真・女


† 愚行の果てに金を取る †


GM :ちなみにね、ホールから下が見えるようになってる。

瀬崎 :何処にいるの、今。

GM :(マップを指し)こっから上がってきて、ここにいる


  ? 何やってるのか分からん。


瀬崎 :斉藤の直感で。

斉藤 :じゃ、ここ。

佐久間 :ね、虚心ってさ、考えることはできるの?

瀬崎 :感情が無いだけで喋れる。

GM :はい、寝室〜みたいなぁ〜。何も無い。イベントチェック。

佐久間 :(コロコロ)成功。

GM :『ポルターガイスト』が一匹出現した。

瀬崎 :『デヴィル・アナライズ』! 餓鬼の時はしなかったけどな(笑)

佐久間 :名前教えちゃっていいの? まだ判定してないのに。

瀬崎 :いけないと思うんだけど、どうせ俺が成功するんだし。

斉藤 :どうせ敵なんだ。

佐久間 :死ぬ運命か。

瀬崎 :俺の【コンピュータ】の判定値50よ?(コロコロ)27で成功。どの辺まで分かるの?

GM :ポルターガイストの子供が話しかけてきます。「お兄さん達何してるの?」違った、「おじさん達何してるの?(一同笑う)」

瀬崎 :俺か? やっぱり? コンピューターでカタカタ話すの?「おじさん達はね、この家の秘密を解き明かそうとしてるんだよ〜。」

斉藤 :おじさんじゃないんだよ〜。

瀬崎 :「お兄さん。」だ(笑)

GM :「それって楽しい?」(一同、笑うしかない)

瀬崎 :「ん〜、俺は楽しいね。(妙にフレンドリィに)たぶん、君も楽しいと思うよ。」(一同爆笑)

GM :「どんな風に楽しいの?」(笑)

瀬崎 :「それはね、自分の知らない場所がわかるようになるって、楽しいじゃないか。」

佐久間 :探求心だね(笑)

瀬崎 :機嫌取るのも楽じゃないぜ(笑)


  瀬崎の説得は功を奏し、ポルターガイストの興味を引くことに成功した。
  というか、こんな妙な説得をされるとは思わなかったので、処理が面倒だった(笑)



GM :「楽しそうだし、マグネタイト3点くれたらついてってもいいよ。」

瀬崎 :「お兄ちゃんねぇ、マグネタイトはす〜〜〜っごく大事なんだけどねぇ、君のためならあげよう!(一同爆笑)。僕も君に来てほしいさっ!(笑)」

GM :『会話パターン』が良く分かんないから仲間になっていいや(笑)

佐久間 :ほんとにわかんねぇな(笑)

瀬崎 :ポルターガイストのステータスを見てくれ。


  瀬崎が仲魔の欄にポルターガイストを加え、プレイを再会。


GM :ポルターガイストはね、ここの住んでいた家族の子供だという事がわかった。

瀬崎 :じゃあ大事にしてあげよう。

GM :この部屋には何も無い。

瀬崎 :向かい側に行こう……斉藤さん、今の理解してないでしょ? 悪魔を仲魔にしたんだよ。

斉藤 :呼び出してこき使うのね?

瀬崎 :……


  いや、そりゃ間違っちゃいないけどさ……心が渇いてくるよ。


GM :加護チェック。成功ね、調べた限り何もありません。

斉藤 :この部屋(マップを指す)に行こう。

GM :ではこの部屋に来たってことでチェックして。

瀬崎 :待って。「ポルターガイスト君、この部屋には何があるの?」
(右手をクネクネ)「うん、そーだね──。」

GM :(無視)はいっ、チェックして(一同笑う)

佐久間 :何その手は(笑)

瀬崎 :50以上振る!(今までのゾンビとの戦闘で、加護が50にまで上がっている)(コロコロ)56!

GM :(嬉しそうに)ゾ〜ン、チャ〜ン、チェ〜ック! 二体。

佐久間 :ゾンチャンズ(笑)

瀬崎 :ゾンチャンズくらえ〜!

佐久間 :あぁ、ゾンチャンズになった(笑)




戦闘記録其の3  クリティカルとファンブルと


GM :経験値18。CP6。この部屋には何もない。

瀬崎 :じゃあ向かいの部屋に。

GM :天井から声が聞こえました。「うひぇー、人間だぜぇ!」

斉藤 :う、やべぇ。

GM :「お前達何処から来たぁ!」羽根の生えた奇妙な生き物がいます。

斉藤 :「表門。」調べてくれや。

瀬崎 :とりあえずアナライズ。45で成功。

GM :『インプ』だ。「何だお前は。」

佐久間 :「人間だ(笑)。見て分からんのかこの愚か者(笑)」

瀬崎 :「(ちょっと歌舞伎調)人間は瀬崎凍夜という者だ。」

GM :(しばし停止)……後は? それだけ?

瀬崎 :(忘れてる)うん。


  いや、『七つの大罪の名の下に』ってコマンドワードで、このインプが仲魔になるのに……
  あーあー……まあ、いいか。仲魔になんなくて損するの瀬崎だし。



GM :インプは怖くなって逃げ出しました。

瀬崎 :なんだそりゃあ!(笑)

GM :(知らないって事は幸せだな)部屋を調べた。鍵発見。最後の部屋も行く? チェック。

佐久間 :(コロコロ)06〜。

斉藤 :調べる。

GM :何もなし。

瀬崎 :降りよう。鍵使おう。

佐久間 :地下へ行こうじゃないか。

瀬崎 :あ、食堂に通じる扉には、全て閉まらない処理しとくから。





GM :はい、最後の部屋。(図を書き込んで)冷蔵庫の扉が三つ! 後は訳のわからない資料だけ。

瀬崎 :資料は鞄の中に放り込んどく。

GM :オッケー。

瀬崎 :机を右側の冷蔵庫の前において、開かないようにする。で、真ん中の冷蔵庫は瞬間接着剤でとめちゃって──

瀬崎を除く全員 :何でやねん!(ツッコミ&爆笑)

GM :(笑いつつ)で? 真ん中が?

瀬崎 :真ん中どうする? 後列の二人にでも押さえていてもらう?(笑)

GM :左を開ける?

瀬崎 :左でいい? ここは一番硬い斉藤さんが(笑)

斉藤 :ガチャ。

瀬崎 :開けた瞬間に中に乱射。

佐久間 :生きてる人がいたりして(笑)

GM :じゃあ、瀬崎は先制攻撃しても構わない。

瀬崎 :まじで?

佐久間 :『アナライズ』しないの?

瀬崎 :しない。それより開いた瞬間に撃つ。初めて使う銃だぜ(コロコロ、出目は44。絶句)

斉藤 :お前なぁ(一同爆笑)

GM :命運使って振り直せば?(笑)

瀬崎 :回避失敗したら命運使う。(コロコロ)対象は自分で……9点。4点通過、まあいいや──アホか俺……


  誰が見てもアホだ。


GM :言っとくと、相手は『ヘルハウンド』だ。

斉藤 :ヘルハウンド……か(その言い方はちょっと)

瀬崎 :なんで炎属性が冷凍庫に居られたんだろうか(一同爆笑)

GM :はい、出てきました。

瀬崎 :無視かい(笑)


戦闘記録其の4  犬と戯れる人々(命懸け)


佐久間 :やっと一匹だね〜(笑)

瀬崎 :よし、経験値を貰おう。そしてレベルアップしよう。

GM :25。NEXT200。CPは14。


  レベルアップ作業により、しばし止まる。


佐久間 :合い言葉って何だったんだろうね?

斉藤 :『七つのなんとか』ってやつ?


  今更遅いわ。


GM :それがなんの役にたったか分かるかい?

瀬崎 :なんとかなったの?

斉藤 :七つ部屋があった。違うな(笑)

佐久間 :とりあえず進めよう。

GM :(へへへへ……)

斉藤 :冷蔵庫を開けよう。

瀬崎 :開ける前に『ポルターガイスト』を呼び出す。前列。

斉藤 :盾か。可哀相に(笑)

瀬崎 :後列がいっぱいなんだよ(笑)

GM :開けるの? またやる? 開けた瞬間に一斉射撃(笑)

斉藤 :やるんですか?

GM :一人だけならいい。

瀬崎 :サクラだな。俺は剣を持ってたいから。

サクラ :(コロコロ)失敗。

斉藤 :はっはっはっはっは。

GM :『デヴィル・アナライズ』いく?

瀬崎 :いく。(コロコロ)あ、失敗した。「貴様何者だぁ!」

GM :「貴方は誰なの?」と友好的に話しかけてくる。鳥みたいなの。

斉藤 :鳥ですか?

GM :顔のある鳥。

斉藤 :『人面鳥』か。


  なんかドラクエっぽい響きだね。あれは蝶で鳥じゃないけど。
  ここで出てきたのは『妖鳥』のハーピーです。


瀬崎 :よし、たぶん恐くないぞ。

GM :(戦う気満々なのね。せっかく『友好的に』話しかけたんだから、少しは交渉って言葉も覚えろよ)


戦闘記録其の5  鳥はイマイチ弱かった


斉藤 :死んだのか?

GM :死んだ。ガン修正痛すぎ(笑)

瀬崎 :なぜ俺は弱点を知っていたのだろう。これはサマナーの常識ということで。

GM :はい、敵はハーピーでした。経験値40、CPは16。

佐久間 :こんなレベルの上がるゲームも珍しいよね。


  本来は得た経験値を人数で割ります。


斉藤 :最後の冷蔵庫見るか。

GM :開けた?

瀬崎 :その前に『ピクシー』戻す。

GM :ピューン。開けた? 中には奇妙な人形があった。

佐久間 :人形か、それだよ。

GM :……

瀬崎 :何?

斉藤 :判定か? 襲ってくるんじゃねぇ?

GM :……知力×2で判定してくれ。

瀬崎 :60って、プ(コロコロ)あぶねえ成功(笑)

GM :それはね、依頼されていたギデオン・バルクとプレートがついていたんだけどね、ギデオン・バルクは『ドリー・カドモン』だということがわかった。
 『ドリー・カドモン』は悪魔の素なんだ。サクラもこれを基にしている。サクラ自身は知らないけどね。

瀬崎 :なんか渡したくないんだけど(笑)。イヤーな予感がする(笑)。でも、探偵事務所としては、依頼人のニーズに応えなければ。借金も返せないし。無かったってのは通じないだろうし。

佐久間 :あるのは分かってるだろうしな。

瀬崎 :地下室の鍵隠しておいて、見つからなかったというのは? でもなぁ、悪魔倒しちゃったしな。死んでたことにするか?

佐久間 :傷だらけだけどな(笑)

瀬崎 :ミンチにしてさ、キッチンでそこらの挽肉と一緒にしておく?

佐久間 :焼いとく?(笑)

瀬崎 :お前が全部食っとけ(笑)

佐久間 :俺っすか(笑)。俺そんなに食欲ないっす(笑)


  あくまで『食えるか』ではなく、『食い切れるか』を問題にしているのがすごい。


瀬崎 :一応『ドリー・カドモン』は佐久間が回収する。

佐久間 :触ってダイジョブなの?

斉藤 :もう悪魔はいないの?

GM :辺りを調べても何も無い。

瀬崎 :栗山さんはどうしてるんだ?

佐久間 :外で待っててくれるよ?

瀬崎 :じゃあ窓から出てくか。門がヤバイ、門がヤバイ。なんか門がヤバイ。

GM :外に出るなら、直観チェーック!

佐久間 :命運使おう。(コロコロ)それでも失敗。

斉藤 :じゃあ俺も命運(コロコロ)ああー(悲鳴)

GM :入り口から出ると栗山が立っている。

佐久間 :表情はどんな感じ?

瀬崎 :目が赤くなっているとか。

GM :ないないない。

瀬崎 :やっぱり食堂から出ようぜ。

GM :……!

斉藤 :マスターはイベントを起こしたいらしいぜ(笑)

瀬崎 :わかったよ!(笑)。だって俺ら誰か死にそうじゃん(笑)

佐久間 :何も知らないフリしていこう。

瀬崎 :『ドリー・カドモン』は大きい?

GM :大きい。

瀬崎 :じゃあ隠せない。藁人形作って『ギデオン・バルク作』って書いて、「ありましたー!」(一同笑う)。これで反応示せば悪魔(笑)

GM :結局の所?

瀬崎 :どうでもいっか。今すぐGUMPで造魔合体しよう(笑)

GM :無理だ(笑)

瀬崎 :そういや、合体機能も付いてなかった。では、一番屈強な斉藤さんが持ってて下さい。

斉藤 :はい(笑)

GM :出てくとね、栗山が待っているね。

瀬崎 :「(棒読み)やあ、なんかいるような気がしてましたよ(笑)」

GM/栗山 :「怪物はなんとかできたか? それと頼んでいた人形は?」

瀬崎 :「ギデオン・バルク作の人形はなかったですよ。僕、結構人形の知識あるんですけど、ドリー・カドモンならあったんですけどね(一同爆笑)」だって斉藤さんが引きずってんじゃん。荷物袋ん中入れたら破れるっての(一同爆笑)

GM :その名を聞いた瞬間、後ろから前に言った謎の外人が出てきた。

斉藤 :冷蔵庫持ってきた人?

佐久間 :後ろから? どこにいたんだ? 風呂場?

瀬崎 :便所だろ。

GM :?……栗山の背後から出てきたんだ(一同爆笑)。で、栗山が早くそれを渡してくれと言っている。

瀬崎 :……なーんかな〜、強そうだな〜。今の状態じゃマズイ?

斉藤 :差し出せば40万だぜ。差し出さないと殺されて、差し出せば40万。

瀬崎 :どっちにしても口止めで殺されそうな気がするんだよね。

斉藤 :渡しちゃっていいんじゃない?

瀬崎 :栗山に「その方は誰ですか?」と聞いてみよう。

GM/栗山 :「私の知人だ。」

瀬崎 :えっ? 愛人?(一同爆笑)

GM :おおいっ!(笑)

  この後、PC達は延々と悩む。論点は渡すか渡さないか。瀬崎が『デビル・アナライズ』したところ、外人は『堕天使セエレ』だということがわかった。渡さないのがベストなのだが、<メディ>すら掛けられない今のMPで、この二人に勝てるのか。
  意味の無い時間稼ぎ、訳のわからない押し問答が続き、いつの間にか30分ほどの時間が経過した。

斉藤 :ヘルハウンドより強かったら死ぬぜ。

佐久間 :<メディ>はもうかけられんぞ。

瀬崎 :魔法一発くらったら終わりなんだ。

斉藤 :ヤバイぜ、渡してしまおうぜ。

瀬崎 :「あなた方が何者かはわからんが」と言って差し出そうか。

GM :差し出す? なら40万頂いた。

斉藤 :イエーイ。本物?

GM/栗山 :本物だ。「アンタなら上手くやると思ったよ。それじゃあ、もう二度と会うこともないだろう。」彼らの乗った車は、かなりの速度で去っていく。



GM :そこで、二人の人が高台に登ってきた。一人は髭を生やした中年の白人男性、一人はメイド姿の女性。

佐久間 :亡霊とか(笑)

斉藤 :ここの主か?

瀬崎 :(ピーン)まさか……

GM :白人男性が話しかけてきた。「佐久間法山はどうしたか知っているかね?」

瀬崎 :「中に佐久間法山らしき人物はいなかった。」

GM/ヴィクトル :「中にあった人形はどうかしたか?」

斉藤 :「渡しました。」(しばらくして一同爆笑)

GM/ヴィクトル :「遅かったか。人形は奪われてしまったのか。」

瀬崎 :「やつらは何なのだ?」と聞いてみよう。

GM/ヴィクトル :「君達の知る所ではない。」
 で、そのまま「また会おう。」と言って去ってゆく。とりあえずこれで終わりだ。

斉藤 :次に続きそうなシナリオだ。

GM :それではこれでシナリオ終了。お疲れ様。


BACK   TOP   NO