■■■ English Words for Junior High School Students 20100118 ■■■ ● 中 学 英 単 語 ■■■● ■■■ ● ●273 learn 毎週月曜日発行 Chick Tack ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ２７３．ｌｅａｒｎ ＜発音＞──────────────────────────────── ★［ｌз：ｒｎ ラーン］［ｌз：ｎ ラーン］ ＜品詞と意味＞───────────────────────────── ★［動詞］｛三人称単数形：learns[-z ラーンズ]｝ ｛過去・過去分詞形１：learned[-d ラーンドゥ][-t ラーントゥ]｝ ｛過去・過去分詞形２：learnt[-t ラーントゥ]｝ ｛動名詞・現在分詞形：learning[-Iη ラーニング]｝ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ☆（１）学ぶ、習う〔他動詞〕〔自動詞〕 They learn Russian at school.《中１》 （“Cambridge Advanced Learner's Dictionary 2nd edition”） 「彼らは学校でロシア語を学んでいる」 上の例文は、study でも、ほとんど同じ内容を伝えていると思います。 しかし、一般的に learn は「ある知識や技術を習得する」という意味で 〔結果〕を重視します。それに対し、study は「ある教科や学問を勉強した り学んだりして努力をする」という意味で、身に付いたかどうかは問題にし ません。 What's the best way to learn a language?《中２》 （“LONGMAN Dictionary of Contemporary English 4th edition”） http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english01.html#ldoce 「言語を学ぶ最善の方法は何ですか？」 to learn (a language) は〔不定詞〕の〔形容詞（的）用法〕と呼ばれてい ます。後ろから前の名詞 (the best) way を修飾しています。 「言語を学ぶ」→「方法」 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/adjmod/infadj.html We go to school to learn.《中２》 （“The AMERICAN HERITAGE Children's Dictionary”Houghton Mifflin） http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/dicchild.html#heri 「私たちは学ぶために学校へ行っています」 「私たちは知識を得るために学校に通っています」 こちらの to learn は〔不定詞〕の〔副詞（的）用法〕です。動詞や文全体 を修飾します。「〜するために」という意味から〔目的〕を表すと言われま す。目的語ではありません。「学ぶために」→「(学校に）行く」。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/advmod/infadv.html Today we learned how to use the new software.《中３》 （“Oxford ADVANCED LEARNER'S Dictionary 7th edition”一部改） http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english01.html#oald 「今日私たちは、その新しいソフトウェアの使い方を習った」 “疑問詞＋to不定詞”は、〔名詞〕として働きます。〔名詞（的）用法〕の 仲間に入れてもいいでしょう。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/infio.html#interrog ＜learn を使った表現＞───────────────────────── ●learn 〜 by heart または learn by heart 〜 「〜を暗記する」「〜を記憶する」 I have learned the poem by heart.《中３》 「私はその詩を暗記した」「私はその詩を暗記している」 「心によって学ぶ」ですから「暗記する」も理解できますね。 learn だけでも「暗記する」という意味は表せるので、分かりにくい場合を 除いて by heart の利用は減っているのではないかと思います。 〔現在完了形〕が使われています。「暗記する」という動作が完了し、現在 その結果として「暗記している」という内容を表すことができます。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/perfect.html 「〜を」に当たる部分が長い場合、〜の部分を heart の後ろに回す場合が あります。 I learned by heart the Constitution of Japan. 「私は日本国憲法を暗記した」 ただの過去形なので、今も覚えているとは限りません。 ＜語源＞──────────────────────────────── 古英語 leornian が、中英語期の lernen の形を経て learn となりました。 ゲルマン語起源の語で、現代ドイツ語では lernen、オランダ語では leren という形が使われています。 インド・ヨーロッパ祖語まで起源をたどると、「道」という意味の語に行き 着くようです。 「道をたどって経験する」「人の歩む道を導く」という意味から「学ぶ」と いう意味ができたようです。また、ゲルマン語や英語の古い語形使用時は、 「教える」という意味もあったようです。現代英語でも方言として使用され ているとも書かれています。 ＜英作文練習＞───────────────────────────── 次の日本語の意味になるように英文を完成させてください。 （１）私は父から多くの事を学んだ。（LDOCE, OALDなど多くの辞書の例文） 《中１〜２》 （２）私たちは私たちの間違いから学ばなければならない。《中２》 （３）私は車の運転の方法を習いました。《中３》 解答例はこちら。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/251-300/273answer.html ──────────────────────────────────── 次回は leave です。 ──────────────────────────────────── このメールマガジンは、“まぐまぐ！”を利用して配信されています。 http://www.mag2.com/ 当メールマガジンは、無料でお読みいただけます。 このメールマガジンの登録・解除は、下記のページからお願いします。 http://www.mag2.com/m/0000139181.html バックナンバーは、下記のページのリンクからご覧ください。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html もっと難しいものをお読みになりたい方は、『英語の文法と語法』の配信を申 し込んでください。 http://www.mag2.com/m/0000190027.html ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ ＜(` ) Ｃｈｉｃｋ Ｔａｃｋ ( ) E-Mail Address : mit_desde1994@ hotmail.com / | 魔笛を観に行こう: http://tatsuku.web.fc2.com/ ∋ ∈ Chick Tack 英語５文型: http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/ 愛知哲仁 の ギリシア哲学への招待状：http://philos.fc2web.com/ ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ メール・アドレスは、コピーして、あて先欄に貼り付けてから、@ と hotmail の間の半角スペースを削除してください。面倒かけます。 ┛ おすすめ英会話・英語教材や無料サービスなどの紹介ページ ┛ http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/recommend.html ┛ ┛ ◆あとがき◆ We learn from history that we do not learn from history. 「我々が歴史から学ぶのは『我々は歴史から学んでいない』ということだ」 ドイツの哲学者ヘーゲル (Hegel) の言葉です。 かなり強烈な警告ですね。我々人類は、歴史から学ばず、愚かな行為を何度も 繰り返しているということでしょう。 １つ目の learn の目的語は that we do not learn from history です。本来 は直後に来るべきですが、長いので from history を先に言っています。そう しないと from history from history と続き、わけがわからなくなります。 ２つ目の learn は目的語のない自動詞です。ああ、ややこしい。 ／(-_-)＼ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ 魔笛を観に行こう〔別館〕オープンしました。建設途上ですが３部屋空いてま す。http://www4.cty-net.ne.jp/~dem09ri/mateki/index.html ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ (c) Matsumiya Institute of Thinking 2010 ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ |