「冷たき刻印」雑感


1998/11/28

 (この要約の作成には)何と言うか、とにかく苦労しました。加えてファイルもでかいです(どこが要約なんだか)。私の読解力の無さが一番発揮されるのが、人物描写に対してなんだと思います。

 イゴーロナクに目をつけられる原因となったストラッツの「邪悪な素質」を表現するために、彼の行動や心境をあまり簡略化する事ができませんでした。しかしそれでもそのような描写を拾い上げ、要約できているかはちょっと、いやかなり疑問です。ただでかいだけのファイルになってしまったかも……。

 もっとも、体育教師(?)のくせに危ない本マニアで世をすねていて頭に血が昇ると子供でも殴ろうとするようなストラッツや、お客が価値を知らずに持ちこんだ禁断の魔道書をこれ幸いと安値で買いたたく古本屋の主人を引っかけているところに、イゴーロナクの「邪悪の概念の底の浅さ」というか、ボーダーラインの低さが表れているみたいですね。これなら私も何時スカウトされるか分かりません(笑) 確かに一部の悪魔等のように「高貴にして秩序ある悪の理念を尊ぶ」ような奴ではなさそうです。

 しかもイゴーロナクはグレート・オールド・ワンにしてはよく喋ってますね。喋るG.O.O.と言えば、ニャルラトテップを除けばクラーク・アシュトン・スミスの「七つの呪い」に出てくる面々や「魔道士エイボン」のツァトゥグァ様ぐらいしか印象にないんですが(そう言えば「ヴェールをはぎ取るもの」の中に「クラーク・アシュトン・スミスの書いた異様な絵画」というアイテムがでてきました。キャンベルがファンだったのかな?)。それともイゴーロナクに吸収された人間が喋っていたのでしょうか?彼の自我はイゴーロナクと一体化しているはずですし、「イゴーロナクが」と言うべきところを「私が」と言ってもおかしくはありません。

 そういえば新版“クトゥルフの呼び声TRPG”ルールブックのイゴーロナクのデータにあった引用文は小説の最後の部分だったのですが、ストラッツが「映った影を見た」"frosted pane"が「霜の降りた窓」と訳されています。それに対して私は「曇りガラス(の窓)」としています。実は舞台となった古書店の造りが良く分からなかったんです。この窓は一体何処の扉に付いているんだろう?

 あと、中盤の書店主の台詞にある「書物を読む時にその内容を心の中にありありと思い浮かべるというあの虚しい行為」云々ははっきり言って良く分かりませんでした。馬鹿ですね。おそらくいくら迫真の描写もそれは単なる空想以上のものを生む事はないと揶揄し、それに対して『黙示録』はその内容が現実のものとなるのだ(つまりイゴーロナクとの接触)という事をにおわせているんだと思うのですが……。どうしても良い訳にならなかったので曲解に近いまま知らん振りしています。すみません。

 ともかくゲーム的には、「イゴーロナクとの接触」には「グラーキの黙示録」の一編というアイテムが必要そうですね(特に幻の第12巻)。この呪文自体、そのような一編と共に入手されるものかもしれません。幻の12巻目自体は、ある日突然誰かの夢の中に現れるのでしょうか?

 逆に言えば、ストラッツも読まされたあの一節を偶然でも読んでしまった者は皆、イゴーロナクの顕現するところとして狙われる可能性がでてきます。ある大学を舞台に、この一節の書かれた論文か何かを媒介にして「遊星からの物体X」のごとく広まっていくイゴーロナク信仰(というか勢力)と戦う探索者達という話も考えられるかも。信者達は星辰正しき時に結集し、一番司祭にふさわしい者に対して己自身を生贄に捧げてより完全なるイゴーロナクの顕現を謀ります。いや、それは個々の信者の陰謀というよりも、彼らそれぞれに憑依したイゴーロナク自身の陰謀なんでしょう。しかし探索者達にとっては、一部の者を除いて信者達が一気にイゴーロナクに吸収されていないという事が彼らを救い出すチャンスになります。陰謀が成就する前に、完全に吸収されてしまっている論文の執筆者(この人物と「一番司祭にふさわしい者」とが同一人物とは限りませんが)に対して何らかの手を打たなくてはなりません。ふーむ、「放課後怪奇倶楽部」ででもやってみるか(笑)。

 あれ?そういえば……「冷たき刻印」って、結局何だったんだ?

 か、肝心な事が解っていなかった……。


1999/03/23

ボックス版“クトゥルフの呼び声TRPG”のルールブックに収録されていた、「冷たき刻印」において引用されている「グラーキの黙示録」の部分です。

 地下の夜の中の深海の向こうに、巨大なレンガ造りの壁へと通じる小道がある。壁の向こうには、イゴールナクがいる。ぼろをまとった目のない闇の怪物がイゴールナクに仕えている。もう長い間、イゴールナクは壁の向こうで眠っている。レンガを乗り越えてそこに入り、眠るイゴールナクの体の上を横断する者がいても、それがイゴールナクだとは気がつかないであろう。しかし、彼の名を口にしたり、書き物の中にある彼の名を読んだりすれば、彼はやってくる。礼拝されるために、あるいは食うためにやってくる。自分が食う相手の姿と魂を乗っ取るのである。書き物の中にある邪悪な事柄を読んだり、心の中で彼らの姿を求めたりする者がいれば、邪悪を呼び起こすことになる。イゴールナクが再び人間どもの間を歩き回ることになる。歩き回りつつ、彼はあの日を待つのである。地球から人間が一掃され、クトゥルフが海藻の中の墓場からふたたび立ち上がる日を、グラーキがクリスタル製の落し戸を押し開ける日を、エイホートの子が日の光の中へと生まれ出る日を、シュブ・ニグラスが月のレンズを砕くために進み出る日を、ビヤーティスがその牢獄から飛び出てくる日を、ダオロスが幻影を引きちぎり、その陰に隠されていた現実をあらわにする日を、彼は待つ。

(グラーキ黙示録、第12巻より)

やはりプロの翻訳の方が格好良いですねぇ。


2000/06/11

"THE CREATURE COMPANION"における「イゴーロナクの子供」“クトゥルフの呼び声TRPG”用データをトラペゾヘドロン様が翻訳し、提供してくださいました。ありがとうございます。


2001/03/23

"THE KEEPER'S COMPANION"における「グラーキの黙示録」“クトゥルフの呼び声TRPG”用データをけえにひ様から提供していただき、翻訳しました。ありがとうございます。


2001/06/29

"Encyclopedia Cthulhiana"における「イゴーロナク」の項をけえにひ様から提供していただき、翻訳しました。ありがとうございます。

イゴーロナク

頭部が無くて両手の掌に口を持つ、しまりのない身体をした人間という姿をとるグレート・オールド・ワンです。イゴーロナクは降臨する際に人間に憑依するので、その姿の正確な細部は選ばれた人物によって変化するかも知れません。

 イゴーロナクはその時間のほとんどを、人類には知られていない場所にある巨大な壁の背後で過ごしています。彼は地球における自分の信仰の新しい司祭を選び出すためにのみ顕現します。これらの待祭は普通、異常な欲望を抑制している人々の間から選ばれ、イゴーロナクは彼への隷属の見返りに、それらの欲望を体験する自由を彼らに与えます。結果的に、彼の崇拝者はほとんどいない代わりに特に堕落した存在となり、孤独に自身の倒錯にふける事を好みます。「貪りし手の息子」という名の最も大きな教団でも、世界中でわずか百人ほどの構成員しかいません。

 イゴーロナクが訪れたり影響したりする事が出来るのは、「グラーキの黙示録」のページ――第十二巻の特定のページなのか、あるいはどの巻のどのページでも良いのかは定かではありませんが――を読んだ事のある人間に対してだけです。そのような条件が必要なので、イゴーロナクが攻撃する事の出来る人間は極めてまれです。この神は今のところ、その影響する領域を率先して拡大しようとはしていないように見えます。しかし将来はそれも変化するかも知れません。

 グレート・オールド・ワン、グラーキの黙示録、セヴァーン渓谷を参照。

("Cold Print", Campbell(O); "Two Minutes on High", Nagel; "Love's Lonely Children", Watts(G).)


2003/04/03

新たに得られた下記の情報をもとに、要約の各章をかなり修正してみました。

 Googleで検索した"Delta Green Mailing List"等において「冷たき刻印」に関する文章を参照してみると、物語の前半でストラッツが探し求めている書物について、私が大きな勘違いをしていたらしい事がわかりました。このメーリングリストにおける「イゴーロナクとサディズム及びマゾヒズムとの関連」についての質問に対して、ある回答者が「冷たき刻印」の内容を以下のように紹介しています。

この小説には(子どもを殴る事からも性的快感を得ているという意味では)心底サディスティックな性癖を持っている男性教員が登場し、鞭打ち等に関する安っぽいポルノ小説を入手するために、古本を扱っている書店を何軒か訪れます。そのような書店のうちの、ある一軒の店主がイゴーロナクの化身/司祭なのです。

 この「鞭打ち等に関する安っぽいポルノ小説」は、要約においてストラッツが店員に見せている「鞭打ちの達人 ヘクター・Q著」を指しています。この解説から、彼の本探しの対象は主にポルノ小説であり、作品中で言及されている本もほとんどはその種のものであるらしいという事が推測されます。つまり、彼は「危ない本マニア」と言うよりも、変態性欲ものの安っぽいポルノの愛好家と言った方が良く、少なくとも禁断の知識の探求者ではなさそうです。それ故要約の文章において、登場する本を「禁断の知識の書物」、そしてストラッツをその探求者であるかのように解釈している部分を修正してみました。

 またメーリングリストでは、イゴーロナクが司っている(関係している)のは「倒錯や人格のマイナス面、邪さ」といったものであり、必ずしも性的要素は含まれないのではないかと言われていました。

イゴーロナクの本質を引きつけ、そしておそらく創造しているものは、性的な力ではなく、安っぽく無益で役立たずの二流品を故意に抱え込むという、堕落の持つ力なのです。

 別の議論では、聖書におけるサタンの持つ諸属性をイゴーロナクに付与してはどうかという提案や、「七つの大罪」に基づいてこの神の悪行を発想しようという意見もありました。

 「堕落の素質のある人間がその内に秘めている欲望」を解き放させようとするイゴーロナクに狙われた事から逆に考えると、ストラッツはこの種の本を読むだけでは自身の欲望を解消・抑制出来なさそうな人間なのだと思われます。近所の悪ガキを殴りつける事を夢想したり、同じアパートの別の部屋で娘さんが折檻されている音(ベッドのスプリングの軋む音?)を聞いたりして興奮するというのは、やはり彼の抑制の箍(たが)が外れかかっているという事を描写しているのでしょう。

 中盤の書店主の台詞にある「書物を読む時にその内容を心の中にありありと思い浮かべるというあの虚しい行為」の部分は、やはりポルノ小説を読んでハァハァするという事を指しているのでしょうか……。この付近の書店主の言い回しは未だ解釈の不確定な部分が多く、鋭意努力中です。


D20版「クトゥルフの呼び声」におけるイゴーロナクのデータがWizards of the Coast社のウェブサイトに公開されていました(現在は削除)ので、ケイオシアム版の参考になりそうな部分を引用・参照してみます。

正気度喪失について:ケイオシアム版では「人間からイゴーロナクに変身するのを見た場合に失う正気度ポイントは1/1D20です。」とのみ記されていましたが、D20版では以下のように、各々の場合に喪失する正気度ポイントが決定されています。

 D20版になっても正気度に関するルールにはあまり変更点がないようなので、上記の正気度喪失ポイントはそのままケイオシアム版に導入する事が可能だと思われます。なお、ケイオシアム版において記述がなかった事を考えると、人間がイゴーロナクの化身へと変身するのを目撃した場合の正気度喪失ポイントと、イゴーロナクの化身を見た場合の正気度喪失ポイントは、重複しないとした方が良さそうです。

化身(人間への憑依状態)と本体との関係について:D20版には、人間に憑依して出現するイゴーロナクはあくまで化身であり、本体は別の場所に(封印または非活性の状態で?)存在しているのかも知れない、という記述があります。

イゴーロナクの真なる姿は、煉瓦の壁の向こう側に拡がる、広大な地下の廃墟に囚われた、頭部の無いとてつもない大きさの巨人であると言われています。しかしそれは単なる神話であり、この神はその憑依した肉体を除いて、いかなる有形の実体も持っていないという可能性もあります。

 また、ケイオシアム版のあるシナリオに出現する、女性に憑依したイゴーロナクの姿も正式に採用されています。その股間には「あり得ないほど鋭い歯の並んだ、よだれを垂らしている巨大な第三の口」が形成されているのです。この姿のイゴーロナクを見て失う正気度は2/1D20+1ポイントです。ちなみにそのシナリオでは、この姿のイゴーロナクを目撃した男性キャラクターが狂気に陥った場合、女性恐怖症(ジネフォビア)にかかる可能性があるとされています。

 それから、かなり重要な情報だと思うのですが、イゴーロナクの両手にある口はあくまで「肉を引き裂き血をすする」ためだけに存在し、「接触」呪文等によって化身としての姿で現れた時も、それらの口を使って崇拝者達に語りかけたり応答したりするような事はないそうです。

 なお、イゴーロナクに憑依された人間はその肉体が変貌する際に着ていたものを全てずたずたに引き裂かれてしまいますが、人間に戻った時もこれらの衣服は不動明のようにひとりでに元に戻っていたりはしないそうです。ですから「(憑依の)犠牲者は裸で血塗れになった状態で意識を取り戻す事になります」。

戦闘について:イゴーロナクは敵と判断した者(この神を満足させるだけの生贄を捧げられなかった崇拝者も含まれます)を即座に攻撃し、相手を全滅させるか自分の憑依している肉体が破壊されてしまうかするまで、戦闘を中止する事はないそうです。

 D20版のイゴーロナクの攻撃手段は従来の「両手の平の口」(あるいはそれに加えて「股間に付いた口」)ですが、それに付属する特殊効果は異なっています。最初に攻撃した時、口は噛みつきによって、「両手の口」なら2D6+11、「股間の口」なら3D6+11の物理的ダメージを与えます(なお、上述のケイオシアム版のシナリオでは特にダメージの違いは設定されていませんでした)。そして、それ以降の毎ラウンド、口は相手に噛みついたまま「吸血」を行い始めるのです。もっとも、この「吸血」は何故か名前とは異なり、犠牲者の「知力」と「判断力」を吸収します。これは(おそらく何らかのロールに成功して口の噛みつきを振りほどかない限り)自動的に行われ、それらの能力値に対する永久的なダメージになるのです。ちょうど、ケイオシアム版にあった「タッチ」が「むさぼり食う」攻撃と組み合わされたような形です。逆に、ケイオシアム版にある「いつまでも化膿して閉じない傷口」という肉体への永久的なダメージは無くなっています。

 ちなみに、上記の攻撃によって「知力」あるいは「判断力」の値が0になった犠牲者は、いわゆる植物人間状態になります。そしてイゴーロナクはそれ以降、いつでも好きな時にその犠牲者の肉体に憑依し、この世界に顕現する事が出来るようになるのです。この効果はケイオシアム版においても、INTかPOWを完全に吸収されてしまった人物の末路に応用出来ます。


2004/04/06

 数年前に「にゃるらとてっぷホテル」の掲示板「メインダイニングルーム」に書き込んだ、「イゴーロナクと邪悪との関係」についての考察を見つけました。まるでイゴーロナク神自身に憑依されていたかのように饒舌な文章を書いていたので、こちらに転載しておきます。

Subject: 恋愛レベレーションVol.12
Date: 2001/09/04 03:01

今ちょうどイゴーロナクの出てくるシナリオを読んでいるのですが、かの神もあんまり明確な悪意は持っていないみたいですよ。

イゴーロナクにとっては邪悪で堕落した人間の精神と肉体が、自身を崇拝させるための司祭、あるいは自身がこの世界に顕現して他の生命体を貪り喰らうための器として必要かつ適切であるという事のようです。

ですからニャルラトテップのように悪意によって人間を破滅に導く、というような行為はせず、単に堕落した人物と接触してそれに憑依してしまうだけのように思われます。

さらに、その要求される堕落の度合いはかなり低いというか、さらなる堕落の見込みがある人物なら現在の状態を問わず接触してみるようですね。神々の魂であるが故に人間の魂に興味を示す(?)ニャルラトテップとは異なり、その人間の人格等には興味が無く、それ故その人格が持つ悪の概念も特に深淵である必要はないのでしょう。

そして憑依の結果として、その人物はさらなる堕落を可能にする能力を手に入れる事になるそうです。逆に、そのような能力を手に入れるために(つまりイゴーロナクに憑依されたいがために)邪悪や堕落に手を染める輩はいるのかも知れません。

もっとも、憑依後もイゴーロナクはほとんどの時間を宿主の中で微睡んで過ごし、その間の働きかけと言っても、その人物が正気度を完全に失っていても一応普通の生活が出来るようにサポート&カモフラージュをしてやるぐらいのようです。

以下は私の推測なのですが、おそらく宿主が悪事をなし、それがその人物の維持出来る限界に来た時、イゴーロナクが顕現してその悪の限界を乗り越えるのではないでしょうか。

正気度を完全に失わない限り、人間には良心というものが残っています。それが悪事の際にも「私にはこれ以上は出来ない。」という悪の限界として働くのです。いわゆる「良心の呵責」というやつですね。

しかしイゴーロナクに憑依されると、その悪の限界、つまりその人物にとって現時点での悪の絶頂に来た時にイゴーロナクが顕現してしまい、後は神が自身の欲求を満たすべく行動してしまうのです。もちろんその行動はおぞましく忌まわしいものですが、神にとっては当然の事で、いわゆる悪意は存在していません。

実は設定では、イゴーロナクが顕現している間、その宿主の精神は別の次元に幽閉され、しかも神がなす一部始終を全て同じように経験する事になっています。つまりそれによってその人物の正気度はどんどん失われ、良心の呵責も摩滅してしまうのです。これが結果的に宿主の悪の限界を拡大する事になるのではないでしょうか。

宿主の側でのより積極的な解釈をすると、恣意的には克服出来ない良心の呵責をイゴーロナクに取って代わってもらう事によって処理しようという事なのかも知れません。「さらなる堕落を可能にする能力」にはこのような意味も含まれているのでは……。(以下略)


2012/01/27

Arc Dream Publishing社の"The Unspeakable Oath #19"に掲載されている、イゴーロナクの下級の奉仕種族「イゴーロナクの情人」"Paramour of Y'golonac"の“クトゥルフ神話TRPG”用データを翻訳してみました。

“コール オブ クトゥルフ d20”のように、人間に憑依して顕現したイゴーロナクの姿を「化身」として、イゴーロナク自身とは特性の異なる存在であるとする設定は、有味風様の「終末同盟」に掲載されている“クトゥルフ神話TRPG”リプレイ「Super 8」においても採用されています。なお、このリプレイは"Worlds of Cthulhu #2"収録の同名のシナリオのネタバレなので、閲覧には注意してください。


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