Subject: 英語の文法と語法 052 Date: Fri, 27 Apr 2007 19:12:00 +0900 (JST) From: Chick Tack To: Readers =━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ English Grammar and Usage ━━━ ┛┛ ┛┛ 英 語 の 文 法 と 語 法 No.052 20070427 ┛┛ …………………………………………… …………… ……………… ┛┛ Chick Tack http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/index.html ┛┛┛ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 第 52 号 ● ……………… Contents (1)should 7 〜 未来の仮定 〜 (2)count on... 「頼りにする」「当てにする」 ……………………………………………………………………………………………… (1)should 7 〜 未来の仮定 〜 …………………… 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ・未来のことを述べる仮定法の条件節で should が使われる ことがある。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 If S' should..., .... Should S' V'..., .... 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 (a) If you should change your mind, do let me know. 「万一あなたの気が変わるようなことがあれば、必ず私に知らせて」 (“Oxford ADVANCED LEARNER'S Dictionary 7th edition”should) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#oald do はなくても主節の命令文は成立するが、動詞を強調し「親しさ」を表せ るという。let me know は“使役V+O+原形不定詞”。こちらの文法につ いては下記のページで学習できます。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/obcom/rootinf.html If you change your mind, と〔直説法〕にしたときよりも、should を使っ た文の方が、「気が変わる」可能性が低いと、話し手は考えている。 if のない方の節を〔主節〕とか〔帰結節〕と呼んでいる。〔帰結節〕の方 は、このように〔命令文〕となる例が見られる。 If you should...mind を〔従属節〕とすれば、do let me know が〔主節〕。 If you should...mind を〔条件節〕または〔if節〕と呼べば、do let me know は〔帰結節〕と呼ばれる。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ (b) Should you need any help, you can always phone me at the office. 「仮に手助けが必要になったら、いつでもオフィスに電話してくださって かまいません」 =If you need any help, you can.... (“LONGMAN Dictionary of Contemporary English”should-7) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#ldoce =If you should need any help, you can.... if を省略し、should を 主語の前に置く〔倒置〕構文もある。 (c) I'll be contactable on this number should you need me. 「もし私を必要とすることがあれば、この番号で連絡がつきます」 (「携帯電話の番号を誰かに渡しながら」と但し書きがある) (“CAMBRIDGE GRAMMAR OF ENGLISH”Ronald Carter & Michael McCarthy) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#cge 条件節が帰結節よりも後ろに来ている。if が省略され should が節の頭に 来ている。should の前にコンマを書くとわかりやすいか。 (b)(c)ともに、主節は〔助動詞現在形〕が使われている。〔助動詞過去形〕 が使われることもあるという。 ……………………………………………………………………………………………… (2)count on... …………………………… 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ・count on...「当てにする」「頼りにする」「期待する」 [upon]... =depend on..., rely on... 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 (a) I'll be there, sir. You can count on me. 「私はそこにいるつもりです、だんなさま。あなたは私を頼りにすること ができます」→「私がそこに行きます、だんなさま。任せてください」 (“Secret Adversary”by Agatha Christie) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer02.html#adversary count は「数を数える」「計算する」という意味。「勘定に入れる」という 意味にもなることから、「当てにする」という言葉は連想される。 (b) I'm counting on you to help me. 「私は、あなたが私を助けてくれると期待している」 (“Oxford ADVANCED LEARNER'S Dictionary 7th edition”count) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#oald count on は、助動詞can と相性がよい。また、〔進行形〕になることも多 い。 “count on O to不定詞”の形で「Oが〜するのを当てにする」という意味 を表すことができる。 (c) Carol was counting upon getting a raise in spring. 「キャロルは、春の昇給を当てにしていた」 (“The American Heritage dictionary of Idioms”by Christine Ammer) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#ahdi raise はアメリカ英語で「昇給(額)」。イギリス英語では、rise。 発音は、raise[reiz]、rise[raiz]。 (c)のような“count (up)on 動名詞”の型もある。 (d) They were counting on him not coming out of hospital. 「彼らは、彼が病院を退院しないものと考えていた」 (“LONGMAN Dictionary of Contemporary English 4th edition”count) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#ldce 動名詞の意味上の主語は、所有格か目的格。否定は動名詞の前に not。 例文には、何やら邪悪な香りが……。それとも、あきらめていたが奇跡的に 回復[快復]し喜んでいるのか。 ……………………………………………………………………………………………… 参考文献 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html ……………… ──────────────────────────────────── □このメールマガジンは、以下のメルマガ・スタンドから配信されています。 ・まぐまぐ! :http://www.mag2.com/ |
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