越後長岡

新潟県第二の都市長岡。東京からも上越新幹線、関越道とアクセスがいい。
最近では「米百ぴょう」のエピソードで注目され、花火大会、多くの有名人、
何かと興味深い町です。街を歩いているとアーケードのある歩道、道路の真ん中
に雪を溶かすパイプが張り巡らされ、いたる所に雪国の顔も覗かせてくれる。
 町の郊外に悠久山公園という江戸時代からの大きな公園がある。池の周辺に
松や多くの桜があり、市民の憩いの場。天守閣を模った博物館には歴史的な資料
が多く、長岡入門には欠かせない。
 戦国時代には上杉謙信が活躍し、江戸時代譜代の名門である牧野家の城下町
として豊かな越後米とともに発展した。そして、幕末の北越戦争のおりには家老で
あった河合継之助が登場する。先見の明と政治手腕、戦略家としても非常に興味
深い人物だ。司馬遼太郎「峠」「花神」をはじめ多くの作品で紹介されましたね。明
冶の世まで生きてて欲しかった人物。
 「真珠湾」で有名な海軍元帥山本五十六も長岡藩士の子として歴史に登場する。
人間味あふれる軍人として好きだが、終戦まで生きていたら評価も変わっていたか
もしれない・・・・・。
 長岡の近郊からは総理大臣田中角栄が生まれたり、最近では漫画の名作「夏子
の酒」の舞台になった。長岡を訪れるたびに思うが、北越戦争、長岡大空襲と小さな
地方都市が130年余りの短期間に二度も壊滅的な打撃を受け、そして奇跡的に
復興している。この町には物凄いパワーがあり、多くの人物が生まれる土壌があるの
かもしれない。
 縁があって、今までに多くの長岡人と知り合いになったが、皆に共通していることは
忍耐強くいつも向上心を持っている。皆、僕に多くの夢を語ってくれた・・・・・・。

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蒼紫神社

長岡藩ゆかりの神社で
あり、藩主牧野家の墓
がある。

長岡のシンボルは「不死鳥」
戊辰戦争、空襲と二度の復興
を果たした力強さを市章にして
いる。

海軍トリオ(米内・山本・井上)の話

三鷹と太宰治

新潟県長岡市

歴史・物語の舞台を歩く
清水園(新発田市)
城下町歩き 越後村上

河合継之助 終焉の地

南会津 只見町

米百俵 関連

長岡を語る上で忘れられない人物
である河合継之助。幕末の長岡藩
7万4千石に彗星のごとく現れ、藩政
改革、軍制改革を行い、陽明学を基
に抜群の行動力とグローバルな発想
で、北越戦争の中で長岡藩中立の
計略を考えた。
 明治まで生きていれば、優れた政治
家、将軍、経済人・・・・と国際社会で
日本を動かしていた。
 

司馬遼太郎「峠」の旅

山本五十六の生家(市内山本公園)

長岡が生んだ海軍提督。米国との
和平に努力したが実現できず、皮肉
にも真珠湾攻撃時の司令長官になる。
河合継之助と同様に歴史に翻弄される。


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