Chick Tack 英語5文型  >  メール・マガジン『中学英単語』  >  351号〜400号目次  >  392 six

six

     http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html
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┃_┌───┐ 中学英単語   第392回   six            ┃
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392.six



<発音>――――――――――――――――――――――――――――――――
★[sIks スィックス]


<品詞と意味>―――――――――――――――――――――――――――――
★[名詞][形容詞](基数詞)       {序数詞:sixth[-θ]}


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☆(1)6、6の、6人の、6個の

 Six and six is [makes, equals, are, make] twelve.《?》
  「6 足す 6 は 12(6+6=12)」
  (研究社『ルミナス英和辞典第2版』竹林滋;小島義郎;東信行;赤須薫編)
   http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#lej

  足し算の書き方。動詞の部分は5種類もありますね。


 The six men were hurrying to the station.《中2》
  「その6人の男たちは、駅へと急いでいた」

  six は men を修飾する〔形容詞〕。

 At about six that evening there was a knock at the back door.《中2》
  (“The Railway Children”by E. Nesbit)
   http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer03.html#railway
   「その夜の6時ごろに、裏口のところでノックがありました」
   「その日の夕方の6時ごろ、裏口でノックの音がしました」

  six の後ろには o'clock が隠れています。

 There he has lived for six years, and there he died just a week ago   
 to-day.(“The Return of Sherlock Holmes” by Arthur Conan Doyle)
   http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer03.html#holmes
   「そこで彼は6年間暮らし、ちょうど先週の今日亡くなった」《中3》

  少し古い文なので to-day となっていますが today と読み替えてください。


  関連語も紹介します。

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■ sixth[sIksθ スィックスス] ★[名詞][形容詞](序数詞)

☆(1)6番目(の)、6日

 This is the sixth key word[keyword].《中1》
   「これが6番目のキーワードです」

  順番・順序を表すことができるので〔序数詞〕と呼ばれています。

 I have to return my library books on the sixth (of July).《中2》
 (“Cambridge Advanced Learner's Dictionary 2nd edition”)
  「私は7月6日に、図書館の本を返さなければならない」

  例文はイギリス英語のものです。教科書では on July 6 または on July  
  the sixth と表記しているものが多いはずです。6 の部分も正式には the
  sixth と発声します。

  have to は「〜しなければならない」という意味です。
  第35回をごらんください。
  http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/035have.html

   第181回 eighth もご覧ください。
  http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/151-200/181eighth.html


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■ sixteen[sIksti':n スィックスティーン](基数詞)
  sixteenth[sIksti':nθ スィックスティーンス](序数詞)

★[名詞][形容詞]

☆(1)16、16の;16番目(の)、16日

 Once upon a time, there was an Emperor called Yomei. At the age of   
 sixteen, His Majesty was not married yet.《中2〜3》
  (京都大学電子図書館“Enjoying Otogi Zoshi”より『烏帽子折草子』)
   http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit-e/otogi/ebo/ebo.html
   「昔、用明帝と呼ばれる天皇がいらっしゃった。16の歳には、陛下はま
    だ結婚されていなかった」

  at the age of sixteen で「16歳のとき」という意味になります。
  when he was sixteen (years old) と同じ内容が伝わります。

  His Majesty は、文中でもこの文字のまま使います。「陛下」というときの
  決まり文句です。

  京大の電子図書館には『お伽草子(おとぎぞうし)』の「あらすじ日本語版」
  もあるので、少し長いですが『烏帽子折草子』だけでも全部読んでみてくだ
  さい。知っている人物がきっと出てきますよ。


 This King died in the sixteenth year of his age.
  (“A Child's History of England”by Charles Dickens)
    http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer03.html#che
    「その王は、彼の歳の16番目の年に死んだ」
    「その王は16歳(15歳?)で亡くなった」

  こういう表現もできるんですね。多分、中学生の方は目にしないと思います。


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■ sixty[sI'kstI スィックスティ](基数詞)  sixties(複数形)
  sixtieth[sI'kstIz スィックスティズ](序数詞)

★[名詞][形容詞]

☆(1)60、60の;60番目(の)、60日

 There are sixty minutes in an hour.
  「1時間の中には60分があります」
  「1時間は60分です」


 The plan which failed in 1834 was tried again in the sixties.
(“History of the United States”by Charles A. Beard and Mary R. Beard)
  http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer02.html#hus
  「1834年に失敗したその計画は、60年代に再び試みられた」

  sixty の〔複数形〕sixties も、しばしば使われます。年齢の「60歳代」や
  ある世紀の「60年代」と言いたいときに使います。

  「60歳代」とは、60歳から69歳までの人のことを言います。

  上の例文では the sixties は 1860年代のことを指しています。1860年から
  1869年までのことです。1860s や 1860's と表記されることもあります。


 Today is my father's sixtieth birthday.《中1》
  「今日は、私の父の60回目の誕生日です」

  My father's birthday is (on) May 26.「私の父の誕生日は5月26日です」
  これは事実です。


<教科書採用状況>―――――――――――――――――――――――――――

  ★★★★★★ 6/6

  当たり前のことながら、six, sixteen, sixth, sixty は6書全て、1年生
  で出てきます。

  ★★☆☆☆☆ 2/6

  sixteenth は One World(教育出版)が3年、Total(学校図書)が1年の
  ときに初めて出てきます。他の4書は掲載がありません。


<語源>――――――――――――――――――――――――――――――――

  six は、ゲルマン語から入った言葉で、古英語期の形が siex, syx, seox,
  sex、中英語期には six, sex の形で使われました。

  古サクソン語には、古英語期の形と同じものや seks という形がありました。
  古フリースランド語が sex で、古高地ドイツ語は sehs でした。中世オラ
  ンダ語が sesse で、現代オランダ語は zes です。ドイツ語は sechs(名詞
  の場合は大文字で始める)です。

  古北欧語は sex で、現代スウェーデン語の形容詞が sex で、名詞が sexa、
  ノルウェー語は seks です。

  ゴート語は saihs でした。

  もちろんインド・ヨーロッパ祖語の「6(の)」という意味の語から流れて
  きています。
                 ,         v v、
  ラテン語は sex、ギリシャ語は hex、リトアニア語は sesi、サンスクリッ
  ト語は sat, sas です。古アイルランド語は se、ウェールズ語は chwech。
      ` `

  現代フランス語の「6(の)」は six、イタリア語は sei、スペイン語は
  seis、ポルトガル語の名詞は seis、形容詞は sexto[seis]です。


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  sixteen の -teen の部分ですが、ten「10」のことで、6+10(six+
  ten)ということを表しています。

  sixty の -ty も、やはり ten「10」のことで、こちらは 6×10(six
  ×ten)を表していると理解しておけば良いでしょう。実際には「6つの1
  0」という感覚だから10×6の方が忠実ですが……。


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  生活のあらゆる面で国際化(グローバリゼーション)が進み、その習慣も消
  えていくのかもしれないのですが、スペインには〔シエスタ〕siesta とい
  う習慣があります。

  シエスタとは、日の出から数えて「6番目の時間」という意味の略語です。
  ちょうどお昼とそのあとの時間に当たります。

  以前は公務員でも、お昼に家に帰り、家族でゆっくり食事をして、そのあと
  昼寝、午後4時ごろに職場に戻り夜遅くまで仕事をしていました。現在も、
  会社によってはこのように業務を行っています。

  自宅と職場が近くなければこのようなことはできませんが、スペインはヨー
  ロッパの中で比較的南に位置し、日差しが強かったことが関係しているよう
  です。暑い日中に仕事を避けて体を守っていたのです。

  日本では、今年も節電の夏がやってきました。家に帰らなくて良いので、こ
  の制度を会社に導入して、暑い時刻の電力消費を抑えてみてはどうでしょう。
  (mー_ー)m.。o○ zZZZ


  この原稿を書いたあとで、ニュースで知りました。岐阜県では県の職員を対
  象に「シエスタ休暇」取得を、既に昨年奨励していたようです。時間単位の
  休暇ということもあって、利用は拡大しなかったようですが、「シエスタ休
  暇」という用語は「サボって昼寝をしてそうでイメージが悪い」と県職員の
  労働組合連合会が反発し、今年はこの名称を廃止にしたそうです。

  ただ、電力使用のピーク時の午後1時から3時までの間、コピー機やパソコ
  ンの使用量が減り、節電効果はあったようです。また、子供を幼稚園に迎え
  に行けるなどメリットもあったそうです。今年は「午後休暇」という名前で
  奨励していくということです。


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次回は sky です。
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◆あとがき◆

 アメリカ合衆国の放送局が作っている“CNN Student News”というのを   
 iTunes に取り込んで視聴しているのですが、時間に余裕がないため、毎日は
 視聴できません。週に3回くらいでしょうか。

 最近 iTunes に取り込めないので、おかしいなと思っていたら、6月8日から
 8月12日までは休みだそうです。学校の夏休みに合わせて休暇を取るのです。

 私も最近忙しいので、視なくて済むのは少しありがたいのですが、英語の勉強
 という面ではマイナスですね。

 この1週間は、平均睡眠時間が3時間台と不健康な生活を送っています。この
 ままではまずいので、思い切ってやることを減らし、睡眠時間を確保するべく
 邁進してまいります。( ̄Λ ̄)ゞ


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        (c) Matsumiya Institute of Thinking 2012
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