人が「役員なんてやりたくない!」「できればやりたくない!」って思っているので、どんな小さなことでも「お断り」理由として上げてきます。(例えば「持病がある」「介護がある」…など。)
選考委員としては対象者の普段の生活を見ているので、「ホントかな~」なんて疑いを持つこともしばしばかもしれませんね。
でも、ここで注意!対象者の担任の先生に「○○さんにはこんな事情があるというのは本当ですか?」などと聞いてはいけません。公立園や学校の先生は公務員(地方公務員)であるため、「地方公務員法」に基づいて職務を行う必要があります。そこには、
☆第34条 秘密を守る義務(守秘義務)
職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。証人等として秘密に属する事項を公表する場合も任命権者の承認が必要となる。この規定は退職後も永遠に適用される。
先生が家庭調査書や保護者から聞いた家庭の事情は職務上知り得たことなので それを職務上関係ない他人に話すことは服務規定違反です。(つまり家庭の事情を生徒指導などのため担任が校長や教頭に話すのは組織として問題ありませんが、PTAはあくまで外部の民間団体なので情報を渡すことができないのです。)
「PTAの役員選出」で先生に服務規定違反に値する行為を強要するのは、彼らにも生活があるのでちょっと可哀想です。「それはちょっと…」と言われたら(言われるのが当たり前ですが)「あの先生ケチ!」じゃなくて、きちんと「公務員法」の服務規定を守る素晴らしい公務員だと褒めてあげましょう。
逆にペラペラとしゃべる先生がいたら要注意!選考委員の家庭の事情だってバラされてる可能性もあります。
また私立幼稚園でも内部規定を設けていると思われますので、同様に対処してくださいね。
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営業はやっぱり訪問が大事。TELだと「ガチャン」としやすいけど、何度も顔を会わせることで人間関係ができ、受け入れやすくなる状況(断りにくくなる状況)を作れます。
訪問にかかせないのは第1印象。最初に「イヤな感じ」って思われると後が大変。また、訪問したときに「留守だった」(居留守かもしれないけど)という場合も、訪問の痕跡(「今日は残念でした。また伺います」といったメモなど)を残しておこう。
基本的に授業参観や懇談会のときの洋服が無難かも。ビシっとしたスーツ姿だと「リキ入ってる」と警戒されてしまうし、かといってジーンズにダボダボシャツでは「なめてるのか?」と思われてしまいます。
あと気を付けたいのが装飾品やバッグ類。フツーの学校ならなるべくブランド品を身につけていかないほうがいい。「あれは見せつけているのか?」とイヤミにとられてしまいます。 ただしブランド大好き奥様ならそれがきっかけに話がはずむかもしれないので、情報収集をしっかりしておこう。
PTAの組織図や活動内容などのプレゼン資料は準備して、一通り説明できるようにしておこう。ただしそれでも鋭いツッコミを入れてくる人もいるから、そんな時は「宿題にさせてくれ」といって次回回答を持って行くようにしよう。
(→ 次回訪問のアポが取りやすくなるのでラッキーです。)
選考委員が「いざ!」という感じで堅くなると必ず相手も緊張度が高まります。なるべく自然体で明るくいこう。
《これだけは厳禁!》
人間はだれでも「話を聞いてもらいたい」と思っています。高齢者が高額な訪問販売の詐欺にひっかかるのも、営業マンにグチを聞いてもらってその末に…なんていうことも多いものです。
だから、いきなり「来年度の役員なんだけど、あなたには票投票があって、みんなあなたを推薦したいと思っているのよ。それでね…」とセールストークを始めると、相手はうんざりして「帰った帰った。」ということに。
セールスの基本は「相手の話を聞く」と「雑談」です。
選考委員とターゲットが初対面というのに、いきなり「あのさぁ~来年度の本部役員なんだけどぉ~、名前があがってるのよぉ~。でさぁ~」といったなれなれしい態度はNG。もともと「友達だった」「知り合いだった」という場合でも、こういう態度だと「友達だからと言って期待しないでちょうだい!」と断られます。
といってあまり敬語を連発するのも、相手を警戒させてしまうので要注意。
人は褒められると悪い気はしないもの。だけど「最近ちょっとやせたの?」程度ならかまわないけど、歯の浮くようなお世辞を並べるのはミエミエ(笑)。やりすぎると信用を失墜します。ほどほどに。。。
「早く決めたい」という気持ちが選考委員にあるのは当然だけど、それが態度にでて「うにゃうにゃ言ってないで早く返事をしてよ!」と焦ると逆効果。「はっきりしてよ!」「もういいでしょ?何遍も同じこと言わせないでよ」などとは絶対に言わないこと。
態度が横柄なのも絶対NG。「わざわざ来てやったのに…」「これだけ頭下げてやってるのに…」となると、自然と態度が横柄になってくるので気を付けよう。また、役員の仕事などを説明するのにやたらむつかしい言葉を使う、逆にかんで含むような物言いも「バカにされた」となるので要注意です。
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ターゲットのお断り理由
ターゲットの動機付け
役員を引きうけるということは新たな行動を起こすこと。今にとりたてて不満がないなら、わざわざ行動を起こす必然性はないし、30も越えて新しいことを始めるのはやっぱしんどい!その気持ちを乗り越えさせてお引き受けの言葉を引き出すわけだから、それなりの動機付けは必要になります。
【セールストーク】
「子どもの話って何かよくわからないから、幼稚園でどんなことしてるのかもよくわからないでしょ?その点PTAの役員さんは園に行くことが多いから、子どもの様子もチラっと見れるからいいわよ~」
【セールストーク】
「役員さんって行事のお手伝いも多いでしょ?お遊戯会だってリハーサルの段階から見れるから、カメラアングルの情報もバッチリ手に入るわよ~。早めに会場入りできるから場所取りもできるしね」
【セールストーク】
「PTAってなかなか奥が深いわよ~。教頭のヒミツなんかもGETできちゃうし(笑)。それに1年間やってみて、その後社会にでる自信がついた!って仕事にでる人も多いわよ」
【セールストーク】
「選考委員の顔を立てると思ってさぁ~、どう?やってくれない?」
【セールストーク1】
「そりゃ~主婦だって忙しいじゃん?でも感謝されることもなくってさ~、家とスーパーと幼稚園の往復の毎日でさ~、何かこのまま人生終わっちゃうなんて寂しいじゃん?その点、役員になれば…」
【セールストーク2】
「今年は△△さんが会長をやってくださるのよ~。だからアナタは書記か会計をお願いしたいの。△△さんは今年で卒業だから、来年度は一から会長探しで、アナタも会長職にあたるかもしれないわよ~。やっぱり大変よ~、会長は…」
基本的な営業の進め方(イ)
この「営業の進め方」は最初のTELで決心しているような人向きです。
人間だれしも「みんなから人望がある」というのに悪い気はしません。それに人に采配をふるうのが好きな人もいるのも事実。こういう人だと「役員候補に名前があがっている」というのはまんざらでもないという場合もあります。
とは言っても、あっさりと「やってもいいわよ」と答えてしまうと、周りの人間から、
「あの人、ホントはやりたかったのよ」
「ああいうの、好きなんでしょ?前もあっさり「やる」って言ったらしいわよ」
「私、そういうの理解できないな~」
「好きよね~、ホント」
などと陰口をたたかれることもあるので、警戒している場合もあります。こういうタイプの人にはとにかく「頭下げられて仕方なく引きうけたのよ~」というパフォーマンスが必要。訪問に難しいことはいりません。「とにかく、お願いします。」と頭を下げよう。
なんなら通行人のさくらを用意して、選考委員が頭を下げているところを目撃させ、「何やってるの?」と声をかけさせてもよいかも(笑)。
基本的な営業の進め方(ロ)
この「営業の進め方」は役員を引き受けるには何がしかの不安がある人向きのものです。
主婦というのは、意外にしゃべる相手がいなくて寂しい思いしている人も多いもの。ダンナの悪口、子どものこと、ホントは聞いてほしいことがいっぱいあります。じっくりと共感しながら聞いてあげよう。
話を聞くことで、まずターゲットと選考委員の人間関係を築きます。
何もわからない状態で「引きうけてもいいよ」という人はいない。その上これまでのPTAが一般Pにむけて情報発信をしていないと、さまざまなよからぬウワサも蔓延しているものです。(うちのPでは本部役員は教育委員会の面々を「飲み屋で接待する必要がある」というウワサがあった…)ヘンなウワサは正確な情報を伝え否定しておく。またその話が真実ならどういうふうに解決しているかを話してみよう。
やはり「本部の役員になる」というのは、「しんどいからイヤ!」だけでなく「不安も大きくて…」も多いはず。なのでどんなに小さい不安でも解消してあげよう。そうやって親身になることで、ターゲットの信頼を勝ち取ろう。
(例)大勢の前で上手なスピーチが必要→「人前で話すのが不安」
【解決方法】
(例)PTAは対外的な付き合いが多い
→「知らないところに1人で出席するのは不安」
【解決方法】
役員のターゲットになればそれなりにホントの情報を自分で手に入れようとする場合も多い。 そんなときに選考委員が、ミョーな隠蔽や偽装していることがバレたらすべてがおしまい。初めからデメリットも含めて話しておこう。
とはいってもデメリットを強調する営業マンはいない。デメリットはさりげなく、メリットは強調して話そう。(最初にデメリットを言ってからメリットを話すといい。)「PTA役員って仕事は忙しいこともあるけど、みんなでワイワイしながらやるのって、学生のときの学園祭やってるって感じなのよね~」くらいのセールストークが非常に多い。
いろんな説明が終わったら時点で、相手から「この件については…」という質問がくれば、確実に興味を示している証拠。落とせる確率は高い。
タイプ別営業方法
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ターゲットに一通りの説明を終えたら「一度PTAの会議を見に来られませんか」と誘ってみよう。「百聞は一見にしかず」。不安が多くても、「和気あいあい」と楽しくやっているのをみれば「大丈夫かな?」「できるかも」という気持ちもでてくるかも。
この後、もう一度話をつめればクロージングも近い。
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クロージングはなんといっても「タイミング」。焦りすぎるとターゲットが逃げるし、のんびりしていると「決断のとき」を逃してしまいます。「やってみてもいいかな~」から「やります!」と決心させる、最後の決め台詞を考えました。
決断のサイン
ターゲットにこんな様子があらわれたら、かなり決心は固まってきているといわれています。
最後の切り札
ブラフ法は一種の脅し。相手を一瞬不安に落としてあわてて決断させる方法のこと。
【セールストーク】
「今決めてもらったら書記職でいいんですけどね。他にも「書記さんならやってもいいよ」という人も出てきてるんですよ~。そうなるとあとは会長しか残らないんですよね。」
1人ではなかなか決断できなくて決めれない人でも、「みんなも」「一緒に」という言葉には弱いかも。
【セールストーク】
「みなさんも「Aさんも御一緒にやりましょう」っておっしゃってるんです」
PTAの役員をやることで、「人よりも優位に立てる」「優越感を持てる」ことを強調する。
【セールストーク】
「役員さんって卒業アルバム作りのお手伝いもあるのよ。だから写真を選べる特権もあるのよ」
何度も顔を会わせているうちに、人間親しみを感じるようになってくる。そういう人に頭を下げられると、もはや断る自分は「なんという不義理な」と思ってしまうらしい。「よろしくお願いします!」ととにかく頭を下げる。
ターゲットは、ホントは「やってもいいかも」と思っていても、あっさりと「いいよ」と言えば「あの人やりたかったのよ」と陰口たたかれるのでは?といった不安もあります。だからとにかく頭下げられて「しぶしぶ引きうけたのよ」という状況だって必要なのです。
決断したら…
ターゲットが「やります!」といったら、契約書でも誓約書でもなんでもいいから絶対にサインさせよう。人間は書くことでその内容に拘束されるものです。
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選考委員さんは、クロージングの段階で「お仕事終わり!」になってしまうことが多いけど、やはり「やっぱりや~めた」とキャンセルされないためには次の総会などで承認されるまでアフターフォローは必要。
就職の内定が決まってからブルーになるというのもよく聞く話。いきなり現役員からドンと引継がせるより、最初は「いっしょにやりながら…」やちょっとした雑談会なんかを準備してみるのもいいかも。
「さぁ決まった」→「後は知らん!」という態度がミエミエだと、「やっぱり選考委員に騙された!」と一悶着おこるので、このあたりからは選考委員さんだけでなく現本部役員もいっしょに協力したい。
【戻る】
選考委員さんのお仕事は期間限定とはいえ、期間中はほぼ毎日学校に日参してたり、「売れない営業マン」状態で精神的にも大変!「もうボランティアの域を越えている!(T_T)というような選考委員さんの体験談を…。(多くのゲストの方に情報を頂きました。ありがとうございます。)
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