趣味の部屋・詩と私

■いのちの詩・光の言葉より

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「遥かなる約束」 Luminas

記憶も及ばぬ 歳月のはるか彼方(かなた)
はるか遠くのあの世界で
あなたとわたしは 取り決めたのですね
この世界で ふたたび出逢い 約束を果たすと

わたしが 愛を学ぶために
わたしが よろこびを知るために
わたしが 試みられるために
わたしが 傷(いた)みを知るために
わたしが 裏切りに遭(あ)うために
わたしが 憎しみをみずから知るために
わたしが 手放すことを学ぶために
わたしが 忍耐を学ぶために
わたしが 過酷さを超えるために
わたしが 尽くすことを学ぶために
わたしが 与えることを知るために
わたしが 強さを得るために

この世界の善いこと悪いこと 
美しいこと醜いこと
すべてを 身をもって知り 学ぶために

とりわけ大きな煩悶(はんもん)を 運んできたあなたが
あの世界で より深い約束を交わした相手だとは…
信じることは難しいけれど そう聞けば あなたを見る目が変わるのは
かすかな記憶のせいでしょうか

すべての約束は 順調に果たされています
愛もよろこびも 憎しみや苦悶(くもん) そして涙も
約束どおり わたしにもたらされたのですから

ともに約束を交わし 
予定どおりに果たしてくれた すべてのあなた
ありがとう おしあわせに

この世でふたたび逢うとしても 
逢わぬとしても
その約束を 信じるとしても 
信じられないとしても
先に ありがとうと つぶやいてみましょうか

いまのわたしには 遠い約束の重みは
いつか空へ還(かえ)るその日まで 
わからないのですから

真実のみえない愚かなわたしが 
約束を反故(ほご)にしようとしても
どうか 天の巨(おお)きな手が 
その成就(じょうじゅ)に力を貸してくれますように 

               

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