祝島の日々 2004 10〜12月

帰省
この時期になると定期船「いわい」から下りてくる帰省客が多くなりますが、
今年は夏の「神舞」で島に帰った人も多いせいか、正月の帰省客はやや少なめです
船着場の周辺では、久しぶりに会い立ち話をする姿も
                             (撮影 12/31)



年末の夜警

年末になると、祝島でも消防団が火災の警戒に当たります

祝島の消防団は4つの班に分かれていて、
各班が1日ずつを担当して12/28〜31の4日間、
午後8時から12時まで公民館に詰め、集落内の見回りなどをします
                             (撮影 12/30)



寒干し大根

寒干し大根を作るには「寒」と呼ばれる冬の冷たい西風が必要です

今年は最近になってようやく寒くなり、祝島にも「冬」という雰囲気が漂いだしましたが、
それにあわせて海岸や庭先で自家用の寒干し大根が作られ始めました

はじめはやや厚めに短冊状に切られた真っ白な大根も、
干すにつれ次第に薄く小さくなり、色も薄い茶色がかりはじめます

干しあがる頃には、
香ばしさが混ざったような天日干しした寒干し大根特有の匂いがするようになります

寒干し大根について、詳しくはこちらをご覧ください
                             (撮影 12/28)



西の波止の修復完了

そろそろ冬特有の西の風、西の波が強くなってきていますが、
本格的になる前に、無事西の波止場の修復が完了しました
以前からあった石と色や大きさが違うので、修復部分が一目で分かります
(ちなみに、3枚目の写真の中央に見えるのが「上関原発建設予定地」の「田ノ浦」です)
                             (撮影 12/28)



行者様の注連縄
祝島では島で一番高い山の近くに「行者様」という役小角を祭ったお堂があり、
お正月などにお参りする人も多くいます

師走に入り、その「行者様」に来年用の注連縄が運び込まれました
島の人たちが心を込め、手作りで綯った注連縄です

台風の影響で「行者様」へ行く道の両端ではいたるところで木が倒れ石垣が崩れ、
途中にある、「平家塚」へ行く道も入り口が崩れてしまっていました

お堂についてからは、お堂の中や周辺の掃除をします
ちょっと時期が早いので注連縄をしめるのはまた後日、お正月直前になります
                             (撮影 12/15)



西の波止の修復進む
台風23号で崩れてしまった西の波止の付け根の石垣の部分の補修が始まっています
西の波止は台風や強風時の避難港となっているだけに、
これから時化の多くなる季節に入りますが、それまでに修理をしておきたいところです
順調に行けば、あと4〜5日ほどで修理は終わりそうだとの話です
                             (撮影 12/15)



ヤズと詳細調査
今年は水温がなかなか下がらず、そのためかヤズの水揚げも例年よりかなり少なめです
そのため、漁協婦人部のヤズ販売も予約に水揚げが追いつかない状況です

ただ釣れるヤズはかなり大きくなってハマチに近くなっているものも多く、
腹の辺りも丸みを帯びて味のほうはかなりいいようです

ただ、年明けから中国電力が上関原発建設のための詳細調査として、
海ではボーリングを60本、さらに地盤を振動させる弾性波探査などを行うとしていて、
このヤズの漁場の一部もその調査範囲に入っています

もちろん祝島の漁師たちは「魚は音や振動に敏感で、
そんなことをしたらますます釣れなくなる」として調査に反対しています

また、10年前の中国電力の環境影響調査時には、
中電が鯛やタチウオの漁場に設置した調査用ブイ(浮き)の綱で操業ができなくなる、
タコツボ漁の漁具の上にブイの重石を置かれるなど、様々な被害が出ましたが、
中電はまったく対応しようとせず、「環境調査の際に影響・被害はなかった」と言っています

季節や場所によって魚が釣れる「アジロ」は限られているので、
別の場所に行けばいくらでも釣れるというわけにもいかず、
近辺の他の漁協と違って「かかり釣り」が主力の祝島の漁師は困っています

先日の県や町への申し入れの回答を見ても、結局具体的な対応は取ってくれそうになく、
場合によっては年明けからの水揚げはさらに悲惨なものになるかもしれません
                             (撮影 12/9)



「石丸ゴーヤ」のコッコー
祝島で、まったく人の手が加わっていない状態で
自生しているコッコーを見ることができる場所はかなり限られています

よく知られていて比較的見に行きやすいのは三浦にあるものですが、
最近有名になった「平さんの石垣」(個人が作ったものでは西日本で最大とのこと)へ行く途中、
「石丸ゴーヤ」と呼ばれているところでも、自生しているコッコーを見ることができます

巻きついていた木が今年の台風で横倒しになり、
ちょうど道の上に覆いかぶさるようになっていて、
あまり実はついていませんがとても見やすくなっています

もし「平さんの石垣」を見に行こうと思われている方は、
ぜひここのコッコーも探してみてください
                             (撮影 12/7)



上関の小学生、見学で祝島に来島
今年も上関小学校の児童が祝島にやってきました
上関小学校の3・4年生19人は、午前中は島の集落内を見て回った後、
午後からは三浦に行き、ミカン畑やびわ畑、自生しているコッコーなどを見学していきました

ミカン畑の見学では今年も磯部さんのミカン畑に行き、
磯部さんにミカンのもぎ方を教わってミカンの収穫を体験しました

子供たちはその場で新鮮なミカンを味わった後、収穫作業に入りましたが、
収穫したミカンはお土産にもらい、持ってきた袋が破けそうになる子もいました
                             (撮影 12/3)



コッコーにもヒヨの被害
カラスやヒヨの被害はミカンもですが、コッコーにもかなり出ています
特にヒヨはコッコーを好み、熟しかけたものから順に食べていってしまいます

自分の山にコッコーがあり、棚を作って育てている人によると、
そろそろもごうか、と様子を見に行ってみるといい実がほとんどやられていたそうで、
「早めに鳥除けの網をかけておけばよかった」と言っていました

近日中に試験的に「祝島市場」でコッコーのご注文を受け付ける予定ですが、
今年はかなり量を限定させていただくことになりそうです
                             (撮影 12/3)



西の波止に大きなエイ
夜に西の波止の内側でアジを釣るおばさんたちの間で
「たまに妙に大きな魚がかかるが、釣りあげられずいつも糸を切られる」、
という話があったのですが、どうやらその正体がわかりました

この大きなトビエイだったようです

あまりに重すぎて波止の上にあげられなかったので、
正確な大きさはわかりませんが横幅は1.2mはありそうです

尾が切られているので、このエイは以前に漁師が釣るか網にかかるかして、
トビエイは値がつかないので逃がしたもののようです
(エイの尾は毒があるので釣ったら切り落として出荷します)

話を聞いたところ、2年前に漁師の早川さんが大きなエイを獲ったものの、
漁協では買い取れず、欲しがる人もいなかったため、
そのまま波止の中に逃がしたという話があり、
もしかしたらそのエイが波止の中に住み着いていたのかもしれません

このエイは、翌日また波止の中に逃がされました
                             (撮影 12/1)



タコツボ漁開始
12月に入り、タコツボ漁が始まりました
冬場のタコは「寒ダコ」といって、特に美味しいと評判です

しかし最近、寒ダコの漁獲量はかなり減っており、
「今年もそんなに取れんじゃろう」とは、タコツボ漁をしている吉本さん

吉本さんによると、
岡山県のほうではタコが卵を持つ時期にタコを獲り過ぎないよう漁期を短くしているそうで、
周防灘でもなんとかタコを増やす方法を考えないといけないと言っていました

タコツボ漁では一本の綱に50〜60個のタコツボを括りつけ、漁場に沈めます
なお、この日に海に入れたタコツボを引き上げるのは2週間程先になります
                                       (撮影 12/1)



びわの花
びわの花が満開になり、びわ畑にはびわの花の甘い香りが漂っています
それにつられたのか、そこかしこで小さな蜂などの虫が花に集まっています

今年はびわの収穫量がかなり少なかったのですが、
この花の多さからいけば、よほどの寒が来ない限り来年のびわは豊作になりそうです

ただ、あまりに花が多すぎて、摘房・摘果の作業がたいへんそうです
                                       (撮影 11/30)



三浦のみかん
三浦の山の上、三浦湾を見下ろす場所には昔からみかん畑が多く作られていました
農家の高齢化もあって最近は作られなくなった畑もかなり増えましたが、
大正生まれの磯部さんは今でもそこでみかんを作っています

その磯部さんのみかん畑には毎年ミカン狩りに来るグループがいくつかあり、
今年も広島の女性グループが土日を利用してミカン狩りをしに来ました
今週は上関の小学生もみかん畑の見学に来る予定だそうです

ただ、今年はみかんはあまりよくないそうです

晩生みかんは極早生みかんほどは台風の影響は受けませんでしたが、
台風が続いたせいで山に食べ物が無いのか、カラスやヒヨの被害がかなり酷いそうです
ついばまれた実がみな地面に落ちて、一つも枝に残っていない木も見られます

これはみかんに限ったことではなく、
今年は農作物全般に例年以上の被害が出ているようです
                                       (撮影 11/28)



伝馬船の完成間近
新庄さんの作っている木造の伝馬船の工程がかなり進んでいます
カイシングもカンパもはり終わり、完成に近づいてきました
                                       (撮影 11/23)

(追記:11/27に無事完成し、平生町の船主さんのところへ運ばれました)



「はえ」のミカン
祝島の東には、南東に向いた斜面が多く「はえ」と呼ばれている場所があり、
そこでは斜面に沿って段々畑が作られ、びわやミカンの木が多く植えられています

晩生のミカンが植えられているところでは、
ミカンが色づいて緑とオレンジのコントラストが目を楽しませてくれます
                                       (撮影 11/19)



瀬戸内カヤック横断隊
今年も「瀬戸内カヤック横断隊」が祝島にやってきました

「瀬戸内カヤック横断隊」は、
日本のシーカヤック界の第一人者内田正洋さんの呼びかけで始まった、
祝島から香川県小豆島までの約300kmを7日間かけてカヤックで漕ぎきる試みです

昨年から始まり、今年は2回目の試みとなります
(昨年については「第一次瀬戸内海カヤック横断隊、出発」をご覧ください)

祝島から出発する9名が夕方島に到着し、
今年も東の浜にテントを張り、夜は島の有志と交流会を開きました
(参加メンバーは途中で合流・離脱しながら横断していきます)

「これ(横断隊)はスポーツツーリングだ!」、
「祝島は瀬戸内海の入り口だから、祝島から出発することに意味がある!」、
と言い合いながら、
中学校の木村先生がとってきた新鮮なモイカやアジの刺身に舌鼓を打っていました

翌日、日の出と共に準備を始め、7時過ぎには出発していきました
この日は大島の片添ケ浜まで行く予定だそうです

今回の結果等についてはHORIZONにてUPされると思います
(昨年の横断隊のレポートが「ツアーレポート」にて紹介されています)
                                       (撮影 11/16・17)

(追記1:横断隊は11/23に見事1週間で小豆島に到着しました)

(追記2:「第2次瀬戸内カヤック横断隊2004」のレポートがUPされました。
HORIZON『第二次瀬戸内カヤック横断隊2004』を終えて
DAIDUK「瀬戸内横断隊遠征レポート」



朝市
神舞や台風で延び延びになっていた島の朝市が3ヶ月ぶりに開催されました

ちょうど法事が何件も重なったこともあって人出は少なめでしたが、
漁協婦人部による炊き込みご飯や手作りパン、
祝島産の無農薬野菜やお墓に飾る「おはな」、今が季節の早生ミカンなど、
みな飛ぶように売れ、開始10分でほとんどの品がなくなってしまいました
                                       (撮影 11/14)



伝馬船造り始まる
島の船大工の新庄さんが新しい船を作り始めました
伝馬船ですが、長さは3ひろ(6mほど)とやや大きめです

上関町の隣にある平生町の人からの注文で、
伝馬船に乗って海でゆったり釣りをしたいと言っていたそうです

この船は年内には完成する予定です

(新庄さんの木造船作りについては、「スナメリ倶楽部」内の
「木造漁船のできるまで」(未完)にて詳しく紹介しています)
                                       (撮影 11/12)



つわの花
今の時期、島の北に向いた斜面やあまり日が直接差さない場所では、
黄色いつわの花が一面に咲いています

「つわぶき」を祝島では「つわ」と呼んで煮付けなどにして食べますが、
旬の季節には自転車の後ろの荷台につわを積んで山から帰る人の姿がよく見られます
                                       (撮影 11/9)



コッコー鈴生り
コッコーの実がかなり大きくなっています
幸いにして台風の影響が少なかった場所では、葉は青々と茂り、実は鈴生りです

しかしまだまだ実は熟していないため、収穫はもう少し先になりそうです
(参考:<コッコーの部屋>

(コッコーは今年から「祝島市場」でも少量ですがご注文を受け付ける予定です)
                                       (撮影 11/4)



モイカのしご
朝、漁師の奥さんがえじりの波止の中で、
モイカの「しご(魚やイカなどをさばいて内蔵などをとり、
すぐに食べられる状態にすること)」をしていました

なんでも、午前2時ごろにエビこぎに出た旦那さんの帰りがやけに遅くて心配していたら、
エビこぎの帰りにモイカをかけていたので遅くなったんだそうです

釣果は14〜5ハイほどで、なかなか大きくなっているものもあり、
しかもしごをするときはまだ生きていたので身は半透明の新鮮そのもの

刺身にしたり人にあげたりしたあとの残りは、やっぱり干すそうです
                                       (撮影 11/2)



西の波止の補修
先日の台風23号で西の波止は一部が崩れてしまいましたが、(左の画像)
その崩れた部分にさっそく石が積みあげられました

冬になると西風が吹き、波も西の波止に強く打ちつけるので、
放っておくと波止全体が崩れかねないところでしたが、
早めの対処でこの場所についてはこれ以上被害が拡大することは無さそうです
                                       (撮影 10/27)



上関で10.24反原発集会
上関町民の会をはじめとした3団体では10/24を「反原発の日」と位置づけており、
今年も上関で大規模な集会とデモが行われました
約700人の参加者が県内外から集まり、祝島からも200人が参加しました

集会の後は上関地区から室津地区までデモが行われました
それに合わせて海上では祝島漁協の組合員による、
漁船40隻による海上パレードも行われました
                                       (撮影 10/24)



母船の修理
台風23号の影響で、漁協の前のえじりの波止の中では母船がやられてしまいました

母船は左の写真にあるような船で、
もう使わなくなった船を艀(はしけ)兼道具置き場として使っているものです

母船が無いと何かと不便なので修理は急ピッチで進み、
夕方には母船は元の場所に戻っていました
                                       (撮影 10/22)



台風23号襲来
台風23号は島よりかなり南のコースを通ったこともあって、
早朝から晩方まで停電が続いたものの、
大きな被害を出した台風18号よりは雨風ともにそれほど強くありませんでした

ただ、波やうねりはかなり大きく、
船着場周辺には波止の中まで大きなうねりが押し寄せ、
西の波止や更に西の長磯地区には大きな波が打ち付けていました

そのため、西の波止の付け根の部分では
波止の外側の石垣が崩れてしまい、道の下までえぐられてしまいました

ちょうど崩れた部分に建っていた電柱も、
断線こそしませんでしたが波止の内側まで飛ばされてしまっていました
                                       (撮影 10/20)



道こしらえ
山の道を維持するための「道こしらえ」が行われました
各区から人手を出して道にはみ出している草や木を刈り掃除をします

今年は場所によっては台風の時に上がった潮で道脇の草が枯れていて、
例年よりは楽に作業が進んだ場所もあったようです

7時前から作業は始まり、10時には終わりました
                                       (撮影 10/17)



モイカ干し
10月に入り、祝島では本格的にモイカ(アオリイカ)かけのシーズンに入りました
(モイカは「釣る」のではなく「かける」ものです)

といっても、漁師が市場に出すためにかけているのではありません
島の人それぞれが、自分の楽しみで波止場や船からモイカをかけています

モイカの食べ方は刺身などはもちろんですが、祝島では特に干物が喜ばれます
モイカを天日で干すと干しあがる頃にはやや半透明の飴色になります
肉厚で味が濃く、市販のスルメなどとは比べ物にならない美味さで、
一度食べたら病みつきになります

海岸沿いや船の上などでモイカを干している風景は、
モイカかけのシーズンが終わる晩秋まで続きます
                                       (撮影 10/13)



平生町に風車完成
平生町の大星山に、風力発電の風車が建てられました

祝島からは目のよい人なら見えるそうですが、
まだ運転を開始していないようなので羽は回っていないこともあり、
うっすらとしか見えないため拡大してみました

これから冬に向かいますが、冬の澄んだ空気の中ならもっとはっきりと見えることでしょう


また、集落の裏側にある三浦湾から南西を見ると、
大分の国東半島とその沖にある姫島が見えます

右の画像にあるライオンが伏せたような形の島が祝島と小祝島の間にある小島です
祝島と小島、小祝島の位置関係@マピオン

小島の右にうっすらと見える一箇所突起がある平たい影が姫島で、
小島の左、祝島との間に見えるのが国東半島です
祝島と姫島・国東半島の位置関係@マピオン

こちらも冬になって空気が澄んだ日に見ると、
まるですぐそこにあるかのようにはっきりと見えます

神舞などに見られるように、
祝島と国東半島が海を越えた交流があっても
まったく不思議は無いと思わせてくれるような景色です
                                       (撮影 10/6、7)



びわの木の剪定と、葉の収穫
びわの剪定が、少しずつ始まっています

葉は、剪定で切られた枝からいい葉を選び、手作業でむしっていきます
ここでのいい葉とは、葉の厚みがあってごわごわしている古葉のことです

これらはほとんどはびわ茶用の葉(下段真ん中の画像)になりますが、
その中でも比較的綺麗で質の良いもの(下段右)を選って、
「びわの生葉」として注文に応じて発送しています

そのため、「びわの生葉」は葉が大量に出る剪定の時期しか大口の注文には対応できません

祝島のびわは無農薬栽培の上、今年は台風の影響もあって、
虫食い(今年は毛虫が多かった)や塩害の被害もかなり出ていて、
例年より葉の収穫量はかなり少なくなりそうです
                                       (撮影 10/7)



極早生ミカン
ヤズが秋の海の味覚なら、山の味覚は極早生ミカン
島で今年一番のミカンが島の店には出されています

青さを残した皮をむくと、たっぷり詰まった身が現れます
今年の極早生ミカンはあまり酸っぱくなく、なかなかの甘さです

右の写真のモデルは「えべす商店」のリュウ君(左)とカズマ君(右)の兄弟
ミカンの皮はちゃんとむいて食べましょう
                                       (撮影 10/5)



ヤズの朝売り
島の秋の味覚といえば、やはりヤズです
島の人たちは、自分が食べるのはもちろんですが、
子供や孫たちに送るのを楽しみにしています

ヤズは、脂の乗りはハマチにはかないませんが、
天然物ならではの身の旨味や甘みは十分持っていますので、
やはり刺身や照り焼きなどがお勧めです

ただ、台風が過ぎてから風が強く海がやや時化気味なので、
今のところあまり水揚げは多くありません

そのため、漁協婦人部の鮮魚販売ではすぐに売切れてしまいます
また婦人部では、上記にあるような子供や孫に送る際の発送も請け負っています

漁協婦人部のヤズの鮮魚販売の様子はこちらへ
                                       (撮影 10/5)



ぼけ桜、咲く
台風の後、潮を被って葉を枯らしたいろいろな植物が新芽を出していますが、桜も同様です
その桜に、花が咲いています

この時期に咲く桜は「ぼけ桜」といいますが、今回はやはり台風が原因のようです
学校の東や宮の下、長磯などではぽつぽつと咲いた桜の花が見られます
                                       (撮影 10/4)





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