フランコ・コレッリに捧ぐ

Omaggio a Franco Corelli



この写真は、1971年のコレッリ初来日時にプライベートに撮影された撮影者の方の許可を頂いて、掲載しています。
転載は、固くお断りいたします。

2003年10月29日19時30分(イタリア時間)、二十世紀を代表する偉大なるテノール、フランコ・コレッリがミラノにて逝去しました。享年82才。
2日後の10月31日、ミラノのサン・カルロ教会にて、葬儀が執り行われ、ロレッタ夫人の他、生地アンコーナの市長、ミラノ市長、スカラ座支配人カルロ・フォンターナ、マグダ・オリヴェーロ、レイラ・ゲンチェル、アンドレア・ボチェッリらが参列しました。棺は人々の拍手に送られて教会を出、火葬に付された後、ミラノ記念墓地に埋葬されました。

マエストロの死の直後に、私がネット上で見た中では、最もコレッリ追悼に大きく紙面を割いたイタリアの新聞のサイトは、パルマの地方紙 "Gazzetta di Parma" のそれでした。さすがはオペラを愛する町、そしてコレッリが数々の名演を残したテアトロ・レージョを戴く町です。以下、同紙に掲載された記事の要訳を試みてみました。

さようなら、コレッリ <ディーヴォ>であり紳士だった人

声による奉仕の極上のテクニック


フランコ・コレッリの亡くなる2年前、2001年10月15日に、ミラノ スカラ座にて フランコ・コレッリを称える夕べ "Omaggio a Franco Corelli" が開催され、私はその直後にスカラ座の公式ホームページ内のScalabookstoreから当夜のカタログを取寄せました。
内容はジャンカルロ・ランディーニ Giancarlo Landini 「黄金のスカラ座」 "La Scala d'oro"、アルベルト・シニガーリャ Alberto Sinigaglia によるフランコ・コレッリ本人へのインタビュー、コレッリのスカラ座公演・録音記録、それに白黒の美麗舞台写真が多数。若き日のコレッリの勇姿ばかりでなく、二十世紀中葉のスカラ座の黄金時代の雰囲気を垣間見ることができます。
以下、インタビュー部分の訳を試みてみました。

Omaggio a Corelli フランコ・コレッリ・インタビュー抄訳 T スカラ座デビュー、歌手になるまで など

Omaggio a Corelli フランコ・コレッリ・インタビュー抄訳 U 偉大なる指揮者たち など

Omaggio a Corelli フランコ・コレッリ・インタビュー抄訳 V マリア・カラスの思い出、未来への遺言



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